水のコラム

台所(キッチン)のシンクをきれいに掃除しよう

2021年11月05日  台所のお掃除

食材を扱うキッチンは、汚れやすいシンク周りをきれいにすることで、常に衛生的な状態にしておくことができます。特に食中毒の多い季節にはシンク周りを清潔に保つことは大切で、コバエの発生を抑えたり、排水口の詰まりを予防する効果も期待できます。いろいろなお掃除グッズも売られていますし、DIYできれいに掃除してしまいましょう。

どうしてシンクが汚れるのか

汚れを落とすには、その汚れが何であるのかを知っておくことが大切です。原因が分かれば、何が効果的なのかを知ることができるので、掃除もしやすくなります。見当違いの方法で掃除をしても、あまりきれいにはならないでしょう。

・油汚れ
キッチンの特徴は、まず、家の中で唯一油を使う場所であるという点が挙げられます。多少の油分を含むものは他の水回りでも使うことがありますが、サラダ油や天ぷら油など、油そのものを使うのはキッチンのみです。油はそのまま放置しておくと、酸化して樹脂のようになってしまい、一般の洗剤では落ちにくくなるので、汚れたらすぐに掃除しておくことが大切です。

・水垢
水道水は水だけでなく、いろいろなものが含まれています。水は酸素と水素からできていますが、水道水にはカルシウムやマグネシウム、シリカなどが含まれます。雨水が元になっているので、土壌を流れるうちに、いろいろな成分が溶け込んでいるのです。

・せっけんカス
キッチンでは洗い物をするので、どうしてもせっけんカスなどの洗剤のカスが残ります。せっけんカスは脂肪酸カルシウムが主体であるため、放っておくとこびりつき、除去しにくくなります。シンク以外でも同様ですが、早めに掃除すれば、簡単に汚れは落とせます。

・サビ
シンクはサビに強いと言われるステンレス製ですが、誤った使い方をするとサビが発生してしまいます。錆びにくいのは確かですが、ほとんどは鉄で構成されているため、お手入れを怠ればサビの発生は防げません。しかし、軽度の内に掃除をすれば、簡単にきれいに落とせます。ひどくなるとかなり研磨が必要になるので、気づいたら早めに対処しましょう。

シンクの掃除

シンクはいろいろな汚れがつきますが、まめに掃除をしていれば、それほど汚れることはありません。しかし、汚れを放置していたり、掃除がきちんとできていなかった場合は、残った汚れは頑固な汚れになってしまい、落としにくくなってしまいます。

とはいえ、日々の手入れはそれほど難しくはありません。水を含ませたスポンジにキッチン用洗剤をつけて洗うだけです。注意点はシンクの目に沿って拭くこと。ステンレスの場合、目に逆らうと傷が入ってしまい、光沢がなくなるだけでなく、汚れが付きやすくなってしまうのです。また、シンクは意外と水に弱いので、掃除のあとはふきん等でしっかりと拭き取りましょう。

しっかりと掃除をするのであれば、塩素系の漂白剤を使用します。洗面器等でお風呂よりちょっと熱めのお湯に漂白剤を溶かし、ふきんを浸して軽く絞ります。そのふきんでステンレスの目に沿って拭いて汚れを落とします。その後、ふきんを水に浸して軽く絞り、汚れと漂白剤を拭き取ります。最後に乾いたふきんで水分を拭き取ってしまえば終わりです。

排水口の掃除

排水口は、ゴミ受け等もあるので、シンク以上に汚れやすい場所です。また、汚れやごみをきれいにしておかないと、詰まりの原因にもなってしまいます。悪臭の原因にもなりかねません。ゴミ受けに溜まった食材カスなどを捨て、きれいに掃除をしましょう。

キッチンでのお掃除には重曹が便利です。100均で購入できますし、何より安全です。最初に、排水口の部品を外し、分解します。部品はキッチン用の洗剤を使って洗うか、重曹を振りかけてからブラシでこすり洗いしてもかまいません。

ゴミ受けのかごはスポンジでは目の部分がきれいにならないので、使い古しの歯ブラシなど、小さなブラシを使って洗います。部品の掃除が終れば、組み立てて元通りにします。最後に排水口にしっかりと重曹を振りかけます。上からクエン酸水、もしくは、お酢をかけて発泡させます。30分ほど放置した後に、40度くらいのお湯で洗い流します。この方法でゴミ受けだけでなく、そのあとに続く排水ホース等もきれいにすることができます。

はやりのセスキ炭酸ソーダ

お掃除グッズとして、セスキ炭酸ソーダが良く使用されていますが、重曹とどこが違うのでしょうか。セスキ炭酸ソーダは重曹と炭酸ナトリウムでできているため、重曹と同様の効果をもってはいますが、より環境にやさしく、素材の臭いもないのが特徴です。

実際に使用する場合は、水に溶かすことになりますが、弱アルカリ性となるため、素手で触れないようにする必要があります。アルカリ度が重曹に比べて高いため、重曹より油汚れに強いといった特徴があります。その分、肌などへの影響も強いので取り扱いには注意しましょう。

掃除をさぼるといろいろなトラブルも

シンクを始め、キッチンや水回りでは、きちんと掃除をしなければいろいろなトラブルが発生してしまいます。排水で下水まで流れていきますが、汚れていると下水までの途中で詰まってしまい、水が流れていかなくなってしまうこともあります。つまりの場所によっては自分ではどうすることもできないこともあるのです。そういった場合は、水回りの専門業者に相談してみましょう。

なら水道職人は、生駒市、香芝市、奈良市、五條市、御所市、広陵町など奈良県内でさまざまな水回りのトラブルに対処している専門の業者です。水回りで困ったことがあれば、なら水道職人にご相談ください。

なら水道職人 0120-492-315

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