水のコラム
実はよくあるトラブル!?浄水器の修理とメンテナンスのポイント【水道職人:公式】
私たちの毎日の生活には水が欠かせません。
その水をより安心・安全にするためのアイテムとして、浄水器を利用しているご家庭も多いのではないでしょうか。
蛇口に取り付けるタイプやビルトイン型、据え置き型など、浄水器の種類はさまざまありますが、使い続けるうちにトラブルが発生することも少なくはありません。
今回は、浄水器の修理やメンテナンスについてご紹介します。
トラブルを防ぐための予防策や、自分でできるチェックポイント、修理が必要な症状などをご紹介していくので、参考にしてみてください。
浄水器の種類とそれぞれの特徴
最初に、一般家庭で利用されている主な浄水器の種類と特徴を簡単に確認しておきましょう。
蛇口直結型
蛇口に直接取り付けるタイプの浄水器で、設置も簡単です。
比較的安価で手軽に導入できるのが魅力でしょう。
カートリッジの交換時期を守れば、長期間トラブルなく使えますが、使用回数が多い場合には接続部分のパッキンの劣化などが起こることもあります。
据え置き型
シンクの横などに置いて使用するタイプで、蛇口からホースで接続して浄水を行います。
カートリッジの性能が高いものが多く、飲料水だけではなく調理にも安心して使える点がメリットです。
ビルトイン型(アンダーシンク型)
シンク下に設置するタイプで、見た目がスッキリしているのが特徴です。
長期的な利用を前提にした高性能モデルが多く、設置には工事が必要ですが、その分浄水能力や耐久性が高い製品となります。
浄水器でよくあるトラブルとその原因
浄水器は水まわり設備品です。
キッチンの蛇口と同様に、経年劣化などでさまざまなトラブルが発生します。
水漏れ
浄水器の水漏れは、最も多いトラブルのひとつです。
原因としては、接続部分のゆるみやパッキンの劣化、内部部品のひび割れなどが考えられます。
特に蛇口直結型では、取り付け・取り外しを繰り返すことで徐々に劣化が進みやすくなるでしょう。
水の出が悪い(水圧が弱い)
フィルターの目詰まりが原因で水の出が悪くなることがあります。
このケースでは、カートリッジの交換時期を過ぎている可能性が考えられるでしょう。
また、ホース内部に空気が入っている場合も、水圧が不安定になります。
異音がする
据え置き型やビルトイン型に多い症状で、フィルター内部に空気がたまっていることが主な原因です。
空気抜きを行うことで改善されることが多いですが、空気が原因ではなく内部部品の劣化による振動音という可能性もあります。
カートリッジが外れるもしくは装着できない
カートリッジの設置がうまくいかないときは、本体側の接合部分が変形していたり、パッキンが傷んでいたりすることがあります。
無理に装着すると水漏れにつながるので注意が必要です。
自分でできる!浄水器の点検と簡単な修理方法
浄水器の故障は、症状次第では自分で対処することも可能です。
浄水器の状態を点検し、症状の確認を行ってから修理を検討しましょう。
水漏れチェック
水漏れがある場合は、どこから漏れているのかをティッシュペーパーで確認しましょう。
水器を拭いたり、根元に置いたりしたティッシュペーパーにじみがあれば、その部位の締め直しやパッキン交換を行うことで改善できることがあります。
カートリッジ交換
使用期限を過ぎたカートリッジは浄水性能が低下するだけではなく、内部でカビや雑菌が繁殖することもあります。
メーカーが指定する交換時期を守り、定期的に交換しましょう。
空気抜き
異音や水の出が悪いと感じたら、ホースやフィルター部分に空気がたまっていないか確認しましょう。
水を流しながらホースをゆっくり上下に動かすことで、空気を抜くことができます。
プロに依頼すべき修理とは?
浄水器の修理は、自分で行うことで症状が悪化するケースがあります。
本体内部に破損や亀裂がある、漏水が止まらない、ビルトイン型で取り外しが難しい、カートリッジを交換しても不調が続く、フィルターから異臭など。
このような症状が出ている場合には、メーカーや専門業者に修理を依頼した方が良いでしょう。
特にビルトイン型の浄水器は、配管や接続部材が複雑なことが多く、素人では原因特定が難しいこともあります。
無理に分解すると、保証対象外になってしまうこともあるため注意が必要です。
修理よりも交換すべきケースとは?
浄水器が故障した場合、修理ではなく買い替えたほうが良いケースもあります。
使用年数が10年以上経過している、部品供給が終了している、修理費が新品購入費を上回る、複数回修理しても再発するなど。
このようなケースでは、浄水器の買い替えをご検討ください。
特に長期間使用している浄水器は内部の樹脂やゴム部品が経年劣化しているため、トラブルが繰り返し起こることもあります。
思い切って交換する方が、長期的な目で見ると費用が抑えられるでしょう。
浄水器の長寿命化のためにできること
トラブルを未然に防ぎ、浄水器を長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが重要です。
- カートリッジを定期的に交換
- 旅行などで浄水器を使わない時間が長くなるときは、浄水器を外すか、水を流しておく
- 定期的に本体を拭き掃除し、汚れや水垢を取り除く
- メーカーの点検サービスを活用する など
少し手間に感じるかもしれませんが、手間を惜しまないことで、浄水器の長寿命化がかなうのです。
浄水器を安心して使い続けるために
浄水器を安全に利用するためには、些細な異変でも放置せず、早めの対応がカギになります。
水の味が変わったと感じるときや、水漏れを発見したとき。
そんな小さな気付きが、大きなトラブルを未然に防ぐ第一歩です。
なら水道職人では、浄水器の取り付けや修理・点検に関するご相談を承っております。
お困りごとがあれば、お気軽にご連絡くださいませ。
なら水道職人は、お客様の快適な水まわり環境づくりのパートナーとして、いつでもサポートいたします。