水のコラム
洗面所の水が濁る原因や予防方法について
洗面所の蛇口をひねったら急に濁った水が出てきたり、サビやゴミのようなものが水に混ざったりしていたらビックリしてしまうものです。問題がない場合はしばらくすると通常通り透明な水に戻りますが、異常がおきている場合だと水道管などの修理、交換が必要な場合もあります。
今回は水の濁りやサビのようなものが出てきたときに、考えられる原因と予防方法についてご紹介します。
濁った水が出てくる原因は？
水は空気が入り込むことで白く濁ることがあります。勢いよく水を出したりすると、水の中に溶け込んでいる空気が放出され気泡が集まり、その気泡が白く濁って見えるのです。空気により白く濁っているだけなら無害で心配はいりません。また、水道工事や火災、地震発生のときにも、地震等水道水から濁った水が出てくる場合もあります。濁った水が出てきたときは慌てずに、まずは下記のことを試してみてください。
・数分間水を出しっぱなしにしてみる
蛇口から濁った水が出てきたら、しばらく水を出したままにしておき様子を見ます。数分たって通常通り透明の水に戻るようであれば問題はありません。
・容器やコップに入れて確認する
透明の容器やコップに濁った水道水を入れて、2～3分程度おいてみてください。空気の混入が原因であれば白い濁りは透明な水に戻ります。水道管の異常など何か別の原因があるときは、赤色や青色の水が出て、悪臭がすることがあります。
水にサビやゴミが混ざっているときの原因は？
水の中にサビやゴミのようなものが混ざっているときの原因は、いくつか考えられます。
・水道管や給水管の劣化
水道管は種類にもよりますが数十年で劣化します。劣化によりサビが発生すると、白濁水、茶色っぽい水、さらにサビが多くなると赤っぽく濁った水が出るようになり、鉄の臭いがすることもあります。
平成元年以前のアパートやマンションだと鉄製の水道管が使われていることが多いため、赤サビが発生する可能性は高いです。鉄製ではなく銅管の場合でも、青い水が出るようなら、銅管のサビが発生している可能性があります。サビが発生していると、水がサビのような臭いがする場合もあります。水道管の交換が必要かもしれないので、管理会社や大家に連絡を入れてください。
・集合住宅などで使われる貯水槽の劣化
集合住宅であれば、同じ棟に住む家庭でも水の濁りが発生している可能性があります。近所の人にも聞いてみて、同じ状態であるようなら貯水槽の洗浄や交換をしてもらえるよう、管理事務所に報告します。
・水道工事などによる断水の影響
水道管の工事があったときにも、水道水が濁ることがあります。水道管工事により水道管のサビが取れて水に溶け込むと、赤く濁った水などが出てくる場合があるからです。水道水をしばらく出し続けると、ほとんどの場合は元の透明な水に戻るので心配いりません。
水道水がカビ臭い原因は？
台風や豪雨のあと、水道水がカビ臭くなることがあります。また、梅雨から夏にかけては水道水源である貯水池や湖沼藻、ダム、河川で藻類や微生物などが繁殖してカビ臭、土臭が水につきやすくなります。どちらの場合も安全性に問題ありません。
洗面所の水の濁りを予防する方法は？
水の濁りの原因はさまざまなので完全な予防は難しいですが、ある程度は自分で予防できます。
・浄水器を取り付ける
水の濁りを予防するには、浄水器を使うという方法があります。浄水器の高度なフィルターにより、水の中に混ざるサビ、汚れを除去してくれるのです。塩素を取り除くタイプなどいろいろな種類がありますが、購入費用はグレードによって高額になることもあるので、購入前に確認しておくのをおすすめします。
・蛇口のフィルターを掃除する
蛇口の中には水栓金具のストレーナーがあります。ストレーナーとはフィルターの役目がある部品のことで、汚れがたまりやすい部分です。蛇口の種類によって外し方は違いますが、大抵は自分で簡単に外して洗えます。ストレーナーが汚れて詰まりだすと水の出が悪くなるので、定期的にストレーナーを掃除しておくと水の流れがよくなり、清潔で洗面所の水道が気持ち良く使えます。
洗面所の濁りが続く場合
濁った水が出続けている場合は、水道管など何かしらのトラブルが起きていることが考えられます。洗面所の修理、交換は水回りのプロに依頼することをおすすめします。なら水道職人は、奈良市をはじめ、橿原市、生駒市、大和郡山市、御所市、北葛城郡広陵町など奈良県のすべてのエリアで水回りのトラブルに対応している業者です。
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