水のコラム

風呂場で発生する汚れの種類と対処法を紹介

2021年07月30日  お風呂のお掃除

風呂場ではさまざまな汚れが発生する

風呂場は身体の汚れを落とす、湿度が高くなりやすい、大量の水を使用するなどさまざまな汚れが発生しやすい環境にあります。なおかつ毎日使用する、特に家族で暮らしている場合、その頻度はさらに高くなるので確率は高くなります。今回は風呂場で発生する汚れの種類と、それらに対する効果的な掃除方法をご紹介します。

汚れの種類

早速、お風呂場で発生する汚れについて具体的にご紹介しましょう。

・水垢
水道水にはカルシウムやマグネシウムなどの、金属イオンが含まれています。水分が蒸発するとこれらだけが残って露出し、時間をかけて蓄積すると固まって白い塊のようになります。これが水垢と呼ばれる汚れで、一度できてしまうと簡単には取れない厄介な存在です。さらに水垢を放置したままにすると鱗状痕という、より固さが増して落ちにくい汚れに成長します。

水垢は水やスポンジで擦っても落ちませんが、アルカリ性の汚れなので酸性の洗剤が効果的です。しかし水垢がケイ酸という物質で構成されてしまうと化学的な結合がとても強く、市販されている洗剤では対処ができません。その際は専門業者への依頼が必須なので、注意が必要です。水垢が発生しやすいのは鏡や蛇口で、特に鏡は曇ったようになって使い勝手が悪くなってしまいます。

・石鹸カス
風呂場で発生する白い汚れは水垢だけではなく、石鹸カスの可能性もあります。石鹸カスという汚れは石鹸やシャンプー、ボディソープなどに含まれる成分と水道水に含まれる金属イオンが反応してできます。水垢と似てこびりついて落ちにくいですが、わずかに粉末のようになっているのが違いです。

こちらも時間が経つと固まってより一層落ちにくくなるため、見つけたらすぐに対処することをおすすめします。石鹸カスは水垢とは逆に酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤が効果的です。主にお風呂場の床や、排水溝付近などに発生しやすいです。

・ピンク色のぬめり
風呂場で見かけるピンク色のぬめりは、実はカビではありません。これはロドトルラという空気中を漂う常在菌が落ちてり付着して繁殖した物です。主に石鹸のカスやわずかな量のシャンプー、皮脂や手垢といった物を栄養源にしています。

また湿度の高い環境を好み、換気を怠っていると発生しやすいです。ぬめりのある汚れではありますが、人体への悪影響はありません。しかしこれらはカビが発生する条件と同じため、ロドトルラが繁殖していることはカビも発生している、あるいは発生直前という可能性が高いです。

表面を擦るだけでも汚れが落ちますが、実際は根を張っているため時間が経てばそこから再生してしまいます。そのためカビ用の除菌剤などで、根本的に掃除することが大切です。床や排水溝周りなどを始め、お風呂場全体で発生します。またシャンプーやボディソープなどのボトルの底にも発生します。

・黒カビ
カビは湿度の高い環境を好み、そして栄養源があると繁殖しやすいです。風呂場は基本的に密室で湿気が逃げにくく、お湯から蒸気が出るのでどうしても湿度が高くなり、皮脂や手垢、石鹸カスなどの栄養源もあるため、カビにとっては絶好の環境です。そのため換気を怠り、定期的に掃除をしないと簡単に黒カビが発生してしまうでしょう。

カビは発生した直後でも落としにくいですが、放置すると根を張ってしまうため表面をきれいにしても効果がなく、根本的に解決することが大変になります。カビ専用の洗剤が市販されているため、発生してしまったらそちらの使用をおすすめします。

掃除の際に気をつけること

お風呂掃除の際にはいくつか気をつけるべきことがあります。場合によっては重大な事故を招くこともあるため、しっかりと注意事項を把握した上で掃除を始めてください。

・換気をしながら手袋とマスクをつけて行う
お風呂用の洗剤は吸いすぎると人体に悪影響があるので、特に漂白剤などの効果が強力な物を使う場合は、窓やドアを開けて換気をしてください。またそのような洗剤は臭いも強いため直接嗅ぎ続けると気分を悪くしたり、皮膚に付着すると炎症が起きたり表皮が溶けるなど、ケガの恐れがあるため、マスクと手袋の着用を推奨します。

・大理石やタイルには酸性の洗剤を使用しない
大理石やタイルなどは酸性洗剤との相性が悪く、最悪の場合剥がれてしまい修理や交換が必要になります。そのためこれらがある場所で掃除するときは、ブルーシートなどで該当部分を養生して酸性洗剤がかからないようにしましょう。

水回りのトラブルが起きたらなら水道職人へ依頼を

定期的な掃除は清潔を保てるだけではなく、一度に行う掃除の負担を少なくできます。しかし掃除をしていても水回りのトラブルが発生してしまうことがあります。何故なら経年劣化や機器の故障など、掃除ではどうしようもできない部分も原因になるからです。そうなると自力での対処が難しく、また早急に解決しないと被害が大きくなってしまいます。そんなときはなら水道職人にご依頼ください。

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なら水道職人 0120-492-315

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