トイレの水漏れはタンクが原因？タンクレスはDIY（自力）で修理は難しい

水のコラム

2021年09月13日トイレの水漏れ

トイレの水漏れはタンク内が原因？

トイレの水漏れは、ほとんどタンク内にある部品が故障したり、何かの拍子で抜けてしまったりすることで起きています。

そこで今回、水漏れの原因となるタンク内の部品とその状態についてご紹介します。
一緒にそれぞれの部品が原因で起きる症状についてもご紹介するので、当てはまるものをチェックしてみてください。

・ボールタップの故障
「ボールタップ」というのは、簡単に言うとタンクに水を入れたり止めたりする装置です。
タンク内の水の多さによって水を入れたり止めたりする「浮き球」という部品が先端にあります。
「ボールタップ」が故障しているかどうかは、タンク内の音と「浮き球」を持ち上げたときの水の動きで判断が可能です。

一つ目は、タンク内で常に水が流れる音が聞こえるかどうかです。
「ボールタップ」が故障すると、常に水が流れっぱなしになるため、トイレを流したわけでもないのにチョロチョロと音が聞こえます。

二つ目は「浮き球」を持ち上げて水が止まるかどうかです。
水が止まらなければ「ボールタップ」が故障していることがわかります。
トイレの水漏れトラブルで多いのが「ボールタップ」の故障なので、最初に確認してみてもいいかもしれません。

・オーバーフローの破損
「オーバーフロー」とは、タンクの水が溢れないようにするための装置です。
タンク内の水が溜まってきて溢れそうになったら、上部にある穴を通って、便器に向かって水を流して溢れないようする仕組みです。

ですが「オーバーフロー」が故障すると、水が溜まる前に便器に水漏れしてしまいます。
そのため、常に便器に水が流れている状態となるので、このような症状が見受けられたら「オーバーフロー」の破損を疑いましょう。

・便器の水漏れはフロートバルブの可能性も
便器に水が常に流れている状態は「オーバーフロー」の破損のほかに、「フロートバルブ」の破損や老朽化の可能性もあります。

「フロートバルブ」は洗浄レバーと鎖でつながっているため連動しており、洗浄レバーを回すと排水管に水を流して便器内に水を届ける仕組みとなっています。
そのため「フロートバルブ」や鎖部分が破損すると、常に浮いた状態になって水が止まらなくなる状態になるのです。

トイレが水漏れしたときの修理方法

トイレが水漏れしているときの修理方法をご紹介します。
自分でできる範囲で修理ができるものもあるので、ぜひご覧ください。

・修理の前に止水栓を閉めておく
トイレの水漏れ修理をする時は、必ず修理の前に止水栓を閉めておきましょう。
修理で部品を取り外したり、ずらしたりしたときに水が噴き出すことがあります。
水が大量に出てくることもあり、修理よりも水の片付けが大変になるので最初に必ず閉めてください。

・修理・部品交換する
トイレが水漏れしたときの修理方法は、基本的に破損の場合は新しい部品と交換して修理することになります。
よくあるのですが、「フロートバルブ」の鎖部分が外れていて水漏れしている場合は、また付け直すだけで修理完了です。
完全に破損してどうしようもないときは、プロに依頼して修理・部品交換をしてもらいましょう。

タンクレスのトイレの水漏れ原因とは？

タンクレストイレの水漏れの原因を解説します。
タンクがあるトイレの場合は、ほとんどがタンク内の部品が影響して水漏れを起こしていますが、タンクレストイレは他に原因があります。

大きく分けて三つの原因が考えられるので、原因を探す参考にしてください。

・給水管の接合部分の不具合
給水管というのは、便器と水道管をつないでいる管を指します。
その給水管の接合部分のナットが緩い、破損によって水漏れが起きます。

・排水管破裂
床の便器の隙間から水漏れを起こしているときは、排水管破裂が原因となっています。
排水管の破裂は劣化によるものが多いので、なかなか確認することも難しく予防が難しいです。