水のコラム

お風呂の水回りトラブルは、放置せずに早めの対処を

2021年08月13日  お風呂の水漏れ

お風呂の蛇口をしっかりと閉めたはずなのに、ぽたぽたと蛇口からずっと水が落ちてくる。浴槽に溜めたお湯が徐々に減っていってしまう…。こういった経験をしたことがある方は意外に多いのではないでしょうか。

ぽたぽたと落ちてくる程度の水漏れであれば「量が少ないので放っておこう」と思ってしまう方が多いのですが、少量であっても水漏れを放置してしまうと、無駄な水道代がかかってしまったり、お風呂にカビが生えやすくなってしまったりということが起きます。お風呂に起こりがちな水漏れには、どのように対処したらいいのでしょうか。

蛇口から水漏れしている場合

蛇口からの水漏れの原因として多いのは3つです。

まず1つ目は、パッキンの劣化です。これによって起こる水漏れは、お風呂の蛇口からの水漏れの中で一番多いと言ってもよいでしょう。パッキンというのは、金属の部品のつなぎ目に挟むゴムなどでできた部品のことです。部品と部品の間のわずかな隙間を埋めて、水が漏れないようにしてくれているものです。そのため、パッキンが経年などによって劣化してしまうと、徐々に隙間をカバーできなくなり、水漏れが起きてしまうのです。

このパッキンの交換は、日曜大工などに慣れている方であれば、水栓を分解して自分で行うことができます。パッキンはホームセンターなどで販売されていますので、水漏れの原因が明らかにパッキンであろうと思える場合は、自分で同じ型番のパッキンを購入して交換すれば、安い費用で済みます。

2つ目は、パッキン以外の部品の劣化や故障です。蛇口のパーツは消耗品なので、使っているうちに劣化してしまうため、蛇口を長く使うのであればいずれはパーツの交換が必要になります。特に、バルブと呼ばれる部品の劣化や故障が水漏れの原因であることが多いです。バルブの交換を自分で行うというのは少し難易度が高い作業なので、水道修理業者へ依頼したほうが良いでしょう。

3つ目が、蛇口本体ではなく給水管のトラブルです。蛇口には劣化や故障が見当たらないのに、水が漏れてくるという場合には、給水管のトラブルが原因である可能性が高いでしょう。給水管を自分で修理するというのも難しい作業なので、水道修理業者へ依頼してください。

浴槽に溜めたお湯が減ってしまう場合

浴槽にお湯が溜まりにくくなった、溜めたお湯がどんどんどこかへ漏れ出してしまうというトラブルもあります。この場合、浴槽にお湯を溜めたあと、どのように浴槽のお湯が減るのかを見てみましょう。

浴槽に水を溜めても、放っておくとその水がすべてなくなってしまうようであれば、排水栓の劣化や、排水口に溜まったゴミなどで排水栓が上手く閉まらなくなっていることなどが考えられます。まずは排水口を確認し、邪魔になっているようなゴミがなければ、排水栓に劣化や破損がないかも確認します。排水栓の劣化や破損が原因の水漏れであれば、排水栓を交換することで水漏れは解決します。

浴槽に溜めた水が、ある一定の高さまでしか溜まらない場合は、浴槽にヒビが入っていることが考えられます。浴槽にヒビが入ってしまうと、ヒビのある部分から水が漏れてしまうため、それ以上は水が溜まらなくなってしまうのです。入浴に困るほどのヒビではなくとも、浴槽のヒビを放っておくと、ヒビから漏れた水やお湯が床下などにどんどん溜まっていくことがあり、浴室の配管の破損などの大きなトラブルにつながることがあります。

特に、マンションやアパートにお住まいの場合、床下への水漏れが起きると、下の階の天井からの水漏れにつながってしまいます。近隣へのトラブルを予防するためにも、浴槽のヒビが疑われる場合は、早めに管理会社や水道修理業者へ連絡してください。

その他、床下や給湯機が原因の場合

蛇口や浴槽、排水栓の劣化による水漏れのほかに、床下や壁の中の配管が破損して水漏れを起こすことがあります。

お風呂の配管というのは、ほとんどが目に見えないように施工されているので、水漏れが起こっても初期には気づきにくいのが特徴です。給水管の破損などによるものであれば、水道代が異常に高くなって気づくことがありますが、排水管の破損などによる水漏れは家になんらかの被害が出てからでないと気づかないことが少なくありません。

放っておくと床下がカビだらけになって腐ってしまったり、マンションやアパートの場合は近隣を巻き込む大きなトラブルになってしまったりしますので、何かおかしいと思った際には、早めに管理会社や水道修理業者へ連絡するようにしてください。

また、給湯器の故障による水漏れが意外に多いものです。特に寒冷地では、配管が凍結によって破損してしまうことが原因となりやすいので、冷え込む季節には特に注意していただく必要があります。給湯器からの水漏れは、水漏れしているまま使用を続けると、ガスや灯油の不完全燃焼が起きてしまうなどして、命にかかわる事故が発生する危険性がありますので、水漏れに気づいた時点で速やかに給湯器の使用を中止し、管理会社や水道修理業者へできるだけ早めに連絡してください。

お風呂での水漏れは、使用する水量が多いために大きなトラブルに発展してしまうことが多いので、早めに対処することが必要です。

なら水道職人では、奈良市や大和郡山市、桜井市、生駒市、天理市、大和高田市、葛城市などの奈良県全域で水回りのトラブル解決のお手伝いをさせていただいています。お風呂での水漏れにお気づきの際は、お気軽に、なら水道職人までご連絡ください。

なら水道職人 0120-492-315

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