水のコラム

5つの凍結予防対策と水道管が凍結する条件

2021年07月24日  水道管の凍結

冬に冷え込みが厳しくなると、ニュースや天気予報で水道管凍結に注意を呼び掛けることがありますが、水道管が凍結するとどうなるのでしょうか。水道管が凍結すると当然ながら水が出なくなり、溶けるまでは使えない状態になります。水道管が凍結する条件と、凍結させないための5つの予防対策を紹介していきます。

水道管が凍結するのはなぜ?凍結する条件を確認

冬場に気温が低い日が続くと、水道管が凍ることがあります。これは、日本全国どこでも起こりうることで、夜間の冷え込みが厳しくなるタイミングで凍結は起こります。具体的な凍結しやすい条件を、チェックしてきましょう。

・氷点下4℃以下の日が続く
冬場で冷え込みが厳しく、最低気温が氷点下4℃(-4℃)を下回る日が続くと、水道管の凍結リスクが高くなります。1日だけ冷え込みが厳しい日があるよりも、氷点下4℃前後で冷え込む日が何日も続く方が、リスクは高まります。大寒波が到来する、冬将軍の到来などと天気予報で呼びかける日は要注意です。

・北側・日陰の水道は凍結リスクが高い
家の中でも、北側・日陰になっている水道管は特に凍結の恐れがあります。日が当たらないことで水道管内部の温度が上がらないため、夜間に冷え込んだタイミングで凍結するのです。北風が強い日や、雪が降り続くときも要注意です。

・むき出しの水道管も凍結しやすい
屋外に限らず水道管がむき出しになっているところは外気温の影響を受けやすいです。冷え込み具合によっては中途半端に凍ることもあるので、早めの対処が必要でしょう。

次に、凍結予防対策をチェックしていきます。

5つの凍結予防対策

水道管が凍結すると、水が出なくなるので料理や飲料水はもちろん、トイレやお風呂でも困ることになります。そこで、事前にできる水道管凍結予防対策を一緒に見ていきましょう。

・蛇口の水を出しっぱなしにする
誰でも実践できるのか、水を出しっぱなしにすることです。ポタポタと滴る程度の水を一晩中出しっぱなしにしておくと、水道管の中の水が動き続けることから凍結を予防する方法です。ただ、水道代がかかることと、出した水がもったいないので、バケツなどで受けることをおすすめします。

・水道管の水抜きをする
水道管の水抜きをする方法も、有効な手段です。持ち家はもちろんアパートなどの賃貸でも、水抜き栓が設置されている蛇口があります。時計回りに回すと、一定の場所の水道管を閉鎖でき、蛇口から残留している水を出すことで、一定の場所から蛇口までの水を抜くことができます。トイレや風呂場の水抜きができるなら、やっておくと良いでしょう。

・水道管を保温する
屋外の水道管で毎日使うために水抜きなどの手間をかけられない場合は、水道管を保温することがおすすめです。ビニールテープ・発泡スチロール・市販の保温材・電動式などさまざまなアイテムを使って、水道管を保温して凍結を予防する方法です。

・水道管そのものに水滴を付けない工夫をする
水道管そのものに結露などの水滴がついていると凍結しやすくなります。室内でも屋外でも水滴を拭き取ることで、凍結予防になります。

・水道管にヒーターを仕込む
冬場の冷え込みが厳しい地域では、水道管に電熱式のヒーターを設置することがあります。設置費用やヒーター分の電気代などがかかるものの、面倒な手間をかけずに水道管を保護できます。

凍結したときの対処法

出来る範囲で凍結防止対策はしたものの、水道管が凍結してしまった場合はどうしたら良いでしょうか。家庭内でもすぐにできる、水道管の解凍方法を紹介します。

・凍結した箇所に40℃程度のお湯をかける
凍結している水道管は、水が出ないか、または、わずかな水しか出ないので、おおよそ見当をつけることができます。見当をつけた水道管に、40℃程度のぬるま湯をかけて解凍しましょう。

もしも、蛇口も凍っているなら古いタオルなどをかけてからお湯をかける方が、余熱も利用できます。ただ、熱湯は急激な温度差に水道管が耐えきれず破裂する恐れがあるので絶対に使わないでください。

・ドライヤーやカイロを使ってゆっくり解凍する
お湯のほかでは、ドライヤーやカイロの使用も有効です。ゆっくり解凍すると言う意味では、ドライヤーの温風やカイロはちょうど良いアイテムです。ドライヤーや手が届きにくい細部まで温風を当てられるし、カイロは高温の商品でも50℃くらいまでのものが主流なので、どちらも安心して利用できます。カイロは、屋外でも一定時間温かい状態が続くので、ドライヤーが使えない場所にも良いですね。

自力で解凍できないときは修理専門業者を呼ぼう

なら水道職人は、生駒市、桜井市、葛城市、宇陀市、五條市、御所市などの奈良県すべてのエリアで、水トラブルをサポートしている修理専門業者です。トイレやキッチンはもちろん、水道管の凍結の際にも、お問い合わせください。経験豊富なスタッフがすばやく現場を確認し、適切な修理を提供します。

なら水道職人 0120-492-315

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