水のコラム

システムキッチンを修理するか交換するか選ぶ際のポイントとは?

2022年01月20日  台所のメンテナンス


システムキッチンも年数が経ち、不具合が多発してくると、部分的に修繕するか取り換えか考え始める方も多いのではないでしょうか。

しかし、何度も修繕することを考えれば、思い切ってキッチンを丸ごと取り換えた方が良いかもしれません。全て取り換えるとなると誰もが予算内で使い勝手が良く、掃除がしやすいシステムキッチンを選びたいと思うでしょう。

本記事では、システムキッチンの修繕と取り換えを判断するポイントや取り換えた場合の費用、システムキッチンを選ぶポイントと取り換え手順を紹介します。

システムキッチンを修理するか交換するか選ぶ際のポイント

毎日利用するキッチンは衛生的で快適な場所であってほしいですよね。さらに、作業効率が良く利便性・操作性・デザイン性の向上も求めてしまいます。

キッチンを修繕すべきか取り換えるべきか迷う時は、普段不便に感じている点はどこなのか考えてみましょう。キッチンの場所によっては、部分的な交換ができないものもあります。
キッチン内で部分的に交換ができる場所は次の通りです。

・ガスコンロ
・レンジフード

掃除をしても頑固な油汚れやカビが取れない作業スペースの天板は、すべてつながった一枚の板になっています。そのため、取り換えるのであればすべて一緒に交換する必要があります。

また排水口の詰まりと異臭は取り換えではなく、専門業者に依頼して洗浄してもらうことで、ある程度は改善するかもしれません。一度、試してみましょう。

そしてシンクで水漏れが発生していた場合には、シンクのみの取り換えは出来ません。

なお長年使っているキッチンであれば、寿命が迫っている可能性があります。大きなトラブルが起きてしまう前に、丸ごと取り換えてしまうことをおすすめします。

使用年数と部分的な取り換えができるのかどうなのかを踏まえ、予算と照らし合わせて考えてみましょう。

システムキッチンの交換にはどれくらい費用がかかる?

システムキッチンの取り換えは、商品代+施工費が基本費用となります。オプションを追加すると、その分費用がかかります。

また、キッチンのグレードや形(I型・L型・アイランドなど)の費用差があるのは、扉の素材や引き出し収納が異なるためです。シンプルグレードは、60~80万円でミドルグレードは70~85円、ハイグレードは85~220万円が相場になっています。

その他にオプションとして取り付けを希望する場合は、蛇口一体型浄水器が1~2万円、IHクッキングヒーターが15~20万円、収納棚が3~10万円、ビルトイン食洗器が8~10万円の費用がかかります。

システムキッチンの取り換えは、定価より割引をしてくれる会社が多いです。そして製造元によって割引率に差が出ます。製造元をこだわらなければ、同じグレードでも低価格でリフォームすることができます。

また施工費用は解体、処分費がプラスされます。リフォーム会社によって同じ条件・同じグレード・同じ製造元でも、違った価格が出てくる場合がありますので、複数のリフォーム会社から見積もりを取ることをおすすめします。

見積もりを取る前に、各メーカーから出されているカタログを見て比較検討しましょう。同じグレートでも、製造元が違うと価格に大きな差が出るケースもあります。

見積書はキッチンの割引後の価格や、工事費など最終の見積もり金額が書かれています。メーカーの定価詳細にはリフォームするシステムキッチンの詳細や仕様、オプションやそれに基づく定価が記載されています。

プランシートはイメージ画で、今回のシステムキッチンの詳細や仕様、オプションを写真で説明されています。

リフォーム会社には、得意とする工事や特色があります。費用も仕上がり具合も納得できるシステムキッチンに取り換えるのであれば、趣向にあった施工が出来る業者との出会いが大切になります。

シンプルなデザインで極力費用を抑えたい人は、地元の工務店がおすすめです。一方で使い勝手の良さやデザイン性の良さに関しての提案を期待するのであれば、中堅リフォーム会社を選ぶと良いでしょう。

システムキッチンの選び方のポイント

予算には限りがあるものの、今までのキッチンよりも使い勝手が良くて満足いく仕上がりでなければ、リフォームする意味がありませんよね。後悔することのないシステムキッチンにしたいところです。

キッチンのグレードの違いはデザインや高級感、重厚感などの違いであり、使い勝手にはそれほど差がありません。デザインにこだわりがなく、使い勝手のみ重視したいのであれば、シンプルグレードでも支障はないでしょう。

システムキッチンの基本費用を抑えて、その分オプションを充実させると満足できるキッチンになるのではないでしょうか。特に、ビルトイン食器洗い乾燥機とIHクッキングヒーターの2つをオプションに導入することで、シンプルグレードでも毎日のキッチンの仕事は格段便利になります。

デザインにこだわるのであれば、ミドルグレードよりハイグレードを選ぶことをおすすめします。シンプルグレードとミドルグレードのキッチンを見比べても、デザインの差はそれほど感じられません。

しかし使い勝手とデザインを重視したい方は、中途半端にミドルグレードを選ぶのではなく、思い切ってハイグレードを選んだほうが高い満足度が得られるでしょう。

システムキッチンの交換手順

システムキッチンはメーカーに発注してから、製造が始まります。いつまでにシステムキッチンの交換を完了させたいという希望があるのなら、余裕をもってスケジュールを立てて依頼しましょう。施工完了までは2か月を想定してください。

システムキッチンのリフォームを業者に依頼してから、施工完了までの流れは次の通りです。

① リフォーム会社にシステムキッチンのリフォームの依頼
② 希望に沿った見積もりを作成
③ 契約
④ メーカーに発注・製造開始
⑤ 施工開始

リフォームをするキッチンの現場の調査までには、2週間程度要します。

見積もり受領には1週間~10日程度が目安です。依頼と見積書作成までは、複数の業者に同時に行いましょう。

各会社の見積もりを比較検討して、絞った1つと契約します。契約後、メーカーに発注してキッチンの製造が開始されます。2~3週間でメーカーに発注したシステムキッチンが出来上がり、その後施工開始となります。

システムキッチンの交換のみだと2日、LDKの床やクロスなどの貼り替えを行えば最大2週間で完成する運びになります。このように依頼から施工完了まで、約2か月前後要します。

まとめ

システムキッチンは修繕すべきか取り換えるべきかの判断ポイントと交換する際の費用、システムキッチンの選び方と取り換え手順を紹介してきました。

長く使っているキッチンであれば、取り換えて全てを一新した方が効率的です。そして、システムキッチンを取り換える際は、情報収集が大切です。

取り換えにかかる費用の相場や工事期間、キッチンの素材や性能の違いなどは、前もって知っておかなければ残念なリフォームになってしまいます。また、予算内で満足度の高いシステムキッチンに交換するには「リフォームに会社」選びが重要です。優先順位を考えてキッチンに求める機能を予算の中に収め、満足のいくリフォームを実現しましょう。

なら水道職人 0120-492-315

なら水道職人 0120-492-315