水のコラム

お風呂のカビ取りに有効な対策は?カビ取り方法も解説

2022年04月25日  お風呂のお掃除


お風呂を掃除しても発生してくる頑固なカビ。カビ取りに効果的な掃除方法はあるのでしょうか。この記事では、カビが発生する原因や対策方法を紹介します。

お風呂掃除に取り入れてみて下さいね。

なぜお風呂にカビが生える?

お風呂にカビが生える原因は、主に4つあります。

■水
浴槽と壁や床の間を埋めるシリコーン部分や、ドアのパッキン部分、窓周辺、天井などに水が溜まりやすいと考えられます。この水をそのまま放置しておくことで、カビが発生してしまうのです。

■温度
カビが育つ温度は20度以上30度未満と言われます。シャワーを使用したり湯船に浸かったりするお風呂。温度設定は40度以上になっていることが多いのではないでしょうか。

そのため、バスルーム全体の温度も上昇し、カビの発生を促すことになるのです。

■湿度
カビが育つためには、湿度が70%以上あるということも条件になります。浴槽に熱いお湯を張ったままにした状態が続くならば、壁や天井に水滴が発生。

この水滴がお風呂に残ることでカビを発生させてしまうのです。

■栄養
カビは、バスルームに残った垢や皮脂、石鹸カスなどの汚れを栄養素として繁殖していきます。

バスルームは、体の汚れを落とす場所。どうしても皮脂汚れや垢などが付着してしまいがちです。温度や湿度が高い場所にこうした汚れが残ったままになっていると、栄養を吸収してカビが増えてしまう恐れがあります。

カビの弱点を知って対策しよう

カビの弱点は、殺菌効果のある洗剤あるいは消毒剤・50度以上の熱・乾燥の3つです。このカビの弱点を利用して対策していきましょう。

単にバスルームを乾燥させただけでは、一度発生したカビを死滅させることはできません。カビは非常にしつこいもの。

カビ対策する際は、これら3つの弱点を全て活用することをおすすめします。また、黒カビは繁殖すると根を張るため非常に厄介です。黒いポツポツのカビを見つけた場合は、こまめに退治するようにして下さい。

さらに、バスルームを換気させて常に乾燥させることも大切です。カビは、空気の流れがあると胞子が定着できず発芽できません。換気は徹底的にしてカビ対策していきましょう。

お風呂のカビ取り方法は?

では、実際に生えてしまったカビはどのように取れば良いのでしょうか。

■塩素系漂白剤でパックする
塩素系漂白剤をカビにパックする方法です。これは、最も効果的なカビ取り方法と言えるでしょう。使用するものは、塩素系漂白剤・ラップ・キッチンペーパー・雑巾・ゴム手袋です。

掃除する前に、直接触れることのないように手袋を装着して下さい。その後、カビ取りしたい部分の水分を乾いた雑巾で拭き取っていきます。

こうすることで、カビ取り剤の効果もアップ。次に、塩素系漂白剤をカビ部分に付けていきます。その後、塩素系漂白剤とカビを密着させるように上からキッチンペーパーで覆ってください。

さらにその上から、塩素系漂白剤をもう一度かけます。キッチンペーパーの上からラップでカバーし、ラップパックにして下さい。カビに密着させた状態で、そのまま30分〜1時間つけ置きします。その後、ラップとキッチンペーパーを取り除き、塩素系漂白剤を水でしっかり洗い流して下さい。

この際、お湯を使うと塩素の匂いが強く出ることがあるので、水を使うことをおすすめします。

■フロアワイパーを使う
浴室天井に発生したカビは、フロアワイパーを使えば簡単に掃除できます。

使用するものは、塩素系漂白剤・ゴム手袋・フロアワイパー・キッチンペーパーです。まず、フロアワイパーにキッチンペーパーを取り付けます。その後キッチンペーパーに塩素系漂白剤を吹きかけ、天井を拭いて下さい。1〜2ヶ月に1回を目安に掃除していきましょう。

■片栗粉と塩素系洗剤を使う
ゴムパッキンの奥に入り込んだカビはしつこくなかなか落ちません。

そんなパッキンのカビには、片栗粉と塩素系洗剤を混ぜてペースト状にさせたものがおすすめです。まず、片栗粉に塩素系漂白剤を入れて割り箸などで混ぜ合わせペースト状にします。

柔らかすぎるとペーストが流れてしまうため、硬さは調節して下さい。

続いて、カビに密着させるようにペーストを塗り、30分ほど時間を置きます。水を出しながら歯ブラシ擦り流せば完了です。4つ目は、重曹とクエン酸を使用する方法です。

重曹とクエン酸は相性が良く、ミックスさせて使うことで洗浄効果をアップさせます。使用するものは、スプレーボトル・水・重曹・クエン酸です。

最初に、少しずつ水を加えながら重曹がペースト状になるように混ぜていきます。

続いて、スプレーボトルに水200mlとクエン酸小さじ1を入れてクエン酸水を作っておきましょう。その後、乾いた雑巾でカビ取り部分の水分をしっかり拭き取って、カビ部分に重曹ペーストを置きます。

重曹ペーストの上からクエン酸水を吹きかけ、上からラップして、1時間ほど置いて下さい。歯ブラシ等で優しくカビ部分を擦り落とし、水で流せば完了です。

お風呂のカビの予防方法

お風呂のカビを予防するためには毎日のちょっとした積み重ねが大切です。こ

■50度のお湯をかける
まずは50度以上のお湯をかけることです。

カビ菌は45度以上のお湯で死滅します。お風呂を使った後には、カビが発生しそうな部分に50度以上に設定したシャワーのお湯をかけて下さい。頻度は週に1回程度で、1ヶ所につき5秒以上かけるようにしましょう。

■水を切る
カビはお風呂場のタイルやパッキンの隙間に発生します。

そのため、カビの予防には、これらの場所に水分を残さないことが重要です。お風呂上がりには、スクイージーなどを使ってしっかり水切りするようにしましょう。3つ目は、乾燥させることです。スクイージーなどでお風呂場の水分を切ったとしても、まだ完全ではありません。

水切りした後は、換気扇を回したりお風呂場の窓を開けるなどして、しっかりと乾燥させるようにして下さい。

■浴槽に蓋をする
浴槽にお湯を張っているときは、入浴中以外は開けっ放しにしないようにして下さい。

浴槽の蓋を開けたままにしているならば、お湯の湯気でお風呂場の温度や湿度を上げてしまうことに。お湯の保湿にもつながるため、必ず閉める習慣をつけましょう。

■浴室用の防カビ煙剤を使用する
どこに発生するか分からないカビ。浴室全体を予防したい場合は、浴室用の防カビ煙剤がおすすめです。除菌成分を含んだ煙がバスルーム全体を行き渡り、カビ予防します。効果は2ヶ月ほど。

定期的に利用して、お風呂のカビを予防しましょう。

まとめ

お風呂のカビの主な原因は、水・温度・湿度・栄養の4つ。これらの条件が揃ってしまうと、カビは発生しやすくなります。しつこいカビには、塩素系漂白剤をカビ部分にパックする方法がおすすめです。手袋の着用も忘れないようにして下さい。

またカビを予防するためには、カビの弱点である、殺菌効果のある洗剤・50度以上の熱・乾燥を十分に活用することが鍵となります。カビが発生しそうな部分に50度以上に設定したシャワーのお湯をかけたり、換気扇を回したりすることを習慣にしていきましょう。

なら水道職人 0120-492-315

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