水のコラム

水道工事はなぜ高い?適正価格・適切な選び方を解説

2023年02月28日  水回り

キッチンやお風呂場、トイレなど住宅にはいくつもの水周りが設置されていますが、毎日使う場所だからこそ、水漏れやつまりといったトラブルが起きると不安になりますよね。

このようなトラブルを解決するのが水道業者ですが、その修理費用については「やや高いような気がする…」と感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、水道工事料金がなぜ高いのか、理由や適正価格、適切な選び方について解説します。

本来は作業時間=値段だった水道工事料金

昔は作業時間に対して値段が決められていたことがほとんど。

水道が普及し始めたのは江戸時代です。江戸時代よりもっと前の時代では、川からくみ上げた水や井戸の湧き水を使用していた日本。しかし、水質問題や江戸の人口増加に伴い、現代とほどちかい水道施設が設けられるようになりました。

現在は作業項目によって値段が異なる
日本各地で人口増加が起き、水道が普及するようになったことで、住宅やマンション、会社などを建てるようになります。その結果、水道修理や住宅・会社などへの引込工事を行う必要性が高まってから、作業項目によって値段が異なるようになった、と言われています。

水道工事料金が高くなる4つの理由

江戸時代から水道が普及し始め、現代の水道へと進化を遂げた水道工事ですが、近年ではその費用がやや高く感じてしまうことも少なくありません。

しかし、水道工事料金は水道業者に支払う料金であり、顧客では内情を知ることができないため、実態が見えず高く感じてしまうとも言えます。水道工事費用は、必ずなんらかの理由によって設定されているものです。

悪徳業者のように稼ぎたい分だけ費用を上乗せする場合は別ですが、信頼できる水道業者であれば、なんらかの理由によって価格設定をしているはずです。ここでは水道業者の価格設定について考えられる理由を4つご紹介します。

工事用の工具
水道工事では高圧洗浄機のほか、ドレンクリーナーやトーラーといった専門道具を使うことがほとんど。これらの道具は家庭用とは違い強力な威力を発揮するため、その分費用も500,000円~1,000,000円ほどと高額です。一括で購入する、または分割で購入するとしても、その料金を回収しなければならないため、工事費用に道具分を上乗せすることがあるのです。

移動時間
水道工事業者は、依頼主である顧客の元へ車で移動するのが一般的です。

顧客目線だと「たった5分で終わる作業なのにどうしてこんなに高いの?」と思うことも多いですが、水道工事作業員の移動や点検・作業などの工程を考えると“費用=作業費+交通費+購入した道具代+α(交換した部品や修理した箇所の修繕に使った道具など)の費用”と、さまざまな費目が含まれていると考えられるでしょう。

人件費
水道工事業者には複数人の作業員や事務員などが所属することがほとんど。規模的にはそこまで大きくはないものの、それでも10人ほどの社員が在籍しているのが一般的です。

社員として在籍している以上、給料は月給です。従業員の給料を確保するため、水道工事費用にその分上乗せしている場合もあります。

広告宣伝費
公式ホームページを運営していたり、新聞や雑誌、テレビやWeb媒体などで広告を掲載したりする際は“広告宣伝費”が必要です。

チラシを印刷するだけでもクオリティ重視で作成すればそれだけ費用が高くなってしまうもの。そのため、水道工事費用にそれらを上乗せして価格設定することもあります。

信頼できる水道業者を選ぶポ6つのイント

さまざまな水道工事業者がある中から、信頼できる業者を選ぶためには重視したい6つのポイントがあります。高額な費用を請求されたり雑な作業をされてトラブルが広がったりしないよう、以下のポイントを重視した上で水道業者選びを進めましょう。

・適正価格かどうか
・水道局指定業者かどうか
・実績・運営体制
・アフターフォローの有無
・無料見積もりの有無
・相見積もりの実施

適正価格かどうか
水道業者を選ぶときは、できるだけ複数の業者を見て適正価格を調べることが大切です。その理由は水道業者によって価格設定が異なるためです。近年増加傾向にあるWeb記事では、水道業者の価格相場を調べることができます。水漏れやつまりなど、さまざまな作業項目にまつわる修理費用の相場を閲覧できるので、まずは最寄りの水道業者が適正価格であるかを調べてみましょう。

水道局指定業者かどうか
水道業者には“水道局指定業者”や“水道局指定外業者”と2パターンあります。水道局指定業者とは、法律や法令などによって定められた基準を適切に施工・対応できると認定された業者のことです。お住まいの市区町村にある水道局が指定した水道業者であれば、信頼できる業者と判断できるでしょう。

一方、水道局指定外業者(非指定業者とも呼びます)では、対応可能な作業項目が限られます。給水管の入れ替え作業が伴う工事などは、水道局指定外業者は法律・法令によって認定されていないことから受けることができません。

そのため、依頼する際は二度手間、二重の費用がかかることになってしまいます。費用を最小限に抑えたうえで信頼できる業者を選びたいときは、できるだけ水道局指定業者を選ぶのが望ましいでしょう。

実績・運営体制
インターネットが普及した昨今では、検索エンジンなどを活用すれば水道業者の公式ホームページを閲覧することも可能です。そのため、これまでの実績や運営体制、対応速度などについても細かくチェックできます。

水周りのトラブルは、できるだけ実績豊富でありスムーズに対応してくれる業者を選びたいもの。そういった万が一のときでもスムーズに対応できる実績豊富な水道業者であるかを、公式ホームページなどを使ってチェックすると安心です。

アフターフォローの有無
水道業者が修理・工事を実施したとしても、水周りの異常が解決されていなかったり、トラブルが拡大したりすることもあります。そのようなときのために“アフターフォローの有無”についても確認すると良いでしょう。

アフターフォローの内容は、各水道業者によって異なります。そのため、どのようなアフターフォローがあるのかを細かく調べておくことで、施工・修理後のトラブルが起きても再度依頼しやすいでしょう。

無料見積もりの有無
水道業者によっては無料見積もりを受け付けているケースも多いです。無料見積もりを利用できれば、複数の業者の価格相場を確認できるほか、その対応速度についても実際に身をもって判断できます。

相見積もりの実施
相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取ることを指します。先述したように、無料見積もりを実施する水道業者は比較的多く、実際に見積もりを取れば、その価格帯や対応速度などについても身をもって判断できるでしょう。

一ヵ所の業者に絞ってしまえば「あっちの業者の方が安かった!」といった失敗につながる可能性もあります。

あとから失敗に気付いて落ち込んでしまわないよう、時間に余裕がある場合は、できるだけ相見積もりを実施して費用相場を把握するのが望ましいでしょう。

まとめ

本記事では水道工事費用がなぜ高いと感じるのか、その理由について詳しく解説しました。

顧客からすれば、価格設定の理由がわからないことから、作業項目によって変わったり水道業者によって価格設定が異なったりすると、どうしても安い業者を選びたくなるものです。

しかし本記事を通じて、水道業者なりに理由があってその価格に設定していることが理解できたかと思います。本記事でまとめた6つのポイントを活用して、信頼できる業者を選びましょう。

なら水道職人 0120-492-315

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