お風呂の排水口の詰まりと逆流の原因と対処法について

水のコラム

2021年09月13日お風呂のつまり

お風呂の排水口の詰まり原因とは

お風呂の排水口が詰まって水が流れず、気づいたら軽く足元が水たまり状態になっていることはありませんか？
同じ現象で悩んでいる方のために、この記事ではお風呂の排水口が詰まる原因についてご紹介していきます。
原因を知ることで防止対策や正しい対処ができるので、ぜひ目を通してみてください。

・流れが悪い原因①髪の毛が絡まっている
お風呂の水の流れが悪い理由で最も多いのが髪の毛です。
人はシャンプーをすると、切れ毛を含め抜ける髪の本数は毎回100本以上抜けると言われています。

家の排水口のヘアキャッチャーはサイズが大きいことが多いので詰まりにくいですが、賃貸は小さいのですぐいっぱいになります。
そのため、賃貸の方は特に毎日するか2日に1回のペースで掃除をしないとすぐ流れが悪くなるので、小まめにしましょう。

・流れが悪い原因②皮脂や石鹸のカスが一緒に絡まっている
ヘアキャッチャーに絡まっている髪の毛に、皮脂や石鹸のカスがついて詰まっているのも多く見る原因の一つです。

皮脂や石鹸のカスはかなり細かいので、絡まりあっている髪の毛の隙間に入り込んでしまいます。
そうなるとやはり水は流れなくなってしまうので、気づいたら水たまり状態になっているというわけです。

・流れが悪い原因③固形物が詰まっている
排水口の掃除のために歯ブラシを使っていたら滑って落とした、カミソリを落として先端の替え刃が落ちたという方も中にはいらっしゃいます。
固形部は溶けることもないので詰まってしまいます。
自分で取れないくらいの深さに落ちてしまった場合は、水道のプロに依頼しないと難しいです。

お風呂の排水口の詰まり対処法をご紹介

お風呂の排水口が詰まったとしても、プロに相談しなくても自分で対処ができることものもあるのでご紹介します。
取り除くための道具も簡単に手に入るので、ぜひ家に一つは常備しておきましょう。

・パイプユニッシュでぬめりと髪の毛を溶かす
商品名の歌で締めくくられるCMでお馴染みの「パイプユニッシュ」です。
「パイプユニッシュ」なら、触りたくない髪の毛や皮脂などの塊も溶かしてくれるので、非常におすすめです。

使い方も簡単で、気になる排水口やヘアキャッシャー、排水管にかけて放置しておくだけになります。
掃除する時間がない忙しい方にもおすすめです。

・塩素系・重曹＋クエン酸を使って歯ブラシで磨く
塩素系または重曹＋クエン酸を使って、歯ブラシで気になるところを磨くのも手段の一つです。
詰まった時の対処だけでなく、年末の大掃除などにもおすすめです。

ただし塩素系の洗剤を使う場合は、有毒性があるため必ず喚起しながら掃除をしてください。
もし気分が悪くなったら無理せず途中で中止して休みましょう。

お風呂の排水口から水が逆流する原因とは

詰まりとは別に、お風呂の排水口から水が逆流するときの原因についてもご紹介します。
水が流れていったと思ったら急に逆流することがありますが、実は詰まりと深い関係があるケースもあります。

どのような関わりがあるのか、洗い場から湯船に逆流する理由を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

・逆流の原因は皮脂や髪の毛の詰まり
排水口に髪の毛や皮脂、石鹸のカスが詰まると完全に水が流れなくなります。
完全に流れない時に逆流がおきる他、まだ少し水が流れるほどの隙間があって流れるものの、途中で詰まって急に逆流することもあります。
先ほど詰まりの項目に書いた気づいたら水たまり状態になっているのは、いえば逆流が起きているせいです。

・洗い場の水が湯船に逆流するのは二つの原因にあり
お風呂の洗い場のお湯が逆流して湯船から出てくる原因は、整流ブロックが汚れていることと整流ブロック自体がついていないことにあります。
整流ブロックというのは、湯船の排水トラップの中にある部品です。

湯船の排水管と洗い場の排水管はつながっているため、この整流ブロックがきちんと作動しないと逆流します。
整流ブロックは簡単に取り外し可能なので、部品をとって掃除することも可能です。