水のコラム

アパートが水浸しになったら?知っておきたい対処法と備え

2022年11月29日  水回り

アパートの自室が水浸しになってしまったら、まずは管理会社や大家さんに相談しましょう。

多くの場合、集合住宅での水漏れは自室の修理だけでは対応できないケースも多く、ご近所も巻き込んでの対応や管理者の判断が必要となります。

自分の部屋が原因の水漏れの場合は特に被害を最小限に抑えるためにも知っておきたい対策などをまとめていますので、現在集合住宅に住んでいる方は参考にしてください。

アパートが水浸し!最初にするべきことは「元栓を閉める」

アパートが水浸しになったことに気づいたら、まずは水道の元栓を締めてください。
床が水浸しになるくらいの水漏れの場合はすぐに元栓をと締めなければどんどん被害が大きくなってしまいます。

次に集合住宅の管理会社や大家さんに連絡します。
管理者から階下の住人に連絡するなど対応してくれるケースもあります。

また、管理者の判断にもよりますが自分で水道の修理業者に依頼する場合もあります。
自分での修理が難しい場合や水漏れ箇所がわからないときには、専門業者の力を借りましょう。また、水漏れがひどい場合にはできるだけ早く連絡し早急に対応してもらうことが重要です。

水浸しになるほどの水漏れが起きた場合は、家電製品や配管などに影響が出ているケースもありますので電気会社にも連絡しておくのが安心です。

水漏れ箇所にもよりますが、給排水管の破損等による水漏れの場合は電気系統への漏電の危険もあります。もしも漏電が起こった場合には火災や感電などの被害も引き起こす可能性がありますので、安全のためにも電力会社への連絡は忘れずに行いましょう。

様々な対処を行なった後、他の部屋に被害が及んでいた場合は直接謝罪しましょう。

とくに自身の過失による水漏れ被害の場合には、早めに謝罪することでその後の余計なトラブルが回避できるかもしれません。その際は謝罪とともに賠償についても誠心誠意対応させていただくことを伝えましょう。

ただし、上階で水漏れがあり自室が被害を受けた場合には直接上階の住人に伝えるのは避けたほうが良いでしょう。
その場合は管理者に連絡して対応してもらいます。

なぜなら、たとえ上からの水漏れによる被害の場合でも真上の部屋の水漏れによるものとは限らないからです。
給排水管の破損等による水漏れの場合には特定できるまでに時間が必要なこともありますので、自分で伝えようとしても誰に伝えるべきかを判断するのは難しいかもしれません。今後のトラブルを防ぐためにも管理者を通して連絡することが望ましいでしょう。

アパートが水浸しになる原因は?

アパートが水浸しになる原因には自分自身の過失によるものだけでなく、建物の設備に不具合が起きる場合もあります。

自室が原因となる場合
自分の過失による水漏れには、風呂や洗濯機の排水口の詰まりによる漏水や、シャワーの止め忘れなど様々な原因があります。特に排水口には髪の毛や石鹸カスなどで詰まりやすいため注意が必要です。

また、洗濯機の排水ホースが外れたことに気づかずに洗濯してしまい、水漏れが起こる場合もあります。
他にも、トイレが詰まる、ベランダの排水溝が詰まる、キッチンの排水管の目詰まりなど様々な原因があるのです。

建物の設備に不具合がある場合
アパートの水漏れには、給水管や排水管の劣化による破損が原因となる場合もあります。建物自体が古い場合は配管も古くなっているため修理や点検をしていても水漏れが起こる可能性はゼロではありません。また、地震などの自然災害によっても排水管の亀裂やズレが生じて水漏れが起こる場合もあります。

アパートの水浸しを予防する!日常的にできること

アパートの水浸しを防ぐために一番手軽にできるのはこまめに排水管の掃除をすることです。
風呂や洗濯機、洗面台などの排水口は髪の毛や石鹸カス、ホコリなどで詰まりやすく、排水管が詰まることで水の流れが悪くなり水漏れの原因になります。

また、風呂やベランダの水を出しっぱなしにしない、洗濯機の排水ホースが外れていないか確認する、トイレに異物を流さない、キッチンの排水口の掃除をこまめに行うなど日常生活のちょっとした心がけで水漏れを予防することができます。

アパートで水浸しになるほどの水漏れが起きた場合は他の住人にも影響が及ぶことが多く、被害は予想以上に大きくなる場合もあります。日頃から水回りの状態に気を配り早めに対処できるように心がけておくことが水漏れの予防や、被害を小さく抑えることにつながるでしょう。

アパートが水浸しになったときに使える保険とは

アパートで水漏れが起きたとき、保険で対応できる場合もあります。

火災保険
アパート契約時等に火災保険に加入していた場合は、火災保険が適用されるかもしれません。
火災保険とはいうものの、火災のみでなく水漏れによる被害も保証対象となっているものも多いため、まずは契約内容を確認してみることをおすすめします。ただし、火災保険が適応されるためには「自身の過失によらない場合のみ」というような適応条件もあります。

個人賠償責任保険
個人賠償責任保険が適応される場合もあります。
個人賠償責任保険とは、過失など自身の責任で相手の財産等に損害を与えてしまった場合に損害額を保証してくれる保険になります。この保険は火災保険のオプションとして加入している場合や、自動車保険、共済などで加入している場合もあります。

もしも、自分自身で加入していない場合でも、家族が契約している場合には家族の保険が適応される場合もありますので確認すると良いでしょう。個人賠償責任保険に加入していない場合は、自分が原因で起きた水漏れ被害で階下の住居に被害が及んでしまった場合、家電や住居の修理費用を実費で支払うことになります。

参考:アパートの水漏れ修理にかかる費用の目安
水漏れによる修理費用は、水漏れの箇所や被害の大きさ、被害を受けた場所の材質などにより様々ですが、概ね数万円程度とされています。ただし、水漏れにより家具や家電の買い替え、リフォームが必要となった場合はそれぞれにも追加費用がかかり、修理費用は更に高額になります。

まとめ

アパートが水浸しになってしまうほどの水漏れは、自身の不注意による場合と、建物の配管によることで起こります。なかでも、自分の不注意で起こる水漏れの場合は、普段の生活の中でちょっとした意識をもち対処しておくことで予防できるかもしれません。

こまめな掃除や水を出しっぱなしにしないこと、洗濯機の排水ホースを定期的に確認することなど日常生活の中で水漏れ被害を起こさないように気をつけましょう。

ただし、建物の経年劣化の場合には自分で注意していても予防することはできません。配管の劣化等による水漏れ対応としては、水回りの様子に変化があった場合や水漏れに気づいたときに被害を最小限に収めることが大切です。

水漏れを発見した場合は、まずは元栓を締め管理者に連絡しましょう。
その後管理者の指示に従って適切に対処してください。

水漏れ被害の際は原因により火災保険や個人場k症責任保険が適応になる場合もあります。
今一度、加入している保険の契約内容を確認し保証内容に過不足がないか、見直しをしてみることをおすすめします。

なら水道職人 0120-492-315

なら水道職人 0120-492-315