水のコラム
トイレの落ちにくい汚れをきれいに落とす方法は？
一日に何度も使うトイレは、すぐに汚れてしまうので掃除が大変です。目立たない汚れなら、ついつい掃除を後回しにしてしまいがちですが、尿の汚れが蓄積されると尿石や黒ずみになってしまいます。尿石や黒ずみができてしまっているのを見つけていざ落とそうと試みても、頑固な汚れはなかなか落ちないものです。今回は、トイレの便器にできてしまった尿石や黒ずみの落とし方、汚れを予防する方法についてご紹介します。
頑固な汚れの種類
ブラシで磨いても落ちない汚れは諦めてしまいそうになりますが、汚れの種類に合わせた掃除を行うことである程度きれいに落とすことが可能です。
・尿石
便器の淵や底の黄色っぽい汚れは尿石です。尿素やタンパク質と、尿に含まれるリン酸カルシウムが結合し、変質して尿石となります。尿汚れを放っておくと固まり、こびりついてなかなか落ちなくなってしまいます。尿は便器の内部、裏側にも飛び散りやすいため、広範囲に尿石が蓄積されやすいです。
・黒ずみ
便器の淵や、水たまりの上部に線のようにできることが多いのが黒ずみです。便器に黒ずみができる原因は、カビや雑菌、埃のほか、尿石の酸化、水垢など、さまざまな理由があると考えられます。
汚れに合わせた掃除方法
日頃のトイレ掃除には中性洗剤で十分ですが、尿石や黒ずみ汚れになってしまうとなかなか落とすのが難しい場合があります。汚れに種類によって洗剤の種類を使い分けると効果的です。さまざまな汚れがつきやすいトイレには、洗剤を数種類用意しておくと便利です。
・尿石の落とし方
普通のトイレ用洗剤では落ちないときは、尿石専用洗剤を使うと洗浄力が高く落ちやすくなります。尿石専用洗剤は刺激が強いので窓を開け十分に換気をして、手荒れをしないよう手袋をつけるようにしてください。広範囲に尿石がある場合は、トイレットペーパーで全体を覆い、洗剤を吹きかけて数分置いてからブラシでこすると汚れが落ちやすくなります。
尿石専用洗剤でも落ちなければ、耐水のサンドペーパーを使って尿石を削り落とす方法もあります。ただし便器を傷つける恐れがあるので、削りすぎないよう注意が必要です。サンドペーパーを使うときは汚れの表面を少しだけ削り落とす程度にしておき、ある程度落とせたら洗剤にチェンジするようにします。
・黒ずみの落とし方
軽度の黒ずみであれば中性洗剤で落とせますが、頑固な黒ずみ汚れには効果がないことがあります。そんなときはまず、トイレハイターなどの塩素系トイレ用洗剤を使って落としていきます。酸性洗剤と混ざったら有毒ガスが発生するので、塩素系漂白剤を使った日は酸性洗剤を使わないようにします。一回で黒ずみは落ちない場合もありますが、数回やってみると少しずつ柔らかくなって落としやすくなります。
トイレハイターを使っても落ちなければ、トイレ用のクレンザーを使うと削り落とせます。ただし研磨入りのクレンザーは便器に細かな傷がつきやすいので、便器を傷めないように気をつけながら試してみてください。
頑固な汚れを作らないためにするには
尿石や黒ずみといった頑固な汚れは、放置しておくと色素沈着を起こして落としにくくなっていきます。便器の汚れに気付いたらその場で落とすことが大切です。
・汚れ予防グッズを使う
忙しくてトイレ掃除になるべく時間をかけたくないなら、「スタンプクリーナー」や、「置き型洗浄剤」などの汚れ予防の商品を使うのが便利です。水を流す度に洗浄成分が溶けて便器全体に行き渡るので、掃除がしづらい便器の淵なども何もせずきれいになるので掃除がラクになります。漂白成分が配合されたトイレスタンプや、良い香りがするタイプなど、最近はいろいろな種類が出ているので、好みに合わせて選んでみてください。
・洗剤のつけおきをする
便器に洗剤をつけおきするだけでも汚れを防ぎます。外出前や就寝前に洗剤をつけておいて、朝そのまま水を流すだけでいいので時短になります。目立つ汚れがあるときはブラシで軽くこすったほうが良いですが、浸け置きしていると軽くこするだけで落ちやすくなっているはずです。
自力でやるのが難しい場合は、なら水道職人にご依頼ください
今回はトイレの頑固な汚れについて紹介しました。トイレの汚れは放置することで落ちにくい汚れとなっていきますので、できる限り早めに落としておくことがポイントです。自力で落ちない頑固な汚れや、手の届かない部分の掃除で困ったときは水回りのプロに依頼を検討してみてください。
なら水道職人では、奈良市をはじめ、橿原市、生駒市、大和郡山市、磯城郡田原本町、川西町、生駒郡斑鳩町、三郷町、平群町など奈良県のすべてのエリアで水回りのトラブルに関するご相談に対応しております。トイレはもちろん、キッチン、お風呂などの水回りもお任せください。
