水のコラム

トイレ掃除の押さえるべきポイントとは

2021年09月23日  トイレのお掃除

汚れの種類とは

トイレで生じる汚れはいくつか種類があり、それにあった掃除方法や洗剤を用いることで最小限の労力でキレイにできます。
具体的なトイレの掃除の仕方を学んで行く前に、まずはそれらを抑えておきましょう。

1.黄ばみ
トイレの中で最も目立つ汚れといっていい黄ばみ汚れは、尿石が原因となって生じます。
尿石は尿中のカルシウムが凝固したもので、水で流すだけでは不十分なことがあります。
主成分が尿石と同じである、酸性やクエン酸の洗剤を用いればキレイになります。
 
 
2.黒ずみ
こちらもトイレでは目につく汚れで、適度な湿気と栄養がある場所であれば増殖する性質を持っています。
その正体はカビで、便器の中の水が溜まりやすい部分や、タンク内に特にできやすい汚れです。
重曹やセスキ炭酸ソーダ、塩素系の洗剤が清掃に適しています。
 
 
3.水垢
使用した水道水が乾いて、含有しているカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが残ってしまった汚れが水垢です。
白くてザラっとしており、強くこすっても落ちにくく放置してしまいがちですが、汚れが大きくなってしまいます。

水垢はアルカリ性の汚れなので、相性抜群のクエン酸スプレーや酸性洗剤を使ってしっかり落としましょう。

トイレ掃除の行い方

それではどのようにトイレ掃除をしていくか説明していきますが、その前に以下のような掃除用具が準備できているかチェックしておきましょう。

【トイレ掃除で用意するもの】
・お掃除シート(トイレ用)
・トイレ用ブラシ
・各種洗剤
・除菌スプレー
・ゴム手袋

便器を用意した洗剤で掃除

先ほどお伝えした3つの汚れ別に用意した洗剤を使って、それぞれの汚れの落とし方を紹介していきます。

・黄ばみ汚れは酸性洗剤を使って落とす
黄ばみ汚れの原因である尿石の性質はアルカリ性なので、反対の性質である酸性の洗剤を使って汚れを中和して落とします。

酸性の洗剤をかけたら、1~2時間ほど置いてからブラシを使って便器を磨きましょう。また、重曹があればそれを予めふりかけておくことで、さらに汚れ落ちをよくできます。
 
 
・黒ずみ汚れは塩素系漂白剤を使って落とす
トイレの黒ずみは中性洗剤では効果的に汚れを落とせませんので、原因のカビや雑菌を退治できて、しかも漂白できる塩素系漂白剤を用います。
洗剤をまんべんなくかけたら3~5分程度待って、あとは流すだけで完了です。
清潔なトイレを長く保つためにも、置型洗浄剤を使うのをオススメします。

水垢汚れの落とし方

タンク部分やその上部の蛇口に付きやすい水垢汚れには酸性洗剤もいいですが、クエン酸を薄めたクエン酸水スプレーもおすすめです。

水200mlに対してクエン酸小さじ1杯をスプレーボトルに混ぜたら、トイレットペーパーに染み込ませて汚れた箇所に配置。
約1時間経過したら取り除いてスポンジなどでこすってあげれば、気持ちよく汚れが落ちていきます。

タンク内の掃除の仕方

トイレのタンク内も汚れが溜まりやすく、放置するとカビや雑菌だらけになってしまうのでこちらも併せて掃除しておきましょう。
この際に注意する点としては、タンク内部の配管やゴム・プラスチックを傷つけてしまう塩素系の強い洗剤は使わないようにすることです。

まずはマイナスドライバーを使って、タンクに水を供給している止水栓を閉めてから、蓋を外します。
タンク内の汚れに中性洗剤をかけてブラシでこすれば比較的カンタンに汚れは落ちます。

細かい部分などは歯ブラシを使うと非常に便利です。
基本的には上記の流れでメンテナンスは十分ですが、タンクによって仕様は異なりますので、説明書があればしっかり読んでから着手しましょう。

壁面や床の拭き取り

トイレ用のお掃除シートで壁面から便器の周辺などで目立つ汚れがある部分を拭き取っていきましょう。
高いところを拭いた際はホコリ等が床に落ちる場合があるので、まずは壁を拭いてから最後に仕上げとして床を拭くのがおすすめです。

気をつけるべきポイント

トイレ掃除をする際はいくつか注意しておきたいポイントがあるので、ここも抑えて効率的かつ安全に完了できるようにチェックしておきましょう。

1.洗剤は混ぜないようにする
よく洗剤には「まぜるな危険」といった表記がされていますが、それは混ぜることで有毒なガスが発生してしまうからです。

特に塩素タイプと酸性タイプが混ざると塩素ガスという、人体に入ると目や鼻などに痛みが生じたり、呼吸器に異常を発生させる気体になってしまうので要注意です。
 
 
2.便器は強くこすりすぎない
こびりついた汚れを見るとブラシでついゴシゴシとこすりたくなりますが、そこはグッとこらえて洗剤の力を頼るようにしましょう。

力ずくで落とそうとすると、便器の材質によっては見えない傷が付いてしまい、余計に汚れが溜まりやすくなってしまうことがあるからです。
 
 
3.温水洗浄便座も定期的に掃除する
便器だけでなく可能であれば温水洗浄便座も掃除しておけば、トイレ内の清潔度はグッと上がります。

特に便座と便器の間には汚れが残りやすいので、着脱可能なタイプなら取り外してトイレシート、もしくは濡らした柔らかい雑巾に中性洗剤をつけて拭きましょう。

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