水のコラム

キッチンの蛇口からの水漏れを放置すると起こりうるトラブルとは?

2021年12月08日  台所の水漏れ

「蛇口から水漏れがする!」こういった場面を一度は経験したことがある方も多いのではないでしょうか?蛇口をひねるたびに水滴を拭き取るのは、大変手間ですよね。

この記事では、家庭用蛇口の型や水漏れチェック項目、必需品、簡単な修理の仕方について分かりやすく説明していきます。業者の選び方についても紹介しているので参考にしてください。

キッチンの蛇口からの水漏れを放置すると起こりうるトラブル

キッチン蛇口からの水漏れを放置すると以下のようなことが起こり得ます。

湿度の上昇
水漏れをそのままにしておくと、湿度が上がるので湿気が部屋に充満し、ダニやゴキブリが発生、エアコンの故障を招きます。

また、カビが発生してしまう危険も高くなり、物陰や日の当たらない場所にカビが発生するでしょう。掃除しづらい場所に生えてしまうと取り除くのも一苦労です。カビはアレルギーを引き起こす危険もあり、なおかつ不快な匂いの元にもなります。

家財に悪影響
水漏れは家財家具にとっても最悪です。湿気増加によってカビが発生してしまうと、木製の本棚や食器棚は顕著に痛み、打撃を受けるでしょう。家電製品が壊れてしまうことも予想されます。また電源コードなどに漏電して火災に発展する恐れもあります。

水道料金が跳ね上がる
水漏れは気づかぬうちに発生していることもあります。微量の水であっても放置期間が長くなってしまえば、当然水道料金も高くなってしまいます。あまり水を使用していないのに水道料金が跳ね上がっているときは、水漏れの可能性を疑いましょう。

集合住宅は他の部屋にも影響を与える恐れ
マンションやアパートなどの集合住宅で水漏れが起きると、下の階や隣室まで浸水してしまうことがあります。最悪、損害賠償に発展することもあり得るので、細心の注意が必要です。

自力でキッチンの蛇口からの水漏れを修理する方法
ここで、キッチン蛇口からの水漏れを修理する方法を紹介します。自分で修理すると言っても、できることには限りがあります。パッキンやカートリッジなど小さい部品は修理可能です。以下、一般家庭において代表的な蛇口型の修理方法について解説していきます。

シングルレバー混合水栓の場合
水漏れの危険を回避するために、必ず元栓は閉めておきましょう。

・パッキンの交換
レバーには手で外すことができる物とネジで止められている物があります。スパウトのカバーは若干硬いので、取り外すときはモンキーレンチを使用しましょう。スパウトの中には、いくつかの異なるパッキンが装着されています。劣化の信号は、「欠けてしまっている・触ると手に黒っぽいカスが付着する」場合です。

・カートリッジ交換
新しいバルブカートリッジを買うときは、水栓メーカーと合わせましょう。型番を照合すれば間違いありません。新品を装着するときは、カートリッジ底のところを本体の穴にはめるとしっかりはまります。

・蛇口の根元部分の修理
蛇口の根元部分から水漏れしている場合、パッキン不良が予測されるので、早急に交換しましょう。なお、状況によっては、接続部のゆるみが原因であったりもするので、判断に迷ったときには業者に依頼し、相談してみましょう。

・給水管と接続部の修理
給水管と接続部の水漏れについては、壁に直に取り付ける「シングルレバー混合水栓」に多く見受けられます。給水管と接続部の修理は、シールテープやソケットの扱いの難易度が高く、上級者向け作業と言えます。

ハンドル混合水栓の場合
ハンドル混合水栓の水漏れ要因としては、パッキンとケレップ、スピンドルの劣化が考えられます。交換作業をするときは、お風呂場の排水口に部品を落とさぬよう排水口の蓋を閉めて行いましょう。

・パッキンの交換
パッキン交換は蛇口の根元からの水漏れ防止に役立ちます。新品のパッキンを正しい向きにセットするために、古いパッキンの向きを記憶した上で外しましょう。パッキンとリングは通常セット販売です。同時交換しましょう。

・ケレップ、スピンドルの交換
ハンドル下や吐水口から水漏れしてきたらケレップ、スピンドルの交換時期です。スピンドルは硬い場合が多く、手で回せないときは、レンチを使用して外してください。その際、古いナットごと外れる場合がありますので注意しましょう。

それでも直らない場合は修理業者に依頼しよう

蛇口の根元周辺で水漏れが発生したとき、原因がわからないときには、迷わずに業者に依頼する方が賢明でしょう。素人ではすぐに手に入れることが難しい「部品」や「工具」も必要とされることが多いからです。プロに依頼すれば時間や手間をセーブできて水栓を誤って壊すという危険も避けられます。

また、依頼するメリットとして、違った角度から原因究明をしてくれて、実は蛇口が原因ではなかったということも往々にしてあります。

まとめ

今回は水漏れの直接の原因や起こり得るさまざまなトラブルとその対処法について解説してきました。

もし水漏れが起こってしまったら、まず、自分自身で修理できるのか、できないのかを冷静に判断して対処していく必要があります。自分では手に負えないときは、慌てずにいくつかの業者に無料見積もりを依頼して比較検討してみましょう。適切なアドバイスをもらえるでしょう。

なら水道職人 0120-492-315

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