水のコラム

散水栓の水漏れ修理の方法と業者に依頼した場合の費用目安

2022年03月04日  水のトラブル


散水栓の水漏れが発生した際、修理方法や原因がわからず困っていませんか。

水漏れの原因を正しく理解できれば、自分自身でも修理できるケースもあります。

今回は、散水栓の水漏れの原因や修理方法、専門業者に依頼した際の費用目安などについてご紹介します。散水栓の水漏れでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。

散水栓の水漏れはなぜ起こる?

散水栓の水漏れの原因を理解できれば、自分で修理できるケースも多いです。しかし、自分で修理できないものは業者に依頼する必要があります。

散水栓の水漏れが発生した場合は、原因を把握し、正しく対処していきましょう。散水栓の水漏れが起こる原因は、主に以下の3点になります。

■散水栓のパッキン不良(三角パッキンなど)
散水栓の水漏れの原因で最も多いのが、パッキン部分の不良です。蛇口を完全に締め切っているにもかかわらず水漏れが起こっている場合は、まずはパッキン不良を疑いましょう。

水漏れしている箇所によって不具合を起こしているパッキンを判別できます。主に、以下3つの箇所を参考に確認してください・

・ハンドル部分からの水漏れ…三角パッキンの不具合
・蛇口パイプの根元からの水漏れ…Uパッキンの不具合
・蛇口パイプ先端部分からの水漏れ…コマパッキン(ケレップ)の不具合

水漏れ箇所のパッキンの劣化が確認された場合、パッキンの交換だけで水漏れを止めることができます。

■散水栓本体のトラブル
パッキンの不具合がない場合や、交換しても水漏れが止まらない場合は、散水栓本体にトラブルが起こっている可能性があります。

物をぶつけて、強い衝撃を与えたり、地震が起きたりすることで散水栓本体が破損してしまう恐れがあります。散水栓本体が破損してしまうと、本体全体を交換する必要があります。

散水栓にヒビや部品の歪みなどがない確認しましょう。また、凍結により散水栓から水漏れが起こることもあります。冬場の寒冷地方にお住まいの方で、外に散水栓を設置されている方は凍結に注意が必要です。

水漏れが起こりやすいのは、配管などの接続部分や配管内部の水膨張によることが多いです。凍結によって水漏れが起こっている場合も、散水栓などが破損しているため、修理が必要です。

■散水栓の水道配管のトラブル
工事中の業者が誤って水道配管を傷つけたり、地震などにより地中に埋まっている配管が破損したりすると水漏れが起こります。

地中に水道配管が埋まっているため、水漏れが起こっても気づきにくいです。水道代がいつもより高くなっていたり、散水栓付近の地面に水たまりができていたりしている場合は、水道配管の破損を疑いましょう。

水道配管は、専門業者でないと修復が難しいため、業者及び市へ相談し対処しましょう。破損している水道配管の場所によっては、市が修理を負担してくれるケースもあります。

■散水栓の水漏れ、自分で修理する方法は?
散水栓の水漏れを早急に修理したい人もいるでしょう。パッキンの交換程度でしたら自分でも修理できます。

水栓スパナやモンキーレンチ、ウォーターポンププライヤー、ペンチなどを準備して作業しましょう。場所ごとの交換方法は、以下の通りです。

○ハンドル部分からの水漏れ(三角パッキンの交換)
・止水栓を閉める。
・ハンドルのカラービスをスパナなどで取り外す。
・ナットを取り、内部のパッキン及びパッキン受けを取り外す。
・新しいパッキン受けとパッキンを設置する。(パッキン受けが下)
・ナットを閉める。(閉めすぎ注意)
・ハンドルを戻してカラービスを閉める。
・止水栓を開けて水漏れが治っているか確認する。

○蛇口パイプの根元からの水漏れ(Uパッキンの交換)
・止水栓を閉める。
・パイプ根元のナットをスパナで緩める。
・パイプとUパッキンを取り外す。(水栓本体内にUパッキンが残っていないか確認)
・新しいUパッキンを取り付ける。(溝がある部分を水栓本体側に向けて挿し込む)
・パイプを取り付けてナットを閉める。
・止水栓を開けて水漏れが治っているか確認する。

○蛇口パイプ先端部わからの水漏れ(コマパッキンの交換)
・止水栓を閉める。
・ハンドルのカラービスをスパナなどで取り外す。
・ナットを取り、内部のパッキン及びパッキン受けを取り外すとコマパッキンが出てくるためペンチで取り外す。
・新しいコマパッキンを取り外しとは逆の手順で取り付ける。
・止水栓を開けて水漏れが治っているか確認する。

最初の慣れないうちは交換に少々時間が掛かるかもしれませんが、難しい作業ではないため、余裕のある方は自分で修理しましょう。

こんな場合は業者に依頼しよう

パッキン交換は自分でもできますが、散水栓本体や水道配管が破損している場合は、業者に依頼しましょう。専門的な作業になるため、自分で行うことで水漏れの症状を悪化させてしまう危険性もあります。

ただ、どうしても一時的に応急処置がしたい場合は、ホームセンターなどで水漏れ補修用のテープを購入しましょう。水漏れ補修用テープを破損個所に巻くことで、一時的に水漏れを抑えることができます。

暫定的な処置のため、補修用テープだけで水漏れが治ったと思って放置していると悪化することもあります。業者が来るまでの一時的な処置程度とお考えください。

散水栓の水漏れ修理。費用や時間は?

散水栓の水漏れをすぐに修理したいけど「費用がいくらするか不安」「どれくらいの時間で治る?」と修理費用や時間の面で悩んでいる方もいるでしょう。

散水栓の修理費用は、業者によって多少のバラつきはありますが、作業料金+部品代金が一般的です。

実施に業者に水漏れの修理を頼んだ場合の費用や時間の目安について以下の通り解説しているため、ご参考ください。

費用…10,000円~50,000円前後
駆け付け時間…15分~30分
修理時間:パッキン交換などは1~3時間前後、配管の修理などは4~6時間前後

利用する業者などにより誤差はありますが、おおよそ上記の費用と時間が掛かってくるでしょう。ゴムパッキンの交換や散水栓本体の交換など比較的軽作業のものは安めです。

反対に、配管修理などの大掛かりな工事になればなるほど費用と時間が掛かってくるイメージです。

お住まい近くの水回りのトラブルに対応している業者のホームーページやチラシを確認して費用や時間を確認しましょう。

わかりにくい場合は、業者に直接電話して確認するとスムーズに手配まで進められるでしょう。

まとめ

今回は、散水栓の水漏れ修理方法や業者に依頼した場合の費用や時間の目安についてご紹介しました。散水栓の水漏れが発生してしまうと、水道料金が無駄になるだけでなく、肝心な時に水が使用できないことにもつながりかねません。

散水栓の水漏れの原因は自分でも修理できるもの(パッキン交換など)と業者に依頼しなければいけないもの(水道配管の修理など)があります。

最初は、水漏れに対してどのように対処したらいいかわからないことも多いですが、落ち着いて、水漏れの原因を正しく理解して、適切に対処していくことで早く解決できます。

また、修理費用も業者によってバラツキがあるため、お住まいの地域にある業者数社に確認しましょう。24時間365日対応や出張費用無料の業者も多いので、一番条件に満足のいくところに依頼しましょう。

なら水道職人 0120-492-315

なら水道職人 0120-492-315