水のコラム

水分補給の重要性とその正しい方法~水分補給の日~【水道職人:公式】

2025年05月15日  その他


5月15日が「水分補給の日」ということをご存じでしょうか?
水分補給の日は、ステンレス製魔法瓶などの製造・販売をしている、サーモス株式会社によって制定されました。
 
私たちの体にとって水分は欠かせない存在です。
しかし、忙しさにかまけて水分補給を忘れてしまうことも少なくはありません。
とくに気温が上がり始める5月は、体の内側からのケアが大切です。
 
今回は、水分補給の日にあわせて、水分補給の役割やタイミング、正しい飲み方などをご紹介します。
 

身体の60%は水分でできている


私たちの身体の約60%は水分で構成されています。
 
血液やリンパ液、細胞内液など、体内のあらゆる機能を支える基本要素が水です。
水分は体温調節や老廃物の排出、栄養素の運搬など、多岐にわたる役割を担っています。
そのため、適切な水分補給は健康維持にとって不可欠です。
 

脱水症状の初期サインに注意を


水分が不足すると、まず現れるのが軽い脱水症状です。
のどの渇きや口の乾燥、頭痛、めまいなどの症状が見られます。
これを放置すると、集中力や判断力が低下し、重度の場合は熱中症や意識障害にまで発展します。
 
とくに高齢者や小さなお子様はのどの渇きを自覚しにくいため、周囲が意識して水分補給を促す必要があります。
 
また、気温が高くない時期でも湿度が高ければ汗として水分が排出されていきます。
湿気が増え始める5月からの時期は、梅雨入りや初夏の気温上昇に伴い、身体からの水分喪失が目立つ季節です。
 
なお、プールやエアコンが効いた環境でも水分は失われていきます。
体感温度とは関係なく、水分補給しましょう。
 

正しい水分補給の方法とは?


脱水症を予防するためには、どのように水分補給をすればよいのでしょうか?
 

こまめに飲む

脱水症を予防するために大切なことは、「こまめに飲む」ということです。
 
一度に大量の水を飲んでも、身体はすべてを吸収できません。
むしろ胃腸に負担がかかり、トイレが近くなるなど逆効果になる場合もあります。
 
こまめに少しずつ水分補給することが、脱水症予防に重要です。
 

水を飲むおすすめのタイミング

こまめな水分補給が難しいと感じる方は、飲むタイミングを意識してみてください。
理想的な飲み方は、1日に6~8回に分けて200ml程度ずつ飲む方法だと言われています。
 
起床後、食事中やその前後、入浴前後、就寝前などのタイミングが効果的です。
とくに起床後の水分補給は、寝ている間に失われた水分を補うために重要です。
 

飲み物の選び方も大切

水分補給では、飲み物の種類も重要です。
 
一番のおすすめは水。
カフェインを含むコーヒーや緑茶、アルコールなどは利尿作用があり、水分補給としては不向きです。
脱水症予防の観点では、水が最も適していると言えるでしょう。
 
ただし、運動をしているときや、汗をかいているときは水だけではなく、ミネラル分も必要です。
スポーツドリンクや清涼飲料水は、運動時や発汗が激しい場合には有効だと言われているため、水の代わりに飲むこともおすすめです。
 
また、経口補水液(ORS)やナトリウムを含んだ飲料も、運動後や夏場に活用してください。
 
しかし、スポーツドリンクや清涼飲料水は糖分を多分に含んでいるため、大量摂取は糖尿病などの病に発展する恐れがあります。
常飲するのではなく、状況に応じて飲むようにしましょう。
 

高齢者におすすめの工夫

高齢者の水分補給には、味や温度に工夫を加えるのが効果的です。
 
白湯にレモンを少しだけ加えたり、ハーブティーにしたりするなど、飲みやすい工夫をすることで、自然に摂取量が増えます。
また、果物やスープ類からも水分は摂取できます。
 

乾く前に飲むが基本

忘れてはならないのが、「気づかないうちの脱水」です。
 
のどが渇いたと感じる時点で、すでに体内の水分は不足し始めています。
乾きを感じる前に飲むことが水分補給の基本。
 

外出先でも水を携帯する習慣を


水分補給をこまめに行うためには、外出時や通勤通学中も、マイボトルやペットボトルを携帯し、意識して水分を取るようにしましょう。
 
最近では、スマートウォッチやアプリで飲水タイミングを通知してくれるツールも増えています。
忙しい方にはこうしたデジタルツールの活用もおすすめです。
 
また、マイボトルを持ち歩けば、給水スポットで冷えた水を給水することが可能です。
コンビニで水を買うよりもお財布に優しく水分補給できます。
 

水分は美容にもダイエットにも効果的


水分補給は美容にもダイエットにも効果的です。
 
肌のうるおいを保つには、体内からの水分補給が重要です。
また、代謝を促進し老廃物を排出することで、身体の内側から美しくなれます。
 
ダイエット中でも、水分補給は積極的に行うべきです。
空腹感と渇きは似ているため、こまめに水を飲むことで食べ過ぎを防ぐ効果もあります。
 
さらに、代謝を維持し、筋肉の働きも助けるため、運動の効果を高めてくれます。
 

病気予防としての水分補給


水分補給は、病気の予防にもつながります。
 
水分予防で防げる病は脱水症や熱中症だけではありません。
尿路感染症や便秘、血液のドロドロ状態を防ぐためにも、しっかりと水を取ることが推奨されています。
 
とくに高齢者においては、これらの症状は命に関わるリスクもあるため、水分摂取は日常管理の一部と言えるでしょう。
 
意外に思うかもしれませんが、冬場や冷房の効いた室内でも水分は失われています。
空気の乾燥や皮膚からの蒸発によって、体内の水分は気づかない間に減っていくのです。
 
季節に関係なく、年間を通して水分摂取を意識することが、病気予防にも重要です。
 

5月15日は「水分補給の日」


5月15日は「水分補給の日」として制定されており、日常生活の中で水分摂取を見直す良い機会となっています。
しかし、水分補給の日が耳慣れない方もいらっしゃるかもしれませんね。
 
水分補給の日は、ステンレス製の魔法瓶などの製造や販売を行っている、サーモス株式会社(東京都港区)が制定した日です。
日付の由来となっているのは、サーモス株式会社が行った実験により、水分補給に最適な温度は、5~15℃だということが実証されたためです。
 
水分補給の日には、マイボトルの使用を推奨したり、水分補給に適した温度の情報発信などが行われたりしています。
 
参考:サーモス 5-15℃ PROJECT┃サーモス株式会社
 

水分補給の見直しを


5月15日の「水分補給の日」は、水分摂取の重要性への気づきを再認識するための良いきっかけです。
水分補給の日を境に、自分や家族の水分摂取習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
 
コップ一杯の水が、今日の健康だけではなく、明日以降の健康を支えてくれるかもしれません。

なら水道職人 0120-492-315

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