水のコラム

節水トイレは詰まりやすいの?トイレの排水量と適切な節水方法について

2021年06月22日  トイレのトラブル

近年、トイレに流す水を節約できることで注目を集めている節水トイレは、節水できる一方で排水管の詰まりやすさも話題になっています。
排水口そのものもコンパクト、排水路の状態とトイレの使用状態・頻度によってはトイレの詰まりの原因になる可能性もあるでしょう。
そこで、節水トイレの排水量をチェックしていくとともに、一般的なトイレでもできる適切な節水方法について紹介していきます。

近年話題の節水トイレは10年前に比べてどのくらい節水できるのか

2020年時点での節水トイレは、約10年前のトイレに比べると、大1回あたり8~9L程度の節水が可能です。
各メーカーの従来品の排水量は大1回あたり平均13L、節水トイレの場合3.8L~4.8L程度の排水で流せるものが主流となっています。
約75%もの水を節約できるので、注目を集めるのも無理はありません。

少量の水でも水圧をかけて一気に流せる仕組みのため、すべての建物に設置できるとは限りませんが、設置できる環境・節水トイレの実力を発揮できる条件が揃えばかなり節水できるでしょう。

ただ、条件が合わないのに無理に節水トイレを設置した場合、十分に水圧をかけられない状態となり、通常に使用したトイレットペーパーを流すだけでもトイレの詰まりを起こしやすくなります。

トイレタンクにペットボトル節水がNGな理由とは

トイレははじめから排せつ物を流す目的で水を流すため、節水したい気持ちになるのは良く分かります。
しかし、十分に流しこむだけの水を流すことが基本であり、無理やり節水することはトイレの詰まりを起こす原因でしかありません。

タンクに水を貯めるタイプのトイレを使っている方の中には、ペットボトルに水を入れたものをタンク内に沈めて、その分を節水しようとする方がいます。
ですが、タンク内には排水に関係する部品がいくつも入っているので、それらを破損する恐れがあり、破損したからといって修理や交換をするとしたら余分な費用と時間がかかります。
自力で修理や交換をするとしても、必ずしも成功するとは限らないことも想定できるでしょう。

ティッシュペーパーなどが詰まった場合で考えても、ラバーカップや真空式パイプクリーナなどを使えばだいたいは解決できますが、そもそも十分な水を排水していれば詰まらなかったことを考えると手間がかかる話です。
そのため、トイレの水はできるだけ節水したいと思っていても、十分な水を流すことを優先させることが詰まり回避の最善策となるのです。

トイレの節水なら節水器ロスカット

最新の節水トイレに取り換える予定が無くて、従来のトイレの排水量を少しでも節水したい場合は、ペットボトルよりも節水器ロスカットの利用がおすすめです。
節水器ロスカットは、排せつ物を流す際の水を減らすのではなく、十分な量を流した上でタンク内の止水栓が速やかに栓をするよう補うものです。

タンク内は便器全体をまんべんなく排水するために渦を巻くように設計されており、排水後はタンク内の止水栓がこの渦に巻き込まれて速やかに栓をできなかった分が無駄に流す水となります。

節水器ロスカットはその止水栓のあそびの時間をカットするもので、4人家族で年間20,000円程度の水道代の節約が可能です。
節水としては、節水トイレに遠く及びませんが、十分な排水をキープしたままで節水できることを考えると優れものと言って良いでしょう。

タンク付トイレならいろいろなタイプに使用可能、トイレタンクに沈める性質上半永久的に使用できます。
節水器ロスカットは、すでに大手外食チェーン店・レストラン・ホテルのトイレにも採用されるほどの実力で、従来の水圧・排水量のままで工事不要・安全に節水が可能です。
一般家庭にも使用できるので、節水したい方は試してみると良いでしょう。

節水したくても小ばかりで流すのは良くない!

トイレを流す際には大と小のレバーやボタンがありますが、尿のときは節水も兼ねて小を使用する方がいます。
そもそもトイレの排水はトイレットペーパーを使ったら大で流すのが基本で、小のみではトイレットペーパーを流すには力不足です。

小でも10秒程度流し続ければ流れていきますが、これでは節水の意味が薄くなるほか十分に流せたとは言えません。
節水の意識はとても良いことですが、トイレの場合はトイレットペーパーを使ったら大でしっかり流すように心がけていきたいものです。

トイレの節水をしたいなら水トラブルの専門業者に相談してみよう!

なら水道職人は、奈良市をはじめ大和郡山市・天理市・桜井市・生駒市・香芝市などを含む奈良県全域の水トラブルをサポートしている専門業者です。
トイレの節水の相談をはじめ、キッチンや風呂場などの水漏れ・詰まり・悪臭の発生などの相談も随時受け付けているので、気になる症状がある方はお気軽にお電話ください。

なら水道職人 0120-492-315

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