水のコラム

水漏れをパテで補修する方法|注意点やポイントも解説

2023年07月21日  水漏れトラブル

水漏れをパテで補修する方法|注意点やポイントも解説

「水漏れが起きたけど自分で補修する方法はないの?」「パテで水漏れに対応することはできるの?」などと疑問に感じている方もいるでしょう。

はじめにお伝えすると、水漏れをパテで補修する方法は一時的なものでしかありません。パテで対応できなくなるとまた水漏れしてしまうので、あくまでも応急処置として考えておきましょう。

しかし、水漏れした際の応急処置は被害を拡大させないためにも重要なものです。そこで今回は、水漏れをパテで補修する方法をご紹介します。

パテとは

パテとは、木材や金属などの表面を平滑にするために使われる充填材料です。パテにはさまざまな種類があり、木材に使われる木製パテや、金属に使われるメタルパテ、石膏ボードに使われるガラス繊維入りパテなどがあります。

パテは基本的に表面をならすために使われます。例えば、木材の表面にあるキズや凹みを埋めたり、接着剤の跡を消したりなどです。また、パテは塗料の下地調整にも使われており、塗料を塗る前に表面を均一に整えることで、塗料の仕上がりをよくできます。

パテの種類

パテには、さまざまな種類があります。パテにはどのような種類があるのか、以下で詳しく解説していきます。

木製パテ:木材に使われるパテで、木材と同じ色に調色できます。乾燥後は木材と同じような質感になるのが特徴です。

メタルパテ:金属に使われるパテで、金属の凹みやキズを修復するために使われます。硬くて丈夫なので、金属の表面をきれいに整えられるのが特徴です。

ガラス繊維入りパテ:石膏ボードに使われるパテで、ガラス繊維が配合されているため、強度が高く、石膏ボードの凹みやキズを補修できます。

ポリエステルパテ:自動車や船舶などの修理に使われるパテで、耐久性が高く、塗りやすいため、広い面積にも使えます。

アクリルパテ:水性のパテで、柔軟性があり、割れにくい性質を持っています。外壁や屋根などの大規模な補修に使われることが多いです。

防水粘土パテ:手ごろな価格で手に入るパテ。金属以外にも、陶磁器やプラスチック、タイルなど幅広い素材に対応できるのが特徴です。

パテにもいろいろな種類があるため、それぞれの用途に合わせて使い分けることが大切です。水漏れに対応できるパテの種類は、メタルパテと防水粘土パテの2種類です。

メタルパテは他の種類の中でも少し高めの価格ではありますが、耐久性が強く、水漏れにしっかり対応できます。防水粘土パテは比較的取り扱いが簡単なので、手軽に補修できるのが特徴です。水漏れの度合いなどを確かめた上で、どのパテで応急処置をするのか決めましょう。

パテで水漏れを補修する方法

一般的に、パテは水漏れの補修には向いていません。水漏れしている場合は、原因箇所を特定した上で迅速に対応することが大切です。

パテを使って水漏れを補修すると、水圧に耐えられずに簡単に割れたり、再び水漏れが発生したりする可能性があります。しかし、業者が到着するまでの応急処置や水漏れの程度が低い場合には、パテでの対応が適している場合も。

ここからは、パテで水漏れを補修する方法を順番にご紹介します。

1.水を拭き取る
水漏れ箇所を確認し、水が垂れないようにタオルなどで水分を拭き取ります。水分が残っているとうまくパテがつかない場合があるので、しっかり拭き取って土台を整えておくことが大切です。

また、再び水漏れが起きないように、補修する際は止水栓を閉めてからおこないましょう。止水栓や元栓を閉めることで、配管の中に残っている水が出切った後は漏れ出さなくなります。

次に水漏れ箇所を表面から削り取り、削り取った箇所に油性塗料を塗りましょう。油性塗料を塗ることで、パテが接着するための下地が作れます。

2.原因箇所にパテを塗る
パテを適量取り、水漏れ箇所に均等に塗布します。隙間ができないように丁寧に塗ることがポイントです。押し込むように塗り込むことで、均一に塗りやすくなります。

3.固まるまで放置
パテを塗り終わったら固まるまで触らないでください。固まるまでの目安の時間は20分程度です。使うパテの種類によっては固まるまで1時間程度かかる場合もあるので、事前に確認しておいてください。

パテが完全に硬化したら、水を流してしっかり補修されているか確認しましょう。ただし、応急処置であるため、水漏れが再発する可能性があります。応急処置をした後は信頼できる業者に依頼して、根本的に修理してもらうことが大切です。

パテを使うときの注意点

パテを使う際には、注意しなければいけないポイントがあります。注意点を理解してから補修を行いましょう。

天候に気をつける
パテを使う際には、温度や湿度に注意してください。気温が低い日や湿気が多い日などの環境下では硬化が遅くなる場合があるため、うまく補修できない可能性があります。

中でも金属パテは湿気や気温の影響を受けやすい性質があるため、湿気が多い日や気温が低い日は避けた方が良いです。

水漏れは処置が遅れるとどんどん被害が進んでしまうため、迅速な対応が必要です。天気予報を確認して、天候や湿度に恵まれない場合は、業者に相談した方が良いでしょう。

補修する前に掃除する
パテを使う前に、補修する箇所をきれいに掃除し、油や汚れを取り除く必要があります。油や汚れが残っていると粘着度が低下してしまうため、うまく補修できなくなります。ドライヤーやクリーナーなどを利用して、きれいに掃除しておきましょう。

スピーディに作業する
パテは短時間で固まってしまうため、スピーディに作業することが大切です。作業が遅れると、均一に濡れずにムラができてしまう場合があります。ムラのある仕上がりになると、パテが薄い部分から水漏れが起きる可能性があるので注意が必要です。事前に手順を確認してから行うようにしましょう。

パテの使用が向かない場合も

水漏れの程度が激しい場合は、パテの使用は向いていません。パテでの補修はあくまでも応急処置となるので、激しい水漏れの場合は補修するのが難しいのです。パテが耐えきれなくなり、再度水漏れが起きてしまうかもしれません。

水漏れの被害が大きい場合は、自分で対応するのではなく業者に依頼することが重要です。

難しい場合は業者に依頼する

水漏れトラブルは自分で対応するのが難しい場合もあります。水漏れの程度が軽い場合はパテで補修できることもありますが、程度が重い場合はパテでは対応しきれなくなってしまいます。

また、パテの塗り方にもコツがあるため、しっかり工程を踏まなければうまく補修もできません。専門業者に依頼することで知識と経験が豊富なプロが対応してくれるため、水漏れトラブルに迅速に対応してくれます。

水漏れの程度に合わせて最適な修理方法も提案してくれるため、自分で対応するのが難しいと感じた場合は信頼できる業者に相談してみましょう。

まとめ

パテにはいろいろな種類があり、水漏れに対応できるものもあります。水漏れの対応に向いているパテはメタルパテと防水粘土パテの2種類です。しかし、パテの扱い方にはポイントがあるため、事前に使用方法を確認しておくことが大切です。

水漏れがひどい場合はパテでは対応しきれないため、早急に信頼できる業者に相談する必要があります。いざという時にすぐに相談出来るようにするためにも、事前に信頼できる業者を見つけておくことが大切です。信頼できる業者を探す際は、実績や実際に利用した方の口コミを参考にしてみましょう。

また、1つの業者だけではなく、複数の業者を比較することで、より信頼できる業者が見つかりやすくなります。

なら水道職人 0120-492-315

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