水のコラム
世界水の日とは~世界中が水問題を解決できる日を目指して~【水道職人:公式】
3月22日は「世界水の日」です。
世界水の日は国際デーの一つで、1992年に制定されました。
水は無限に湧き続けるものではなく、限りのある資源です。
そして、水の中でも「きれいな水」と呼ばれる透明で健康を害さない水を使えるのは、世界でもごくわずかです。
世界水の日は、限りある資源の水を守るために、世界中がきれいな水を使えるようになるために、制定されました。
今回は、世界水の日についてご紹介します。
世界水の日のテーマと活動
1992年6月3日から14日にかけて、ブラジルのリオデジャネイロで国連会議の「地球サミット(環境と開発に関する国際連合会議/UNCED)」が開かれました。
同サミットでは、「アジェンダ21(21世紀に向けての行動計画)」が話し合われ、世界の水についても議題が上がりました。
そして、「世界水の日」を制定することとなったのです。
翌年1993年から毎年3月22日を世界水の日とすることに定め、水資源の開発や保全、アジェンダ21の実施に向けての啓発を行う日としました。
世界水の日には、国連が定めたテーマに則(のっと)り、各国の地域でさまざまな活動が行われます。
たとえば、水道職人が毎月寄付を行っている国際NGOであるウォーターエイドでは、「Blue4Water」を実施しています。
Blue4Waterは、世界を青色に染めることで、世界が抱える水の問題に興味を持ってもらおうというものです。
また、イギリスに拠点を置く日本法人であるキットベンキーザー・ジャパン株式会社は、「水の惑星プロジェクト」を実施しています。
水の惑星プロジェクトでは、水の大切さを学び、節水を促すというものです。
他にも、WEBから参加できる「ウェビナー(インターネット上で開催されるセミナーやワークショップ)」が開催されたり、各種SNSで情報発信されたりしています。
なぜ世界水の日が制定された?
「水の惑星」と呼ばれる地球は、水問題を抱えています。
そして、水問題を解決するためや、世界中できれいな水を使えるようになるため、貴重な水資源を守るため、世界水の日は大事な役割を担っているのです。
きれいな水は少ない
日本は豊富な水源に恵まれ、水道法で水道水の管理が徹底されているため、常にきれいな水道水を使うことができます。
しかし、世界では約18億人が、有害物質や雑菌に汚染された水を使うことを余儀なくされているのです。
汚染された水を使うことでコレラや腸チフス、赤痢、ポリオなどに感染するリスクが高まります。
結果、毎年約85万人もの方が、汚染された水が原因となり亡くなっているという悲しい現実があるのです。
需要と供給の変化
地球温暖化の影響や人口の増加、工業用水などによる水の汚染で、水資源は枯渇の危機に瀕しています。
現在地球上にある水資源の内、人間や動植物が利用できるものはわずか0.02%です。
年間取水量(年間で水を取水する量)は、年間排出量(年間で湧き出る水)よりも少ないと言われていますが、上記のようなさまざまな要因により、各地で水不足が発生しています。
世界気象機関(WMO)の予想では、2050年には世界で約50億人が水不足に陥るという試算が出ています。
なお、2050年の世界の総人口数は、約97億3,000万人になるという予想が立っているそうです。
人間も動植物も、水がなくては生きられません。
今のままのペースで水資源を消費し続ければ、あと25年ほどで、水不足で世界の約半数の方が亡くなるという試算でもあるのです。
参考:将来の汚染により水不足に陥る世界の河川流域が3倍に増加┃ネイチャーコミュニケーションズ
水紛争
世界では水紛争が起こっています。
水資源は決して平等に使えるものではないのです。
日本では地方自治体が水道を管理しているため、出自や格差などに影響されることがなく、誰でも水道水が使えます。
しかし、世界では貧富の差や、住んでいる場所によっては水が使えません。
水を使うために争いが起き、人が亡くなります。
以前は石油の奪い合いをしていましたが、現代では水の奪い合いが起こっているのです。
参考:「水がないと生きられない…」 資源の奪い合いは石油から水へ┃NHK 国際ニュースナビ
私たちにできること
SDGsでは、世界が抱える水問題を解決するために「目標6:安全な水とトイレを世界中に」を掲げています。
目標6では8つのターゲットを設定しており、6-1と6-2は、世界中できれいな水を使えるようにするための内容や、世界中でトイレを使えるようにするための内容となっています。
そして、6-3から6-8では、限りのある水資源を保全・回復するためのさまざまな内容が組み込まれているのです。
企業や団体は、SDGsに則って水資源を保護するための働きを行っています。
しかし、個人個人が好きに振る舞っていては目標6を達成できないでしょう。
家事やお風呂で水を出しっ放しにせずにこまめに止めたり、汚水を排水管以外に流したり、海や川にポイ捨てしたりしないように気を付けましょう。
小さなことでも積み重ねれば大きくなります。
一人ひとりができる範囲のことをするだけで、水資源は守れるのです。
参考:6.安全な水とトイレを世界中に┃公益財団法人日本ユニセフ協会
水道職人は世界にきれいな水を届ける活動を支援しています!
なら水道職人の本社である株式会社N-Vision(広島県広島市)では、ウォーターエイドの活動に賛同し、毎月寄付を行っています。
なら水道職人は、地域密着型の水まわりのメンテナンスサービスを提供している会社です。
修理にお伺いすると、蛇口などの鉄材を含んだ製品の交換が発生します。
これらの廃鉄を、弊社では捨てることはなく売却しています。
売却した鉄はリサイクルされ、新たな製品へと生まれ変わるでしょう。
そして、売却して得たお金を、ウォーターエイドに毎月寄付しているのです。
なら水道職人は、水に関わる会社との一員として、限りのある資源を無駄遣いすることがなく活用し、世界中がきれいな水を使える環境になるための活動に加われるように、これからも精進してまいります!