水のコラム

浴室の壁の塗装はDIYでできる!塗料の種類もご紹介

2024年08月07日  お風呂


浴室の壁のカビが目立ってきたときや、壁の塗膜剥がれが気になってきたときに、DIYで壁の塗装をする人もいらっしゃいますよね。
 
浴室の壁の塗装を行うことで、新築のときのような見た目を取り戻すことができ、既存の塗料と色を変えることでイメージチェンジを図ることもできます。
 
しかし、塗料には種類があり、どの塗料を選択すれば良いか分からない人もいらっしゃるのではないでしょうか。
また浴室の塗装をDIYで行うことには、メリットだけではなくデメリットもあります。
 
今回は浴室の塗装で使用できる塗料のご紹介や、塗装を行うメリット・デメリットをご紹介していきますので、参考にしてみてください。
 

DIYで使用できる塗料は種類が豊富


浴室の壁の塗装で使用できる塗料には、エポキシ塗料やアクリルウレタン塗料、シリコン塗料などがあり、それぞれに特徴があります。
 

エポキシ塗料

エポキシ塗料とは、高い防水性や、光沢性と耐久性に優れた塗料です。
浴室の壁だけではなく、浴槽や浴室の床の塗装にも使用できます。
 
エポキシ塗料の中にはサテン調に仕上げられるものもあり、高級感を感じることができるでしょう。
 
硬貨時間は夏場で約1~2日、冬場は約2~3日です。
硬貨が完了するまで浴室が使用できなくなるため、塗装するタイミングに注意が必要です。
 

アクリルウレタン塗料

アクリルウレタン塗料は、浴槽の塗装に適した塗料です。
車の板金塗装でも使用されている塗料のため、見かけたことがある人も多いかもしれません。
 
浴槽の大半はFRP素材で造られており、アクリルウレタン塗料はFRP素材と相性が良いと言われているのです。
 
浴室の壁にFRP素材を使用しているご家庭がある場合、アクリルウレタン塗料で塗装することができます。
 

シリコン塗料

シリコン塗料は耐久性が高く、防汚性や防カビ性にも優れています。
長期間きれいな状態に保つことができるため、コーティングとして使用されている塗料です。
 
シリコン塗料を使用することで、傷がつくことを防止したり、掃除がしやすくなったりします。
 

塗料を選ぶポイント


ホームセンターなどで販売されている塗料の中には、「ユニットバスや浴槽には適しません」という注意書きが記載されている場合があります。
 
これは車で使用できる塗料やヨットで使用できる塗料の場合、耐熱性が足りていないことが多いからです。
 
浴室は湯を使用したり、浴室換気乾燥暖房機を使用したりするため、耐熱性も求められます。
 
浴室の塗装をDIYで行う場合、浴室で使用できる塗料を購入するようにしましょう。
 
また既存の壁の材質によって使用できる塗料と使用できない塗料があるため、既存の壁の材質の確認を行うようにしてください。
 

浴室の壁をDIYで塗装するメリット


浴室の壁をDIYで塗装すると、費用を抑えられることや、好きな色にできること、カビの予防ができるなどのメリットがあります。
 

費用が抑えられる

壁のカビや汚れが気になり、浴室の壁の交換や、浴室そのものを交換しようと思うと、多額の費用が発生します。
しかしDIYで壁の塗装を行えば、発生する費用は塗装のための材料費だけで抑えることができるでしょう。
 
費用を抑えつつ、浴室の壁を一新したいときにDIYでの塗装は効果的です。
 
また賃貸住宅で加工が自由にできる住居契約の場合にも、塗装はおすすめです。
壁の交換などの施工を大家や管理会社に相談した場合、承諾を得るのは難しいことが多いでしょう。
このようなときは塗装をすることで、きれいな壁を手に入れることができます。
 
ただし一般的な住居契約では、退去時に原状回復の義務が発生するため、壁の塗装を勝手に行うと多額の退去費用が発生する恐れがあるので、注意が必要です。
 

好きな色にできる

壁の色に見飽きたときや好みの色ではないときなど、好きな色で塗装することで、ご自分好みの壁色に変えることができます。
 
業者に依頼して塗装をする場合、ご自分好みの塗料の取り扱いがないこともあるでしょう。
DIYであれば、国産製品や国外産の製品など、幅広く探して購入することができるため、好みの色を選択することができます。
 
また一面一色ではなく、色を途中で変えるなども自由にできるでしょう。
 

カビの予防

浴室の壁はカビが発生しやすく、気が付けばカビだらけになっていることがあります。
カビは胞子をまき散らし増殖を繰り返し、身体にも重大な悪影響を与えるでしょう。
 
壁の塗装を行うと、カビを塗装の下に埋めることができるため、カビの胞子が浴室内に広がることを予防する働きが期待できます。
 

浴室の壁をDIYで塗装するデメリット


浴室の壁をDIYで塗装するデメリットには、技術が足りないと塗膜が剥がれてしまうことや、タイルは塗装できないこと、塗料をごみとして処分できない自治体があることが挙げられます。
 

塗装には技術が必要

浴室の壁の塗装は、下地を適切に選ぶところから高い技術が求められます。
下地や塗料には水性と油性があり、ご家庭の浴室の壁の状態により、水性を選択するか、油性を選択するかを見極めなくてはなりません。
 
水性は築年数が浅く経年劣化が少ない場合に使用し、油性は築年数が経過している場合に使用すると良いでしょう。
水性の下地の方が臭いが少なく、その上に塗る塗料を選びませんが、油性の下地の方が浸透性と耐久性に優れます。
 
塗装の時は丁寧な下地の処理を行い、既存の浴室の壁に適した塗料を選定しないと、塗装した直後に塗膜がはがれるという事態が起こり得るでしょう。
 
塗膜とは、塗料を塗った後に塗料が硬化しできる膜のことで、私たちが日ごろ目にしている壁の塗料は、ほとんどが塗膜です。
塗膜が剝がれてしまうと、塗装前よりも壁が汚くなってしまう可能性があります。
 

タイルは塗装できない

タイルは塗料が密着しないため、塗装をすることができません。
 
タイルの目地にカビが目立つ場合や、タイルが割れて欠けてしまった場合には、タイルの欠損を補修するか、業者に依頼して壁の張り替えを行う必要があるでしょう。
 
浴室の状態によっては、浴室全体の改修に発展するケースもあります。
 

余った塗料はごみとして処分できない自治体がある

塗装をして余った塗料をごみとして処分したいと考えるかと思いますが、塗料をごみとして出すことができる自治体と、できない自治体があります。
 
奈良県奈良市では、塗料(ペンキ)をごみとして捨てることは禁止しており、塗料の販売店または処分業者への相談が必要になります。
 
塗料の捨て方を検索するとたくさん出てきますが、お住いの奈良県各自治体のルールに従うようにしてください。
 
参考:奈良市┃ごみの分別一覧

猫にシンナーの臭いは危険


昨今の猫ブームにより、猫を飼っているご家庭は増えています。
2024年の猫による経済効果は約2兆5000億円とも推測され、ネコノミクス史上最高値となっているのです。
 
猫の飼育数は約900万頭に増加し、2014年に犬の飼育数を超えたと言われています。
 
猫は室内での飼育が推奨されており、完全室内飼いのご家庭も多いのではないでしょうか。
 
室内で飼っている猫や犬などのペットにとって、塗料の薄め液や塗料の性能を高めるために使用されるシンナーは、大きなストレスを与えるものとなります。
 
私たち人間もシンナーの臭いに不快感を覚えることがありますが、人間よりも嗅覚が勝るペットにとって有害な成分となり得ます。
また誤ってシンナーや塗料を舐めてしまう恐れもあるため、大変危険です。
 
塗装をするときは、ケージやキャリーの中に入れ、ペットがいる部屋のドアをしっかりと閉め、ペットの元へ届く臭いが少しでも減るように工夫を凝らしましょう。
またペットホテルに預けることにストレスを感じないペットの場合、ペットホテルを活用するのも一つの手段です。
 
DIYではなく業者に依頼することになったときは、来訪者が多いことにもストレスを感じる可能性があるため、業者にペットがいることを伝えた上で施工スケジュールを立てましょう。
 
参考:Yahoo!ニュース┃【解説】ネコの経済効果「ネコノミクス」もすごい!“史上最高値”の約2兆5000億円 長寿化で?飼育頭数も最多に【#みんなのギモン】
 

まとめ

浴室の壁の塗装をすることで、自分好みの浴室の色に変えることや、カビの発生を予防すること、壁を一新することなどができ、メリットが多いです。
 
しかし塗装には技術が必要なため、DIYで行うときは塗膜が剥がれる可能性なども視野に入れておく必要があるでしょう。
 
また塗装の最中に塗料を浴室の水栓やシャワーなどに付着させてしまい、硬貨し剥がれなくなることもあります。
塗料が水栓の隙間に入り、硬化したことで使用できなくなることもあるでしょう。
 
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