水のコラム

キッチンの排水口から嫌な臭いが!原因別の解消方法

2022年10月14日  キッチン

キッチンに入るたびに漂ってくる、排水口からの嫌な臭いに悩まされてはいませんか?

排水口は、汚れやゴミも流れて行ってしまうため、どうしても臭いの原因が生まれてしまいます。しかし、その臭いは何とか改善しなくてはなりません。そのためには原因に合った対処法がカギとなります。

また、臭いを予防するための効果的なコツについても触れています。習慣にすることで大きな効果に繋がります。ぜひ最後まで目を通してください。

キッチンの排水口から嫌な臭いが!原因は?

キッチンの排水口から漂う嫌な臭い、美味しい料理を作る気分も台無しですよね。食べ物を扱う場所だからこそ、「嫌な臭いをなんとかしたい!」と思う人も多いはずです。まずは、嫌な臭いの元は何なのか、原因を知ることから始めましょう。

ゴミ受けに溜まった汚れ

キッチンの排水口には、油汚れや食べ残し、野菜クズ、洗剤カスなど多くの汚れやゴミが流れて行きます。そのゴミや汚れがゴミ受けに溜まったままになってはいませんか?ゴミは取り除いていても、こまめに掃除はしていますか?

ゴミや汚れが付着したまま放置されていると、雑菌がどんどん繁殖していきます。その雑菌がヌメリとなって、次第に悪臭を放つようになるのです。

排水トラップの不具合

排水口の下には、排水トラップという設備が設置されています。排水トラップは封水と呼ばれる水を溜めることによって、下水から上がってくる悪臭や害虫の侵入を防ぐ役割があります。

この排水トラップに何らかの不具合があると、正常に機能せず、下水からの悪臭が上がってきてしまうことが考えられます。

排水トラップの汚れ

キッチンの排水口にはワントラップと呼ばれる排水トラップが使われていることが多くあります。

ワントラップも定期的に掃除していないと、汚れが溜まりやすく悪臭の原因になります。特にお椀型の部品の内側は要注意です。気づかないうちに、汚れがひどいヌメリとなって悪臭を放っている可能性があります。

封水がなくなっている

排水トラップがきちんと設置されていても、封水が溜まっていなければ、その役割を果たせません。

封水がきちんと溜まっているかを確認しましょう。長期間キッチンを使用していない場合は、封水が蒸発してしまうこともあります。蒸発したのであれば、水を流すことで封水が溜まり、正しく機能するようになります。

排水管にゴミや汚れが蓄積している

排水管に油が留まり、ゴミや汚れを一緒に蓄積させている場合があります。このゴミや汚れも雑菌の温床となり、嫌な臭いを放つ原因になります。

排水ホースとパイプに隙間が生じている

シンクの下を覗くと、排水ホースと床下に埋め込まれたパイプ(塩ビ管)が繋がっていることが分かります。

排水ホースとパイプに隙間が生じると、そこから下水の臭いが漏れ出すことがあります。上記のいずれの原因にも当てはまらない場合は、排水ホースとパイプに隙間が生じているのかもしれません。

臭いの原因別の解消方法を紹介

臭いの原因が特定できたら、それぞれに合った対処をすることが大切です。原因別に対処法を解説します。正しい方法で臭いの元からしっかりと取り除きましょう。

ゴミ受けの汚れが原因の対処法

ゴミ受けに溜まった汚れやゴミを取り除き、ゴミ受けを丁寧に掃除すれば臭いは解消できます。ゴミ受けなどの外せる部品を取り外して、台所用洗剤とスポンジを使ってこすり洗いをしていきましょう。細かい汚れには古い歯ブラシを使って、残さず落とし切ることがポイントです。

また重曹とクエン酸を使うこともおすすめです。使い方は次のとおりです。

・ゴミを取り除いたら、ゴミ受けに重曹を振りかける
・その上から、重曹に対して半分ほどのクエン酸と40℃程度の少量のお湯をかける
・発泡してきたら5分~30分程度放置する
・お湯でしっかりと洗い流す

ヌメリを取る効果はもちろんですが、消臭効果も期待できるので、ぜひ使ってみると良いでしょう。

また汚れがひどいときには、塩素系漂白剤が効果的です。強力な洗剤なので記載の注意事項を必ず守って使用しましょう。

排水トラップが原因の場合の対処法

排水トラップも取り外して、台所用洗剤とスポンジでしっかりこすり洗いをしていきます。落としにくい細かい場所は古い歯ブラシを使いましょう。

ワントラップを外して掃除をしたことがなければ、お椀型部品の内側の汚れに驚くかもしれません。一度きれいにしてしまえば、今後は定期的に掃除することで汚れを溜め込まずに済みます。嫌な気分になるかもしれませんが、思いきって汚れをスッキリ落としましょう。

また排水トラップを外した際は、破損や不具合がないかもチェックしてください。万が一、破損があれば、新しいものと交換する必要があります。

元の位置に戻すときも、本来の位置にきちんと納まるように気をつけて戻しましょう。

封水が原因の場合の対処法

本来水を流せば封水は溜まるはずです。水を流しているのに封水が溜まらない場合は、排水トラップが壊れているか、排水管つまりなどによる引き込みの可能性があります。

排水トラップごとの交換、もしくは排水管からの原因の特定など自分で対処はできないので、専門業者に点検・修理を依頼しましょう。

排水管のゴミや汚れが原因の場合の対処法

軽度の汚れが原因であれば、液体パイプクリーナーなどを使って洗浄することで臭いは解消できるでしょう。排水管の掃除は臭いが発生してからではなく、定期的に行っていくと効果的です。

また、重度の汚れになってしまった場合は、自分で解消することは難しいかもしれません。専門業者による洗浄を依頼しましょう。

排水ホースとパイプの隙間が原因の対処法

排水管用のパテで、臭いの漏れ出している隙間を埋めることで改善できます。またパイプの口径に合った防臭ゴムを購入して、取り付けることでも対処できます。

臭いを発生しないために日常でできること

嫌な臭いを発生させないためには、日頃からの予防も大切です。

日頃からできるちょっとしたコツをお伝えします。簡単にできることばかりですので、参考にしてみてください。

こまめに掃除する

臭いを予防するためには、こまめな掃除は欠かせません。流しを使い終わったら、ゴミ受けのゴミは必ず取り除きましょう。

こまめに掃除していれば、掃除の負担も軽減できます。気が付いたら放置せず、簡単に掃除することが一番効果的です。

油を流さない

油は排水管などに付着しやすく、つまりや臭いのあらゆるトラブルの元となります。できるだけ排水口から油を流さないようにすることが重要です。

フライパンやお皿に残った油は、そのまま洗い流さず、キッチンペーパーなどで拭き取ってから洗うようにしていきましょう。

50℃程度のお湯をかける

臭いの元となる雑菌は熱に弱い性質です。流しを使い終わったら、50℃程度のお湯をかける習慣をつけましょう。雑菌の繁殖を押さえる効果が期待できます。

熱すぎるお湯は、排水管を傷める可能性があります。お湯の温度は50℃程度に留めましょう。

アルコール除菌スプレーを吹きかける

アルコールには菌の発生を抑える働きがあります。流しを使い終わったら、全体にかけておくと良いでしょう。また、水200mlに小さじ1杯のクエン酸を溶いたクエン酸スプレーも抗菌作用があるのでおすすめです。

ゴミ受けにアルミホイルを入れる

アルミホイルは水と反応してアルミニウムイオンを発生します。それが抗菌作用となり、細菌の発生や繁殖を防いでくれます。

解消しない場合は業者に依頼しよう

「自分でできる対処法は試してみた。」「掃除もきちんとしているのに!」それでも嫌な臭いが解消できなければ、専門業者の力に頼りましょう。

臭いは消えないけれど、何が原因かもわからない、というのはたびたびあるケースです。排水管の奥の方でトラブルが起きていたら、特定することも改善することも自分ではどうすることもできません。解消することが難しいと思ったら、事態が悪化する前に専門業者に連絡しましょう。

嫌な臭いはストレスになります。一刻も早く改善して気持ちよくキッチンを使えるようにしていきましょう。

まとめ

嫌な臭いが漂っていると、気分も沈んで気が重くなります。きちんと掃除していても嫌な臭いがしてしまうのは、原因に合った対処法でないからかもしれません。原因に心当たりがあれば、正しい対処法は何か、もう一度確認してみましょう。

毎日使うキッチンの排水口は、どうしても汚れてしまいます。汚れを放置しないこと、汚れを蓄積させないこと、それがとても重要です。

美味しい食事を作るキッチンだからこそ、清潔に衛生的に保ちたいですよね。嫌な臭いでストレスを抱えないためにも、できることを積み重ねていきましょう。きっと改善できるはずです。

そして、困ってしまったらプロの力を借りましょう。何よりも心強くて安心です。

なら水道職人 0120-492-315

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