水のコラム

キッチンリフォームにかかる日数とは?工期短縮テクニックも紹介!

2021年12月24日  台所のメンテナンス


「作業台やシンクの位置を変えたい…」「最新の設備にしたい」など、キッチンリフォームをしたい理由は人それぞれ。生まれ変わった新しいキッチンを想像するとワクワクしますよね。

しかし、いざリフォームしようとなると、施工にかかる日数や時間も気になるところ。

あまり長くなるのも困るし、できれば短期間で終わらせたいものです。ベストなタイミングで工事ができるように、キッチンリフォームに必要な日数について把握しておきましょう。

キッチンリフォームにかかる日数とは?

キッチンリフォームと一口に言っても、どの程度手を入れるのかによってリフォームの規模が変わってきます。そして、規模が大きくなればなるほど、工期も長くなるのです。

ここでは、リフォームの規模と内容について、3パターンに分けて見ていきましょう。
■キッチン交換のみ。工期1~4日の小規模リフォーム
キッチンの設備だけを交換する、最もシンプルなリフォームであれば、最短1日で終わることもあります。

調理台やシンク、コンロが一直線に並んだI型キッチンは同様のI型のまま、設備がL字に配置されたL型キッチンは同じL字配置のままと、レイアウトの変更などは行わず、シンクや水栓を最新のものに交換したり、収納スペースを増やすリフォームです。

工事の内容は以下のようになっています。

・古いキッチンの解体と撤去
・新しいキッチンの取り付け
・取り付けに伴う電気と水道の工事

工事の際にはキッチン周りだけではなく、家中の電気や水道が使用できなくなりますが、それも電気と水道の設備を触る間だけ。だいたい3時間程度をみておけばいいでしょう。
■内装工事も行う、工期2~10日の中規模リフォーム
設備交換に加えて、内装工事も行うようになると少し日数も長くなります。

この内装工事とは、床材や壁材の張替えなどを行って、キッチン全体のカラーコーディネートを行う場合などが挙げられます。小規模リフォームは設備業者のみで行うのに対し、内装業者も作業をすることになります。

内装工事をキッチン設備周辺のみにするのか、ダイニングまで施工するかなど、範囲をどこまで広げるかによっても工期が変わってきます。
■配置変更も行う、工期5日~1か月の大規模リフォーム
レイアウトの変更も行う大規模なリフォームとなると、長くて1か月はかかります。

たとえば、壁に沿って配置してあるI型のキッチン設備を、キッチンスペースの中央に配置するアイランドキッチンというスタイルにする場合がこれにあたります。設備を移動させるため、床材や壁材の張替えは必須です。また、配置変更をするにあたり、場所によっては電気の配線や水道の配管などの工事にも時間がかかります。

小規模・中規模のリフォームと異なり、電気と水道を使えない期間が長期に及ぶため、日常生活にも影響が出てくることになるでしょう。大規模リフォームを行うときは、事前に電気や水道が使えない期間について、どのように過ごすか計画を立てておくことが必要です。

キッチンリフォームの工期を短縮するテクニック

自宅で日常生活をする傍らで行うキッチンリフォーム。

人の出入りがあるのはもちろん、電気や水が使えない、作業の音が出るなど、仕方のないことではありますが、やはり落ち着かないですよね。

新しく生まれ変わるキッチンのためとはいえ、できることなら工事は短期間で終わらせたいもの。ここで、少しでも工期を短くするポイントを押さえておきましょう。
■リフォームに使用する建材について検討する
「キッチンの仕上がりにこだわりを貫くよりも工期を短くしたい」「ある程度、建材については選択肢が狭くなってもいい」という場合は、その旨をリフォーム業者へ伝えておきましょう。近年はリフォーム用の建材として、工期の短縮に重点をおいたものも出回っています。

また、床のコーティングの技術も進歩しており、既存の床材を貼り替えなくても、コーティングを施すことで新品のように仕上げられるものもあります。計画の段階でリフォーム業者と意思を共有しておくことで、工期を短縮できるアイテムを提案してもらうことも可能です。
■工事を行う時期を気候の良いシーズンに設定する
キッチンリフォームは屋内の施工なので、あまり気候は関係ないのでは?と感じるかもしれませんが、意外にも影響があります。たとえば、台風の季節であれば暴風雨、冬であれば大雪で物流が止まります。

物流が止まると、リフォームに使用する建材や資材の調達が滞り、工期が延びることも。また、工事日に道路が封鎖されたり、大渋滞が起きたりと、交通に影響が出た場合はリフォーム業者が作業に遅れるという事態も起こります。

・初夏~夏…梅雨、台風
・初秋…台風
・冬…雪

上記の季節は天候が悪くなるので避けたほうが良いとされています。

逆に春頃や、秋でも10~11月頃は天候が良いので人気がある時期です。工事には良い時期ですが、その分競争率も高いので、早めの予約を心がけてください。
■短期で終わるリフォームなら平日を狙う
一般的にリフォーム業者が稼働するのは平日です。

土日・祝日は休みか、時短営業をしている業者がほとんど。

つまり、工事期間に土日・祝日を挟んでしまうと、その分日数が延びることになるのです。

1週間以上かかる中規模・大規模のリフォームの場合、どこかで休日が入るのはスケジュール上仕方のないことですが、2~3日で終わるリフォームであれば月曜日からスタートしてもらうなど、連続した平日の間に終わるように予定を組みましょう。
■事前にキッチン周辺を片付ける
普段キッチンを使っているままの状態でリフォーム当日を迎えるという人は少ないと思いますが、基本的には工事開始前に片付けておきます。当たり前のことですが、リフォーム業者が作業を開始し始めてから片付け始めるのでは、無駄な時間がかかってしまいます。

片付ける際には、電気が止まる時間も考慮して、特に冷蔵庫の中身には気を付けましょう。リフォームの規模にもよりますが、電気を止めるのが数時間の間ならば、クーラーボックスなどを利用して保管するのも一つの方法です。

長期間に及ぶのであれば、リフォームまでの間に冷蔵庫の中身を使い切るように調整しましょう。また、食器棚も移動する可能性がある場合は、段ボールに棚の中の食器を移しておきます。

引っ越し作業とまではいきませんが、家電や家具を移動したり傾けたりすることを想定しておきましょう。

キッチンリフォームを行う際の注意点

生まれ変わるキッチンに期待が膨らみますが、事前に準備をしておかないとキッチンリフォームがトラブルに発展することもあります。

中規模、大規模のリフォームになると、キッチンが使えない期間の食事や、作業中の過ごし方についても計画に含めて考えておく必要があります。さらに、屋内の一部の工事とはいえ、配慮が足りないとご近所に迷惑をかけてしまうことも。

ここで、リフォームにあたり注意しておくべきポイントをまとめました。
■ご近所へ事前のあいさつを行う
家全体のリフォームと比べれば規模は小さいですが、キッチンリフォームも工事です。

・大きな音が出る
・資材搬入の大型車が家の前に停まる
・頻繁に業者の出入りがある
・塗料のニオイが発生する
・粉塵が飛散する

このようなことから、ご近所に迷惑をかけてしまうこともあります。

工事をする以上は防ぎようのないこともありますが、事前に工事を行う旨を知らせておくことで、周囲の人も準備をすることができます。また「自分の家のスペースだけでは業者の車が停められない」「はみ出してしまう」という場合は、ご近所の家の方に駐車の許可をもらうなど、協力を仰いでおくことも大切です。
■キッチンを使わない食事について考えておく
1日で終わる工事ではあまり心配はいりませんが、長期間キッチンが使えない場合は食事についても家族で話しておきましょう。

近所に親戚がいればお世話になることもできますが、毎日外食やテイクアウトを利用しているとお金がかかります。本格的に調理するのは難しいですが、電子レンジやホットプレートで簡単に作れるレシピを調べておくのもいいですね。

また、洗い物を減らすために、紙コップや紙皿、割りばしなどの使い捨てできる資材を購入しておくと便利です。「電気が使えない間にお湯を沸かしたい」というときはカセットコンロもおすすめですよ。

まとめ

計画段階からきちんと自分たちで工程を把握し、要望を業者に伝えることで、工期は短縮できます。「業者さんに任せておけば大丈夫」と人任せにするのではなく、自分で準備できることはあらかじめ行っておくことで、より納得のいくリフォームになるはずです。せっかくリフォームをするなら、満足のいくキッチンに生まれ変わるよう、工期や施工内容もしっかりと決めていきたいですね。

なら水道職人 0120-492-315

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