水のコラム

井戸ポンプの交換を依頼する際に注意するべきポイントとは?

2021年12月25日  水まわりのお手入れ


「井戸ポンプ」は、普段あまりこまめに確認することはありませんが、使っているとやはり古くなったり、機能が落ちたりすることがあります。

そのままにしておくと、急に使えなくなってしまったりして困るとよくないですからね。早めに修理・交換をしておくのがいいでしょう。

今回はそんな井戸ポンプの交換のタイミング、業者に依頼するときのコツやポイントについてご紹介します。ぜひ、井戸ポンプの交換をする際の参考にしてみてくださいね。

こんな兆候が現れたら交換のタイミングかも!

井戸ポンプの耐用年数は10~15年。耐用年数を過ぎると不具合が起きる可能性が大きくなります。

使える範囲内の不具合だからといってそのままにしておくと、予期せぬタイミングで使えなくなってしまう可能性があるため、次のような異常が見られたら交換を検討しましょう。
■水が出にくい、出たり出なかったりする
冬に一定の期間だけ水量・水圧が弱まる場合には、地下水位が低くなっていることが原因と考えられます。しかしそれ以外の場合で水量・水圧が低下しているのであれば、井戸ポンプの劣化を疑ってみましょう。

井戸ポンプを長年使っていると、水量・水圧が下がってきます。
耐用年数を確認し、過ぎている場合には交換を検討してください。

また井戸ポンプは使用しているうちに、砂や小さなごみが詰まってしまうことがあります。目詰まりは清掃によって取り除くことができますが、目詰まりを解消しても頻繁に水量が少なくなる、水圧が落ちる場合には、ポンプを交換するべきタイミングかもしれません。
■井戸ポンプから異音がする、動作音が大きい
「井戸ポンプから異音がする」「購入した当初と比べて明らかに大きな音がする」といった異常が見られたら、井戸ポンプが劣化している可能性があります。

長年井戸ポンプを使用していると、徐々にモーターが回る際に部品どうしが当たって音が大きくなることがあります。長年使っていると起こりやすい症状のため、音に異常を感じたら交換時期が迫っていると考えましょう。
■電源が落ちる
電源が突然落ちるのも、老朽化した井戸ポンプによく見られる症状です。そのまま使い続けていると突然電源が付かなくなることもあるので、気が付いた時点で交換の準備をしましょう。

DIYで井戸ポンプの修理はできる?

浅井戸の井戸ポンプを同じメーカーの後続機に交換する程度であれば、素人でもDIYで行えます。

しかし配管の入れ替えが必要な場合や、ほかのメーカーの機種に変更する場合にはプロの水道業者に依頼したほうが無難といえます。

困ってしまうのは「DIYで交換に取り組んでみたものの、途中で方法がわからなくなってしまった」「自分でやってはみたものの、動かない」「状況が悪くなってしまった」といった場合です。こうした場合には作業を途中でそのままにして業者を探すことになってしまい「初めから業者に依頼すればよかった」と後悔してしまうかもしれません。

自信のない方は、プロの力を借りてスムーズに交換を済ませることをおすすめします。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

井戸ポンプの交換を依頼する業者選びのコツ

井戸ポンプの交換を業者に依頼するにあたって、信頼できる業者に依頼したいですよね。

信頼できる業者を選ぶには、まず業者の実績をチェックすることが大切です。

公式サイトに過去の施工実績を写真で掲載しているところや、具体的な作業内容についてしっかり説明しているところであれば、施工の前にある程度作業内容が予想でき安心です。なかには、訪問見積もりが無料のところもあるので、トラブルが起きてからではなく、日ごろから利用したい業者の目星をつけておくと良いでしょう。

また、工事後のアフターフォローをしてくれるかも重要です。アフターフォローがしっかりしている業者であれば、万が一施工後に異常や不具合が起きてもしっかり対応してもらえます。

井戸ポンプの工事後にもメンテナンスをしてくれるか、定期的な点検をやってくれるかなども大切です。井戸の修理工事をやっている業者は全国にたくさんありますが、なかには広告に表示されている金額は非常に安いものの見積もりをとってみると高額な業者や、商品のグレードアップを強引に勧めてくる業者など、一般から見て悪質な業者もあるため注意しましょう。

「この業者に依頼してよかった」といえる業者に巡り合うためにも、こうしたいくつかの要点を踏まえておくことが大切です。

井戸ポンプの交換を依頼する際に注意するべきポイント

ここで、井戸ポンプの交換工事の際に注意するべきポイントについてご紹介します。
■工事の音と振動は事前に周知する
まずチェックしたいのは工事の「音」です。井戸ポンプを交換する工事では、大きな音がします。

井戸ポンプの設置位置と隣家が近い場合、事前に知らせておかなければ驚かせてしまうかもしれません。トラブルを防ぐためにも、事前に一言知らせておきましょう。
■水道局指定業者に依頼する
水道工事を担っている業者には、水道局指定業者(指定給水装置工事事業者)と非指定業者があります。工事を依頼する際には、この水道局指定業者に依頼することをおすすめします。

水道局指定業者とは「基準を満たし、水道・排水設備に関する工事を適切に行える」と水道局に認められている施工業者のことです。水道法に則って適切な費用・方法で工事をしてくれるので、安心して依頼することができます。
■追加費用について確認する
井戸ポンプの交換工事は古いポンプの撤去費用と新しいポンプの設置、作業費を含めておよそ10万円程度がかかるのが一般的です。

ポンプ自体の価格は、浅井戸ポンプの150Wでおよそ5万円程度、深井戸用のジェットポンピうで250W10万円程度を見ておきましょう。

依頼した業者の出してきた見積もりが相場より大幅に安い場合、後々になって追加料金がかかることがないか確認してください。

見積もりの段階で安いと思っていても業者によっては追加費用やオプション料がかかることもあるため「追加料金がかかる可能性はあるか」「追加料金がかかるとすればどれくらいかかるのか」を業者に問い合わせておくことをおすすめします。

見積もりと最終的な費用に大幅な違いがあれば予定外の出費となりますから、事前見積もりから本見積に近い数字を出してくれる業者を選ぶことが重要です。もちろん、現場の状況を見てみないとわからない場合もありますが、施工経験が豊富な業者であれば初期見積もりから何万円も金額が動くことはないでしょう。

まとめ

今回は、井戸ポンプを交換するタイミングや工事の際の業者選びのコツ、さらに注意するべきポイントについてご紹介してきました。

井戸ポンプというのは、毎日チェックするものではありません。しかし問題が発生してからでは不便が発生しますから、ちょっとした異常や異音も、早めの対処や工事をする必要があります。

工事業者を選ぶ際には、業者が信頼に値するところなのか、過去にどんな実績を持っていて、どれほどの件数を行ってきたかなどで判断するといいでしょう。一般的な業者にとっては
いい迷惑ですが、なかには悪質な手を使って多額の工事費を請求するところもあります。

工事や工事費用以外でもそのあとのアフターフォローまで、しっかり保証してくれるかどうかにも注意して、最適な業者を選びましょう。

なら水道職人 0120-492-315

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