水のコラム

洗濯機のニオイの対処法

2021年09月23日  洗濯機のトラブル

洗濯機のニオイの原因とは

洗濯機のいやなニオイの原因は、必ずしも1つであるとは言い切れません。
そこで、洗濯機からどんなニオイがするのかを確かめて、ニオイの発生源を発見しましょう。

カビ臭いニオイ

洗濯機のいやなニオイの原因は、主に細菌やカビであると言われています。
細菌は洗濯機に残っているちょっとした皮脂汚れや洗剤をエサとして、洗濯機の中で一気にその数を増やしていきます。

また、カビは湿度が高い環境でどんどん繁殖していきます。
そのため、湿気がたまりやすい洗濯機の中はまさにカビの温床なのです。
「洗濯機がなんだか生臭い」と感じるのであれば、まずはニオイの原因は細菌やカビだと考えれば良いでしょう。

洗剤のニオイ

洗濯槽から普段使っている洗剤のニオイがするのであれば、その原因は洗濯機にたまった洗剤の残りだと考えられます。
洗剤や柔軟剤は水の量に対して溶ける量が決まっています。

そのため、水の量に対して洗剤を多く入れてしまうと洗剤が溶けきれず、それが洗濯機の中に残ってしまうのです。
また、こうして洗濯機に残った洗剤は細菌やカビのエサとなり、さらにニオイを悪化させてしまう可能性もあります。

下水のニオイ

洗濯機から下水のようなニオイがする場合、原因は洗濯機と繋がっている排水口にあります。
洗濯機の排水ホースと排水口をちょうどつなぐ部分には、排水トラップという部品がついています。
そして、この排水トラップは下水の悪臭やガスが洗濯機に上がってくるのを防ぐ役割があるのです。

そのため、洗濯機から下水のようなニオイがするときは、排水トラップに汚れがたまっていたり、故障していたりする可能性が高いといえるでしょう。

ニオイを取り除く方法

・洗濯槽をキレイにする
洗濯機のニオイの原因が細菌やカビであれば、洗濯槽を掃除するのがニオイを取り除くのに最も有効な手段です。
使用するものは洗濯槽クリーナーのみ。
使い方は洗濯槽クリーナーの種類によって異なりますが、概ね以下のように簡単で手軽な場合がほとんどです。

1.40℃程度のぬるま湯を高水位(洗濯槽全体が浸るくらい)まで入れる。
2.洗濯槽クリーナーを入れる(分量は洗濯槽クリーナーによって異なります)。
3.つけおきタイプの場合はしばらく放置する。
4.標準コースで洗い、汚れを落とす。

このように、ある程度の細菌やカビであれば、市販の洗濯槽クリーナーだけで簡単に洗浄することができます。
また、洗濯槽クリーナーには酸素系と塩素系といった種類があったり、使用方法が異なる場合があるので、必ず洗濯槽クリーナーのマニュアルも確認しておきましょう。
 
 
・排水トラップの手入れ
排水トラップは、洗濯機の中に悪臭が入り込んでくるのを防ぐという重要な役割を持っています。
そのため、排水トラップは念入りなメンテナンスが必要となります。

もし排水トラップやその周りに汚れがあった場合は、その部分をキレイにしましょう。
というのも、この排水トラップに汚れが残っているとそれらが固まって、排水の流れが悪くなる可能性があるからです。
排水トラップの清掃も市販のパイプクリーナーがあれば、一人で簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

1.洗濯機の電源プラグを抜き、洗濯機の蛇口を閉める。
2.排水ホースを外す。
3.排水口の蓋を外していく(いくつかのパーツになっているので、すべて外す)。
4.排水口の中にパイプクリーナーを入れる。
5.取り外した排水口のパーツの汚れを歯ブラシなどで落とす。
6.排水口に水を入れ、パーツを元の状態に戻して終了。

また、もし排水トラップが故障しているようであれば、排水トラップの交換が必要となります。
排水トラップの交換は素人でもできないことはないのですが、難しい作業が必要になるので、水回りのプロや業者に依頼するのが無難です。

普段できる対策

ここからは、自分でできる対策を紹介します。
普段からこまめに対策することで、洗濯機からイヤなニオイがするのを予防しましょう。

・洗濯機を使用しない時はフタを開けっぱなしにする
ニオイの原因となる細菌やカビは高温多湿の環境で繁殖していくので、洗濯機のフタを常に閉じっぱなしにしておくのは避けておきましょう。
洗濯機を使用しない時は常にフタを開けっぱなしにしておくことで、洗濯機の中が乾燥し、細菌やカビの繁殖を防ぐことができるのです。
 
 
・洗剤や柔軟剤の使用量を守る
洗剤を規定の使用量以上に投入してしまうと、入れすぎてしまった分の洗剤が溶け残り、結果、それが洗濯槽にこびりついてニオイの原因となってしまいます。
洗剤や柔軟剤は入れれば入れるほど効果が高まる訳ではないので、必ず規定量を守るようにしましょう。
 
 
・洗濯機の中に衣類を入れっぱなしにしない
衣類を洗濯したまま洗濯機に放置しておくと、衣類に残った水分から細菌やカビが繁殖してしまいます。
洗濯を終えた衣類は洗濯機の中に放置しておかないで、すぐに干すように気をつけましょう。
 
 
・お風呂の残り湯はなるべく使わない
お風呂の残り湯には皮脂汚れや細菌が含まれているので、それを使用してしまうと皮脂汚れや細菌が洗濯槽の中に残ってしまいます。
そのため、お風呂の残り湯はあまり洗濯機に使いすぎない方が良いでしょう。
 
 
・洗濯機を定期的に清掃する
生活家電の中でも、洗濯機は特に使用頻度の高い電化製品です。
使う頻度が高い分、やはり汚れもたまりやすくなってきます。
通常は月2回ほど、雨季や夏は洗濯機内の湿気もたまりやすくなるので月1回は、洗濯機の掃除を行うのがオススメです。

もし定期的に洗濯機を掃除していてもニオイが気になるのであれば、業者やプロに依頼すると良いでしょう。

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なら水道職人 0120-492-315

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