水のコラム

原因別、キッチンのシンク詰まりの対処法

2021年06月26日  台所のつまり

毎日料理や食器洗いに使うため、汚れや食材ゴミなどが溜まりやすい環境になってしまうキッチンのシンク。
汚れや食材ゴミが排水口のゴミ受けに溜まると不衛生なだけではなく、排水口の詰まりにつながる恐れもあります。

細々とした食器を洗ったり、食材を扱ったりする中で、排水口にうっかり落としてしまうこともありますよね。
固形物を間違って排水口に流してしまうと、それも詰まりの原因となります。
キッチンのシンクが詰まってしまう主な原因や、対処法についてご紹介します。

キッチンのシンクの排水口が詰まる主な理由

シンクの排水口が詰まる主な原因としていちばん多いのが、油汚れが排水管の内部で固まり、こびりついてしまっていることです。
料理に使う油は、使用済みの食器や調理器具を洗う際に、排水口へ流れていきます。

流す際には液状なのですが、油は温度が下がると固まるという性質を持っています。
流した油が排水管に付着している間に続けて冷たい水が流れ込むことで温度が下がり、冷えて固まった状態でどんどん蓄積していくのです。

こうした油汚れは、毎日少しずつ蓄積していくものです。
一度に大量の油をそのまま流すことはしない方がほとんどかと思いますが、炒めものの際に出た油や残ったソース・スープ等を流すうち、冷えた油汚れが蓄積して排水管を狭くし、徐々に流れを悪くして最終的に排水管を完全に詰まらせてしまうのです。

こうした油汚れは、せっけんカスと混ざり合うことでさらに頑固な汚れとして排水管内にこびりつきます。
また細かな食材カスも詰まりを悪化させる原因になります。
大きな食材ゴミは排水口のネットやゴミ受けでキャッチできるのですが、網目をすり抜けた細かいものが排水管の方まで流れていってしまうのです。

またゴミそのものはキャッチできても、そのまま放置していると雑菌が繁殖し、独特のぬめりが発生します。
このぬめり汚れも排水口を詰まらせる原因になります。

またキッチンのシンクを使っている中で、固形物をうっかり落としてしまうことも、詰まりにつながります。
落とした物自体は小さく、完全に排水管を詰まらせることはないとしても、先ほどご説明したように油汚れなどが溜まっているせいで水の流れる通り道が狭くなっていると、固形物を落としたことがきっかけで完全に詰まってしまうこともあります。

すぐには詰まらなくても、その固形物の周りに汚れや細かいゴミが溜まり、時間差で水の流れが悪くなる…という可能性も考えられます。

キッチンに溜まりやすい主な汚れ

キッチンのシンクではいろいろな作業を行うため、その分汚れも溜まりやすくなります。

・油汚れ
先ほどもご紹介しましたが、キッチンのシンクでは、使った食器や調理器具、食べ残しなどを処理する中で出る油汚れがとても溜まりやすいです。
 
 
・ぬめり
食材ゴミなどを養分として雑菌が繁殖したことで発生する汚れです。
見た目が悪いだけでなく不衛生ですし、嫌な臭いの原因にもなります。
 
 
・せっけんカス
食器を洗う際に使う洗剤や、手を洗うときに使うせっけん・ハンドソープなどの泡が由来の汚れです。
 
 
・カビ
水気が多い上に食材ゴミなども多いキッチンのシンクは、雑菌だけでなくカビも発生しやすい環境となっています。

シンクの詰まりはどう解消する?

汚れやゴミ、固形物などが溜まっていくことで詰まるキッチンのシンク。
何が主な原因となって詰まっているかによって、効果的な解消方法も少しずつ違います。

・重曹とクエン酸で排水口の油汚れやぬめりを掃除する
排水口に油汚れやぬめりが溜まることで詰まっている場合、それらの汚れをきれいにすることができれば詰まりも解消されます。
重曹とクエン酸を使って排水口付近のゴミ受けやトラップなどのパーツも含め、まとめてお掃除すると、水の流れがよくなることもあります。
 
 
・パイプクリーナー(洗剤)を使う
市販のパイプクリーナーを使ったお掃除でも、油汚れなどを分解し、詰まりを解消できるかもしれません。

ただ、パイプクリーナーは完全に詰まってからではなく、水の流れが悪くなってきたタイミングで使うのがいちばん効果的です。
 
 
・ラバーカップや真空式パイプクリーナーを使う
一般的にはトイレの詰まりに使われることが多いラバーカップ(スッポン)ですが、キッチンのシンクにも効果が期待できます。
ゴミ受けやトラップなどのパーツを外した後、排水口を塞ぐように押しつけたラバーカップのゴムカップ部分が浸かる程度までシンクに水を貯め、その状態で何度か押したり引いたりを繰り返します。

詰まりが抜ければ、問題なく水が流れるようになります。
ラバーカップでは上手くいかない頑固な詰まりには、真空式のパイプクリーナーを試してみるのもおすすめです。

解消できないシンクの詰まりが起きたら水道修理業者へ連絡を!

さほど深刻ではないシンクの詰まりなら自宅でも対処できますが、程度が深刻な場合には自宅でできる範囲のケアでは、詰まりを解消できないことも十分考えられます。

また自力でできるといわれている対処法も、不慣れな方にとっては難しい作業だと感じることもあるかと思います。
自分で対応するのは難しいと感じたらそれ以上無理はせず、プロである水道修理業者へ対応を依頼することをおすすめします。

なら水道職人は、大和高田市、大和郡山市、宇陀市、そして天理市など、奈良県全体のエリアで水まわりのトラブルに関するご相談を受け付けている水道修理業者です。
シンクの詰まりをはじめ水まわりのトラブルでお悩みの方は、ぜひなら水道職人までお気軽にご相談ください。

なら水道職人 0120-492-315

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