水のコラム
お風呂の排水口が詰まる原因は4つ！原因別の対処法もご紹介します
お風呂は詰まりやすい！
水の流れが悪くなったり、排水口から水が逆流したりしていませんか？それらはもしかしたら、お風呂の排水口の詰まりが原因かもしれません。お風呂は髪の毛をはじめ、目には見えない汚れが蓄積し、詰まりを引き起こします。髪の毛や汚れを放置しておくと、汚水だけでなく、害虫まで逆流してしまうのです。ここでは、詰まりが発生する原因と、自分でもできる解消法をお伝えします。
お風呂の排水口が詰まる原因は？
お風呂の排水口が詰まる主な原因は、「髪の毛」「石鹸カス」「皮脂汚れ・垢」「固形物」の4つです。まず、お風呂が詰まる原因としてもっとも多いのが、髪の毛です。髪の毛は、一日で平均50〜100本抜けるといわれています。
とくに、髪の長い方や家族が多いご家庭では、髪の毛がゴミ受けにたくさん溜まっていることも多いでしょう。シャンプーなどの石鹸カスや皮脂汚れ・垢は髪の毛に付着をして、さらなる詰まりを引き起こすのです。面倒ですが、毎日お風呂に入るたびに、ヘアキャッチャーに溜まったゴミを取り除くことをオススメします。
また、固形物がいつの間にか流れ、詰まりの原因となっている可能性もあります。固形物は、シャンプーの袋の切れ端、カミソリの刃など、さまざまなものが考えられます。ヘアキャッチャーに溜まっていればいいですが、気づかずに排水管の奥に流れ込んでしまった場合、自分で取り除くことは難しいでしょう。その際には、水道業者に依頼をすることをオススメします。
詰まりが発生する場所
詰まりが発生しやすい場所は、「浴槽の排水栓」「洗い場の排水口」「排水トラップ」「排水管」の4つです。とくに排水トラップにはゴミが溜まりやすい部分ですが、分解して掃除をすれば、詰まりが解消される場合があります。ただし、排水トラップを掃除しても解消されない場合は、排水管に問題があるかもしれません。排水管の清掃は高圧洗浄機を使う必要があり、自身で対処するのは難しい場所です。
自分でできる詰まりの解消方法
詰まりが発生した場合には、場所によっては自分でも解決できる対処法があります。原因別に対処法をご紹介していきましょう。
・髪の毛にはパイプクリーナー
パイプクリーナーやパイプユニッシュなどには、「次亜塩素酸ナトリウム」という成分が含まれています。この「次亜塩素酸ナトリウム」は、タンパク質に有効な成分のため、髪の毛をはじめ、お風呂の詰まりに適しているのです。
・皮脂汚れや石鹸カスにはお酢と重曹
皮脂汚れや垢は目には見えませんが、排水口で髪の毛と一緒になると、ヘドロのような塊になります。そんな皮脂汚れは、酸性、石鹸カスはアルカリ性のため、どちらにも有効なお酢と重曹を混ぜて掃除をしましょう。ただし、掃除をする際には二酸化炭素が発生するため、十分な換気を行ってください。
・固形物にはラバーカップや真空式パイプクリーナー
ボトルのキャップなど、固形物が排水口に落ちた際には、ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使ってみましょう。ラバーカップとは、一般的に「スッポン」と呼ばれるもので、トイレの詰まりによく使われます。真空式パイプクリーナーもラバーカップと似ており、より吸引力が強いものです。ただし、固形物を取ろうとして奥へ押し込んでしまうと、さらに症状が悪化する場合があります。排水管の奥へ流れ込んでしまったら、専門の業者に連絡をしましょう。
・ワイヤーブラシ
ワイヤーブラシで排水管の詰まりを解消することもできます。また、ワイヤーブラシは、針金のハンガーで代用も可能です。
詰まりは日頃の予防から！
詰まりを悪化させると、汚水だけでなく、害虫までも逆流してしまいます。恐ろしい事態にならないためにも、日頃から予防をしておくことが大切です。まず簡単にできる予防策として、ヘアキャッチャーのゴミは、入浴のたびに取り除きましょう。ヘアキャッチャーを通り抜けてしまう髪の毛をなるべく逃さないためにも、ヘアキャッチャーに髪の毛のネットを被せるのも有効です。
また、排水トラップを掃除するのも習慣にしておきましょう。ゴミが溜まりやすい場所の掃除をすることで、詰まりが発生するリスクは軽減されます。分解も簡単なので、少なくとも週に1度は掃除をしましょう。
排水トラップの掃除とともに、パイプクリーナーを使用するのもオススメです。日頃から予防をしておけば、詰まりが発生するする可能性が減りますが、それでも固形物が流れてしまったり、自分で対処できなかったりする場合もあります。また、そもそも原因がわからないこともあるでしょう。そんなときは、迷わず専門業者へ相談することをオススメします。
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