水のコラム
キッチンで発生する悪臭の消し方
一人暮らしのキッチンは臭くなりがち
一人暮らしをしている方の中にはキッチンの掃除のやり方が分からなかったり、仕事で忙しくてつい掃除を後回しにしてしまったりする方が多く、キッチン周りに汚れが溜まりがちです。シンク内や排水口にゴミが溜まると徐々に雑菌が増えて汚れが肥大化し、ヌメリやカビとなって悪臭を放ちます。
特に夏場は食材カスや食べ残しがすぐに腐ってしまうため、小まめな掃除が必須です。今回はキッチンで溜まった汚れを落として、悪臭をスッキリさせる方法をご紹介します。
悪臭を根本から解消する手順
キッチンで発生する悪臭は原因や場所ごとに対応が異なります。それぞれのケース別に具体的な対処法をみていきましょう。
カビやヌメリが原因の悪臭を取り除く
調理の際に発生した生ゴミや食べ残しは、夏などの気温の高い時期では一晩放置するだけでも腐敗します。内部で発生した雑菌は水が溜まりやすい場所で繁殖して、ヌメリやカビとなってこびり付きます。こうした汚れには塩素系漂白剤などのハイター洗剤を使用することが最も手っ取り早くておすすめです。吹きかけて浸して流すだけなのでとても簡単ですが、使用する際の注意点が3つあります。
①換気をしながら行うこと
強い塩素臭を放つため、必ず2箇所以上窓を開けたり換気扇を回したりして空気を循環させましょう。
②直接洗剤が肌に触れないようにする
ハイターは非常に強力な洗剤なので、肌に触れると炎症を引き起こす可能性が高いです。ゴム手袋やゴーグルをするなどして、しっかり対策を取りましょう。
③他の洗剤と混ぜ合わせて使用しないこと
ハイター系の洗剤は、酸性洗剤と混ぜてしまうと人体に有毒なガスを発生させます。そのため、酸性洗剤を使ってキッチンを掃除した場合は1日空けてから使用しましょう。
以上の3点を守って使用すれば、塩素系漂白剤は非常に便利なお掃除グッズです。注意点をよく確認した上で使用しましょう。
排水口周りのパーツに不具合があると下水臭が漏れ出す
排水口には、下水からの悪臭に蓋をする役割の排水トラップと呼ばれる装置が搭載されています。こちらの排水トラップに破損やひび割れが発生していると、そこから下水臭が漏れ出してしまいます。排水口から下水臭がする場合はゴミ受けを外して排水トラップをよく確認しましょう。破損していなかった場合でも、設置位置がズレている可能性があります。排水管に蓋をするように覆いかぶさっている状態が正しいので、そこからズレている場合は設置し直してください。
また、シンクの下の収納スペースから下水臭がする場合は排水管と塩ビ管をチェックしましょう。シンクで使用された水は、排水管と塩ビ管を通って床下の水道管へと流れていきます。この排水管と塩ビ管の接続部が緩んでいると、そこから悪臭が漏れ出してしまいます。それだけでなく水漏れの危険性も考えられるので、しっかり接続されているか確認しましょう。
緩みを確認するには指で接続部のナットを触ってみてください。この時、簡単にナットが動いたり回せたりする場合は、レンチを使ってしっかり締め直してください。
悪臭を防ぐための予防策
下水臭のような設備の不具合はともかく、食材カスや生ゴミ類による悪臭は雑菌が原因だとわかりました。今後キッチンで発生する悪臭を防ぐためには、雑菌を繁殖させないようなしっかりとした除菌対策が重要になるのです。雑菌を繁殖させないために、日々の調理で発生したゴミはなるべくすぐに取り除きましょう。そのままゴミ箱に捨てては雑菌が繁殖する場所がゴミ箱に移動するだけなので、正しい生ゴミの捨て方をご紹介します。
・生ゴミの捨て方
ゴミ受けに溜まった生ゴミ類は、まずキッチンペーパーや新聞紙に包んで水分を吸収させましょう。腐敗は水分を含んだ状態で発生するため、水気を奪うことで腐敗のリスクを抑えられます。そして、水気を吸ったゴミはビニール袋に入れて密封してからゴミ箱に捨てましょう。こうすることで万が一腐敗しても悪臭が外に漏れず、コバエも寄り付かないので安心です。
そして、ゴミ受けにアルミホイルを丸めて作った球を2個程入れておくことをおすすめします。アルミホイルには抗菌作用のある金属イオンが含まれているため、こちらをゴミ受けに置いておくだけでも雑菌の繁殖を抑えられます。
キッチンの臭いはなら水道職人へお電話ください
なら水道職人は大和郡山市、香芝市、天理市、大和高田市、広陵町、田原本町、斑鳩町など奈良県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。キッチンをはじめ、お風呂やトイレ、または洗面所などに発生したトラブルにも適切に対処し、水漏れに加えて詰まりなどの緊急性の高いトラブルにも電話一本で駆け付けます。水回り全般のトラブルでお困りの方は、ぜひ気軽になら水道職人にお問い合わせください。
