水のコラム

洗面所の水が濁るときの対処法

2021年09月23日  洗面所のトラブル

当たり前のように透明な水が出ると思っていた洗面所の蛇口から濁った水が出てくると、誰もが驚き不安になってしまいますよね。

原因が分からなければ健康に害が出る可能性もあるため、使うのをためらってしまうのではないでしょうか。
洗面所が使えないと歯磨きや身だしなみが整えられず、大変不便に感じてしまいます。

この記事では洗面所の水が濁ってしまう原因や対処法などを詳しく解説していきます。
洗面所の水の濁りで困っている方はぜひ試してみてください。

水が濁ってしまう原因とは

洗面所の水が濁ってしまう原因はさまざまです。
どのように濁っているかによって原因が変わってくるので、詳しく解説していきます。

1.水が白く濁っているとき
洗面所の水の濁りでもっとも多いのが白く濁る現象です。
原因は、勢いよく出てくる水に空気が含まれているため。

冷たい水は濁っていないのにお湯だけ濁ってしまうこともよくあります。
コップに水を入れてしばらく置いておくと、透明になるようであれば特に問題はないので、そのまま使っても大丈夫です。

コップの水がしばらく経っても透明にならない場合は、亜鉛が含まれている可能性があります。
亜鉛は人間に必要なミネラル分なので、摂取しても体に悪影響はありません。

しかし濁りがひどい、頻繁に続くときは水道管の腐食が進んでいる可能性があります。
しばらくすると赤茶色に変色し、状況がさらに悪化する可能性もあります。
水を流しても改善しない場合は専門業者に相談しましょう。
 
 
2.赤茶色に濁っているとき
洗面所の水が赤茶色に濁っている場合は水道管の錆が考えられます。
これは水道管が古い場合や長く使っていないとき、また災害で水道管に異常が発生したケースや、近所で断水や水道管の工事がおこなわれたなどの原因があります。

水道管は耐用年数がくれば定期的に交換されますが、まれに自治体の都合などで古い水道管が交換されず、古いままの場合があります。
築年数の古い物件では特に注意が必要です。

災害が起こったときや工事がおこなわれている場合は、しばらく水を流すことで問題は解決されます。
なかなか戻らないときは、水道局が水を強制的に排出してくれるため、時間を置いて試してみると良いでしょう。

赤茶色に濁った水が元に戻らない場合はすぐに使用を中止し、専門業者へ連絡しましょう。
 
 
3.黒く濁っているとき
洗面所の水が黒く濁っている場合は、水道管に付着した二酸化マンガンが溶け出している可能性があります。
水道水には微量のマンガンが含まれており、塩素によって酸化すると二酸化マンガンに変化して水道管に少しずつ付着していきます。
水道工事で水の流れが変わった時などの場合によく発生する現象です。

少量飲んでしまったくらいなら特に健康被害はありませんが、洗濯で使う場合は衣類が黒くなるかもしれないので注意が必要です。

黒く濁った水が出てきたら、元に戻るまでしばらく水を流すことで対処できます。
元に戻らない場合は専門業者に連絡しましょう。
 
 
4.悪臭やゴミが混じっているとき
水は濁っていないが、悪臭やゴミが混じっている場合は注意が必要です。
カルキ臭なら、水を消毒するときに塩素を使っているため問題はありません。

夏や梅雨の時期は雑菌が発生しやすいため、塩素の量を増やしています。
特に臭いに敏感な方は気になるかもしれません。

悪臭やゴミが混じっている場合は、何らかの水道管の異常が考えられます。
水を出しっぱなしにすれば解決することもありますが、根本的な解決にはならないでしょう。
速やかに使用を中止し、専門業者に連絡することをおすすめします。

濁りの対処法とは

水道管に問題がある場合は、基本的には自分で対処するのは難しいため、専門業者に連絡して確認してもらいましょう。

自分でできる対処法としては、まず水道の水を流し続けます。
念の為、お風呂やキッチンなど他の場所も異常がないか確認してください。
災害や工事などが原因の場合は、水を流し続けることで問題は解決します。
元に戻らないときは、少し時間を置いて試してみてください。

なかなか水道管の工事してもらえないときや、できるだけきれいな水を使いたい場合は浄水器を設置したり、蛇口のストレーナーを掃除したりすると良いでしょう。

リフォームで対処する

洗面所が古く濁った水が出やすい、蛇口にゴミが溜まっているなど洗面所周辺に原因がある場合は、リフォームでの対処も有効な手段です。
洗面所の交換は数時間から半日以内でできるため、水が使えない時間も短時間で済みます。

費用が心配な方もいらっしゃると思いますが、洗面所本体のみなら10万円以下でのリフォームも可能です。
洗面所リフォームのメイン価格帯は20〜50万円のため、古くなっている方は検討してみても良いでしょう。

しかし、水の濁りの原因が洗面所以外にある場合は、わざわざリフォームしたのに状況がよくならないことも考えられます。
きちんと専門業者に見てもらい、原因を特定してからリフォームするようにしましょう。

まとめ

洗面所から濁った水が出てくると、とても心配ですよね。
水の濁りには、さまざまな原因が考えられます。
濁りの色ごとに違いがあり、対処方法が変わります。
水道の水を流せば解決する場合もありますが、なかなか元に戻らない場合は専門業者に連絡して対処してもらいましょう。

なら水道職人は大和高田市、橿原市、生駒市、大和郡山市、桜井市、葛城市など奈良県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。
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なら水道職人 0120-492-315

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