水のコラム

給湯器が故障した時に必要な修理は?費用相場なども解説

2022年05月25日  お風呂


給湯機が突然不具合をおこしたら「どうしよう。」と困惑することでしょう。当たり前のように使っていますが、給湯器は毎日の生活に欠かせません。

不具合を感じたら、まずは先延ばしにしないことです。原因を探ってみましょう。自分で対処できるのか、早急に点検を依頼するべきなのか、ぜひこちらの記事を参考にしてください。

素早い対処は事態が悪化することを防ぎます。また不安が残る場合には、専門業者に相談することも大切です。

給湯器の修理はどんなケースで必要?

給湯器の不具合の症状はさまざまあります。異常を放置してしまうと、危険に繋がる場合があるので、見極めて早急に対処するようにしましょう。

■給湯器の耐用年数を超えている
給湯器の寿命は一般的に、8年から10年程度と言われています。

使い始めてから8年以上経っている場合は、修理をしても故障を繰り返す可能性が高いので、交換を検討する方がよいでしょう。

■水からお湯になるまでに時間がかかる
水からお湯になるまでに時間がかかるように感じたら、給湯器の故障が原因の可能性があります。しかし、季節によっては時間を要する場合もあるため、慌てずに日頃と比べてどうか、を考えましょう。

■お湯の温度が変わってしまう
シャワーを使っている最中に、突然お湯がぬるくなったり、水になってしまうことがあれば、給湯器の故障を疑いましょう。経年劣化による不具合が起きていることも考えられます。

古いタイプの給湯器は、温度ムラが生じてしまうことがありますが、その場合は故障ではありません。専門業者に一度確認してもらうとよいでしょう。

■給湯器から異音がする
給湯器から「ボンッ」「ポンッ」といった聞きなれない音がしていたら、早急に対処が必要です。異音の後にガスの臭いがした場合は、ガス漏れや不完全燃焼を起こしているかもしれません。放置してしまうと事故に繋がる可能性もあるので、専門業者に点検してもらいましょう。

また「ピー」という異音がした場合は、ファンモーターの不具合が考えられます。

■給湯器から煙が出ている
給湯器から黒い煙が出ていたら、すぐに使用を中止しましょう。不完全燃焼を起こしている可能性が高いです。一酸化炭素中毒になることもあるので、気をつけなければなりません。すぐに専門業者に来てもらい点検してもらう必要があります。

修理だけでも使えるケース

 
不具合を感じたら修理で済むのか、それとも交換しなければならないのか、気になるところではないでしょうか。交換せずとも修理だけで済むケースをご紹介します。あくまでもひとつの目安として参考にしてください。

■使用年数が8年未満の場合
使用年数が8年未満のときは、本体の故障ではなく、部分的な故障や不具合の可能性が高いです。交換しなくても不具合の箇所を特定し、修理することで使用できることが多いため、専門業者に相談してみるとよいでしょう。

また保証期間内であれば、無料で修理が受けられる場合があるので、使用してからあまり時間が経過していないときは、確認してみることをおすすめします。

■すぐに点検を依頼した場合
異常を感じてすぐに専門業者に依頼した場合は、早い段階で修理できるため、本格的な故障を防ぐことができます。

異変を感じたら先延ばしにせず、早めに点検を依頼しましょう。不便さや不安、また修理費用を軽減することにも繋がります。

■給湯器の温度センサーに不具合がある場合
給湯器の内部に設置されている温度センサーに不具合がある場合は、部品を交換することで直る可能性があります。給湯器のメーカーの窓口に対応方法を確認してみるとよいでしょう。

給湯器の修理か交換を見極める方法

 
緊急でない場合は、まず専門業者に依頼する前に次の点を確認してみましょう。症状の原因は給湯器の故障や不具合ではないかもしれません。
うっかりしたことが症状の原因となっていることも、案外多くみられるものです。

■お湯が出ない場合
水が出るのであれば、ガスなどの問題が考えられます。
何かしらの影響で安全装置が作動して、ガスの元栓が閉まっていることもあり得ます。またブレーカーが落ちた際に電源が切れてしまったのかもしれません。「そもそも電源プラグを差してなかった」といったケースも意外に多いものです。

当たり前と思っていることを今一度確認してみましょう。温度設定も合わせてチェックしてください。低すぎる温度設定ではお湯は出なくなってしまいます。

■水が出ない場合
水が出ないときは、ほとんどの場合、給湯器ではなく水道に問題があるといえます。近所で断水が起こっていないか、止水栓がきちんと開いているかを確認してみましょう。

また気温が非常に低い時期、地域によっては、屋外に設置されている給湯器が凍結してしまうことも考えらえます。その場合は給水元栓を温めるなどの適切な処置で改善できるでしょう。

■料金が高くなっていた場合
水道料金が心当たりのないまま急に上がっていたら、水漏れかもしれません。給湯器から水が漏れていないか確認しましょう。温水機器のバルブがしっかり閉まっていない可能性があります。

■給湯器にエラーコードが表示されている場合
給湯器のリモコンにエラーコードは表示されていませんか?エラーコードが表示されている場合は、給湯器本体に不具合が生じているのかもしれません。

取扱説明書やサイトなどでエラーコードの確認が必要です。よく見られる111、112、113(電源プラグを入れ直して、様子を見てください。)などのエラーコードはすぐわかるようにしておくと慌てずに済むでしょう。

給湯器の修理や交換に必要な費用は?

 
給湯器の修理や交換に必要な費用は、依頼する業者や修理の内容によっても変わってきます。ここでは目安として費用の相場について解説していきます。

給湯器の費用には、主に修理技術代、部品代、撤去費用、消費税、出張費が含まれます。そのほかにも夜間や休日、距離などによってプラスでかかる場合もあります。
また実際に修理をしなくても、出張費はかかることがあるので事前に確認をしておくといいかもしれません。なるべく近い場所で、信頼できる業者を探すとよいでしょう。

簡単な修理や点検費用は、1回あたり7,000円から9,000円ほどが相場といえるでしょう。多少時間を要する修理となると、2万円から5万円前後が目安となります。

お湯張り機能付きの給湯器を修理する場合は、+2万円程度見ておく方がよいでしょう。コントロール機器の交換が必要となるケースが多くみられるからです。

給湯器の修理は、給湯器を設置してからの年数によっても変わってきます。保証期間内の修理は無料で受けられるので、利用するとよいでしょう。ただし、適用されるのは正常な使い方の範囲内です。自分で修理をしようとして分解してしまった場合などには適用されないので、注意してください。自分の不注意で給湯器を破損させてしまった場合も同様です。

給湯器本体の寿命が近づいてからの修理は、不具合が複数個所となり高額になることも考えられます。交換してしまった方がよいケースもあるので業者に相談して検討するようにしましょう。

費用が気になる場合は、電話相談や無料見積もりを利用して相場を確認してみるのもよいでしょう。

まとめ

給湯器の故障や不具合にはさまざまな要因が考えられます。異変を感じたら、放置しては絶対にいけません。費用を心配してしまうかもしれませんが、事故や火災に繋がる可能性があることを覚えておきましょう。

日頃、注意して見ることは少ないかと思いますが、定期的に自身でよくチェックしておくことも大切です。異音はしていないか、異臭はしていないかなど、あえて観察してみましょう。

使用してからある程度年数が経過していたら、こまめに点検してもらうことをおすすめします。専門業者に見てもらうことで安心して使用できるようになります。

お湯が使えなくなっては、生活がとても不便です。早め、早めの対処を心がけたいものです。

なら水道職人 0120-492-315

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