水のコラム

浴槽の交換はいつやる?タイミングとかかる費用、安く抑えるコツ

2022年06月30日  お風呂


浴槽の交換をいつすれば良いのか迷っていませんか。この記事では、浴槽の交換をするべきタイミングについて詳しく解説しています。

また、自宅の浴槽のタイプによって、交換費用は大きく異なります、各タイプの特徴や工事費用について詳しく解説しているため、安心して浴槽の交換ができるでしょう。

そのほか、浴槽を安く交換する方法も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

浴槽の交換、目安のタイミングは

浴槽の寿命は、約10年~15年といわれています。そのため、寿命が近づき老朽化してきたタイミングで交換するといいでしょう。浴槽は老朽化すると、さまざまな症状が現れます。

ここからは寿命を見極めるための4つのポイントを紹介するため、ぜひ参考にしてください。

コーキング部分の劣化
コーキングとは、壁と浴槽の隙間や繋ぎ目を防ぐための資材です。

コーキング部分が劣化してしまうと、隙間から水漏れを起こしてしまう可能性があるでしょう。

そのほか腐食してしまう恐れもあるため、シロアリの被害を受ける可能性もあります。そのため、コーキングが劣化している場合は、浴槽を交換した方がいいでしょう。

カビやサビの進行
浴室内部まで、カビやサビが侵食している場合は、浴槽を変える必要があります。

カビやサビを放置してしまうと、腐食がどんどん進んでしまうからです。もしも浴槽のカビやサビを取り除くことができない場合は、放置せずに浴槽を交換するようにしましょう。

浴槽の壁や床の劣化
浴槽は長年使用していると、壁や床が劣化していきます。小さな傷や亀裂でも、放置しているとどんどん広がってしまう恐れがあるでしょう。

万が一亀裂や傷が大きくなり、水が内部に侵入してしまうと、水漏れや腐食に繋がります。

また、浴槽がタイル材の場合は、剥がれたり割れたりすると、自身の怪我につながる恐れもあります。そのため、浴槽の壁や床の劣化が目立つ場合は、交換するといいでしょう。

浴槽のタイプ別工事費用の目安

浴槽には「埋め込みタイプ」「据え置きタイプ」「半埋込タイプ」の3種類があります。

それぞれの種類により、工事費用も異なります。また、工事する際は、自宅がどの種類の浴槽なのか知っておく必要があります。ここからは、それぞれの工事費用と特徴を紹介します。

埋め込みタイプ
埋め込みタイプは、浴室の床面と同じ高さまで浴槽を埋め込んでいるのが特徴です。

浴槽を埋め込むため、空間に広がりを持たせられるというメリットがあります。しかし、浴槽と洗い場のスペースが近いため、湯水や泡が入ってしまうこともあるでしょう。

また、埋め込んだ際に段差ができてしまうため、転倒対策をしておく必要もあります。

埋め込みタイプの工事費用は、10万円~15万円です。ただし、浴槽下で水漏れを起こしていた場合は、排水管の調整が必要なため、5万円~7万円が追加で必要になります。

さらに断熱改修工事が必要になる際は、20万円~50万円がプラスされます。浴槽の広さなどによっても費用は異なるため、事前にしっかりと予算を聞いておきましょう。

据え置きタイプ
据え置きタイプは、浴室の床に浴槽をそのまま据え置きにして設置します。

据え置きタイプを選ぶメリットは、オブジェのように浴槽を設置できる点です。近年では、旅館のように木製の浴槽を設置している方も多いです。

また、浴槽を据え置きにしているため、リフォームしやすいのも大きなメリットでしょう。ただし、据え置きタイプの浴槽を設置は、場所を取るというデメリットもあります。

そのため、据え置きタイプを検討している場合は、事前に浴室に十分な広さがあるか確認しておきましょう。
据え置きタイプの工事費用は、4万円~5万円です。ただし、バランス釜の交換を行う必要がある場合は、交換費用も掛かります。また、浴槽によっては、下地の調整も必要になるでしょう。

半埋め込みタイプ
半埋め込みタイプは、浴槽の3分の1程度の高さで床に埋め込み設置します。

半埋め込みタイプのメリットは、浴槽の立ち上がりが低いため、出入りがしやすい点です。そのほか、バスルームも広く感じられるのもメリットでしょう。

また近年は、和洋折衷タイプの半埋め込み型が主流です。そのため、浴槽の素材や形、機能などのバリエーションも豊富にあります。

半埋め込みタイプの工事費用は、10万円~15万円です。埋め込みタイプと費用相場が変わることはほとんどありません。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自身にあった設置方法を選ぶといいでしょう。

浴槽を交換する際の注意点

浴槽を交換する際は、押さえておきたい注意点が3点あります。

ここからは、浴槽交換をする際に覚えておく必要がある3つの注意点を紹介します。浴槽交換に失敗しないためにも、ぜひ覚えておいてください。

必要な金額を明確にする
浴槽を交換する際は、金額に注意する必要があります。なぜなら、浴槽の交換は、施工費用や工事費用など、さまざまな金額が発生するからです。

特に埋め込み式の場合は、断熱改修工事が必要になると、20万円~50万円の追加予算が発生します。そのため、浴槽を交換する際は、しっかりと必要な金額を明確にしてもらいましょう。

マンションの規約を確認しておく
マンションによっては、工事内容が制限されることもあります。そのため、規約を確認しておかないと、選んだ床材や壁材使えない恐れがあるでしょう。

機能の追加ができない場合もあるため、必ずマンションに住んでいる場合は、事前に規約をチェックする必要があります。また、配管工事などが必要になる場合は、水漏れなどで下の階に迷惑をかけてしまうことも考えられます。

事前に管理会社に連絡し、確認しておきましょう。

デザイン面を重視しすぎない
浴槽の交換をする際、デザイン面を重視する方が多いです。しかし、デザイン面を重視しすぎてしまうと、機能性が悪いバスルームになる恐れがあります。

そのため、浴槽を交換する際は、しっかりと機能性も考えて行うようにしましょう。実際に使用している場面がイメージできない場合は、ショールームで確認するのがおすすめです。

浴槽を安く交換するためのポイント

知識がない状態で浴槽を交換してしまうと、費用がかさんでしまう恐れがあります。

ここからは、浴槽を安く交換するためのポイントを3つ紹介します。浴槽の交換を考えている場合は、必ず頭に入れておきましょう。

安い浴槽を手に入れる
浴槽の交換には、施工費用や工事費用が発生します。そのため、少しでも、浴槽本体の費用を抑えるのがおすすめです。

浴槽の費用を抑えたい場合は、FRP製のものを選ぶといいでしょう。FRP製とは、不飽和ポリエステル樹脂にガラス繊維を混ぜて耐久性を高めた素材です。軽量で耐久性もある素材なため、浴槽に広く使われています。

そのほか、工場で大量生産されている浴槽を選ぶと、工事費用を抑えられるでしょう。

小規模リフォームを行う
費用を少しでも安く抑えたい場合は、浴槽だけを交換する、小規模リフォームがおすすめです。浴槽だけを交換する場合は、費用も安く、半日ほどで工事が終わります。

ただし一体型のユニットバスなどの場合は、浴槽だけの交換ができない場合もあります。必ず事前に、浴槽だけの交換ができるのか、確認しておくようにしましょう。

複数の業者から見積をもらう
浴槽の交換費用を安く抑えたい場合は、複数の業者から見積を取るがおすすめです。3社ほどピックアップして見積もりを取ると、相場の金額を知ることも可能です。また、浴室専門や水回り専門業者に依頼すると、浴槽などを安く仕入れてくれることもあります。

そのほか地域密着型の業者であれば、交換後のトラブルにもすぐに対応してくれる可能性が高いです。このように業者によってサービスや料金も異なるため、必ず最低3社からは見積もりを取るようにしましょう。

まとめ

浴槽には寿命があるため、いつかは必ず交換することになります。いざというときに備え、自宅の浴槽が「埋め込みタイプ」「据え置きタイプ」「半埋め込みタイプ」なのか把握しておくといいでしょう。

そのほか、浴槽の交換には、さまざまな費用が掛かります。少しでも安く交換するためにも、ぜひこの記事に書いてあることを実践してみてください。

なら水道職人 0120-492-315

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