水のコラム

床が水浸しに!?台所で起こりがちな水回りトラブルと対処法について

2021年08月13日  台所の水漏れ

ある日突然、台所の床が水浸しになっていたなどというトラブルが発生したら、とても焦りますよね。台所は日々の生活に重要な役割を果たしている場所ですし、床下への浸水などが起こりやすい場所なので、できるだけ早めに対処する必要があります。台所での水漏れの原因としてよくあること、その対応の仕方などについてまとめてみました。

賃貸にお住まいの方は管理会社や大家さんに連絡を

賃貸マンションやアパートにお住まいの方は、台所で水漏れを確認したら速やかに、管理会社や大家さんに連絡してください。階下のお住まいなどへ浸水被害が及ぶことが考えられますので、早めの対応が必要です。

ずっと排水口の掃除をしていなかったとか、大きなごみを詰まらせてしまったなど、借主に過失がある場合の修理代は借主負担となり、通常使用による経年劣化によって給水管および排水管、シンクが破損などした場合の修理代は貸主負担となることがほとんどです。ですので、借主が焦って自身で水道修理業者に連絡して依頼してしまうと、費用の請求先などについてトラブルが起きることがありますので、まずは管理会社や大家さんと今後の対応を相談しましょう。

ありがちな排水トラップのゴムパッキンの劣化

台所の水漏れの原因としてありがちなのが、排水トラップに使用されているゴムパッキンの劣化です。このパッキンはどうしても使用しているうちに劣化して弾力が失われていき、部品と部品の間にどんどん隙間ができてしまい、そこから水漏れが発生します。築年数がある程度経過している家の台所の水漏れは、ゴムパッキンの劣化の可能性が高いです。

ゴムパッキンの耐用年数は大体10年前後とされていますので、10年以内にゴムパッキンの交換をした記憶がなく、部品と部品の間から水が漏れているという場合は、まずはゴムパッキンの劣化を疑います。ただ、ゴムパッキンの劣化が原因の水漏れは、ゴムパッキンを交換するだけで直りますので、日曜大工に慣れている方であればご自分でゴムパッキンを購入し、さほど難しくない作業で交換して直すことができます。

新しいゴムパッキンを用意する場合は、キッチンのメーカーや型番などを調べ、それまで使っていたゴムパッキンと同じものを選ぶのが確実です。ホームセンターなどで購入される場合は、劣化してしまったゴムパッキンを見本として持参すると良いでしょう。

排水パイプや排水ホースからの水漏れ

排水パイプや排水ホースからも、ゴムパッキンの劣化や、ナットの緩み、排水ホースや排水パイプ自体の劣化や損傷、配管の詰まりなどによる水漏れが発生することがあります。

見落としがちなのによくあるのは、床下排水管との接続がずれてしまって水漏れが起きるパターンです。シンク下に物を収納されている方はかなり多いと思いますが、排水ホースもそのシンク下にあるため、収納しているものを動かしたりしたときなどにホースも動いてしまい、そのホースが床下排水管からすっぽりと抜けてしまうことがあるのです。そして、そのまま使用していると、当然ですがシンクに流した水が床にそのまま流れてしまうため、あっという間に水浸しになってしまいます。

「気づいたら床が突然水浸しになっていた!」という時はこのパターンが多いので、まずは排水ホースがきちんと床下排水管に繋がっているかをチェックしてみてください。また、シンク下に収納しているもので排水パイプや排水ホースなどを損傷してしまうケースもありますので、シンク下には物を詰め込みすぎず、排水パイプや排水ホースの周りにはできるだけ余裕を持たせておくと良いでしょう。

シンクの破損による水漏れ

排水トラップや排水ホースや排水パイプに異常がないにもかかわらず、シンク付近から水漏れを起こしているという場合には、シンクがいつのまにか破損してしまっていることが考えられます。シンクに穴が開いていたり、傷がついていたりしないかを確認してみてください。穴が開いていたり、水漏れを起こしそうな傷があったりしたら、シンクの交換を検討しましょう。

小さな穴で、水漏れの度合いもひどくない場合には、コーキング剤などで穴や傷を埋めて補修すれば、水漏れは一時的に改善します。しかし、これはあくまでも応急処置にすぎません。穴が開くほどシンクが劣化しているということは、キッチン全体が劣化してきている可能性があり、全体的に点検をしたほうが良い場合があります。

ステンレス製のシンクの場合は、手入れ不足や傷から発生してしまった錆による腐食が多く、大理石製のシンクの場合は、物を落としてしまったことによってひびが入ってしまったケースが多いようです。シンクだけではなく、キッチン全体が経年などによって劣化してしまっている可能性があるときは、シンクだけを交換するのではなく、キッチンそのものをリフォームすることを視野に入れる必要があるでしょう。

なお、錆によるステンレスシンクの腐食の原因として意外に多いのが、塩分を含んだ水を長時間放置してしまうことです。お味噌汁などの塩分を含んだ水を長時間シンク内に放置しておくと、ステンレスのコーティングがはがれてしまいます。これを防ぐためには、日頃から食器洗いが終わったあとなどに、こまめにシンクの掃除をするようにしましょう。

忙しくてシンクの掃除を怠りがちだという方は、錆防止のコーティングをシンクに施すと良いでしょう。自分でコーティングできるものが市販されていますが、より効果を求めるのであれば専門業者への依頼をおすすめします。

台所は使用頻度が高く、水漏れが発生してしまうととても困ってしまう場所の1つです。もしも、あなたが台所などの水漏れにお困りで、奈良市や橿原市、大和高田市、大和郡山市、宇陀市、五條市、北葛城郡など奈良県域にお住まいの場合は、ぜひ、なら水道職人までご連絡ください。あなたの水回りのトラブルの解決を、水回りのプロである職員がサポートさせていただきます。

なら水道職人 0120-492-315

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