水のコラム

お風呂の排水溝が臭い!チェックするべきポイントと対処法

2021年12月05日  お風呂のお掃除

一見綺麗に見える浴室なのに、なんとなく臭いが気になったことはありませんか?

お風呂の悪臭は、多くの人が見落としてしまうところに原因があります。日々の疲れを癒し、身体の汚れを落とす浴室は、当然清潔でなくてはいけません。

ここでは、お風呂の排水溝から悪臭を感じた際にチェックするべきポイントと対処法について解説します。

お風呂が臭いときにチェックするポイント

お風呂は使用のたびに大量の水が流れるため、排水口にあらゆる汚れが溜まります。そのまま放置されているとどんどん汚れが蓄積し、最終的には悪臭をもたらしてしまうのです。

大きな原因は、髪の毛やせっけん・シャンプーの残りカス、泡に混ざった皮脂などが挙げられます。酸化すると汚れはカビになり、人体にも悪影響を及ぼす可能性は否めません。悪臭は雑菌が繁殖しているサインだと考えてください。

お風呂の臭いに違和感を覚えたとき、まずは排水口を確認しましょう。排水口は主にヘアキャッチャー、排水トラップといったパーツに分かれており、確認時には取り外す必要があります。パーツごとに悪臭が起こる原因を見ていきましょう。

髪の毛など異物の侵入を防ぐヘアキャッチャーですが、定期的に掃除が必要です。溜まった汚れがそのままだとヘアキャッチャー本来の役割を果たせず、赤味を帯びたぬめりとなって臭ってしまいます。

排水トラップは中に水を溜めておくことでフタのような働きをし、悪臭を抑えてくれます。長期間水を流していないと水が干上がってしまい、臭いのもとにつながります。

また、ヘアキャッチャーを通り抜けてしまった異物が排水トラップ内で酸化し、黒カビになるケースにも注意しましょう。

ヘアキャッチャーや排水トラップによる悪臭の原因であれば自分で究明できますが、排水口の汚れを取り除いても解決しない場合があります。

例えば排水管の詰まりなどは、専門業者への依頼が不可欠です。自力で対応できるかどうかはしっかり見極めてくださいね。

お風呂の排水溝の臭いを予防する方法

お風呂の臭いが気になってから排水溝の掃除を行うのは、あまり効率的ではありません。根本的な解決には、普段から悪臭を起こさない予防を習慣化させることがマストです。

お風呂の悪臭予防は普段からこまめに行うことが最重要視されます。自分のライフスタイルを鑑みて、生活に取り入れやすく、無理なく続けていける方法を選びましょう。

たとえば平日はヘアキャッチャーに溜まったゴミを簡単に取り除き、週末に排水口のパーツを分解してしっかり掃除するリズムでも構いません。忙しい方なら、ヘアキャッチャーにゴミ取りネットを被せておくことをおすすめします。

ネットは100円ショップでも購入可能で、ゴミが溜まったら新しいネットに交換するだけで済むため、本格的な掃除は2週間に1回できるとベストです。

お風呂の排水溝の掃除方法

まずは排水口のカバーを開き、ヘアキャッチャーに溜まったゴミを取り除きます。次に排水口のパーツを取り外し、専用の洗剤をつけてしっかりと汚れを落とします。

排水口の掃除に必要な道具を常備しておけば買い物の手間が省け、掃除前の体力消耗を防げます。中性洗剤、重曹、クエン酸は大抵の汚れが落とせるので重宝しましょう。落ちにくい汚れは塩素系漂白剤が効果的です。

普段の浴室掃除で使っているゴム手袋や使わなくなった歯ブラシで力強く擦り、最後はシャワーで洗い流しましょう。

排水口の掃除が完了し、余裕があれば排水管の洗浄も行ってください。ホームセンターでは市販の排水管用洗浄液が販売されています。たっぷりと洗浄液を流したら容器に記載された指定の時間まで放置したあと、大量の水で流せば終了です。

ワイヤーブラシといった排水管専用の掃除道具もありますが使用にコツが求められるため、高圧洗浄機の方が確実に汚れを落とすことができます。

排水口の掃除は家庭でも行えますが、悪臭が収まらない場合は専門業者への依頼も選択肢に入れましょう。臭いの原因を早急に突き止めてもらえるほか、メンテナンスの意味でも、5年に1回程度はプロの徹底したクリーニングを受けるのも手です。

まとめ

基本的にお風呂の悪臭は、定期的な掃除を行うことで防げます。浴室は多くの人にとってやすらぎの空間です。

本格的なお風呂掃除を毎日行うのは大変かもしれませんが、面倒だからといって汚れを放置してしまうと自分の手には負えない状態になってしまう傾向にあります。最悪の場合は専門業者に依頼し、高額な修理費用が求められるという事例もあります。

日々の悪臭に対する予防習慣を大切にしておくと、掃除の頻度は最小限にとどまります。ゴミ取りネットの設置をはじめ、浴室掃除に必要な道具を置いておくだけでも、浴室掃除に対する重い腰を上げてくれるはずです。

常に快適で清潔な浴室を保つため、衛生対策を心掛けましょう。

なら水道職人 0120-492-315

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