水のコラム

キッチンから濁った水が出る?~水道管が引き起こすキッチンの水トラブル

2021年04月24日  台所のトラブル

キッチンの蛇口を捻ったら濁った水が出てきた…、色のついた水が出てきた…、と驚いた経験をお持ちの方はいませんか?
水道管という見えない部分のトラブルから、意外と自分ですぐに解決できてしまう問題まで、原因はさまざまです。
今回は、そんな濁った水が出る場合の状況ごとの原因と対処法について、ご紹介します。

濁り方の違いによる原因とそれぞれの対処法

濁った水が出る、と一言で言っても、その様子はさまざまです。
濁りの状態を色ごとに大きく分けると、白く濁った水、水自体が白い場合、赤や茶色に濁った水、黒く濁った場合の4種類ほどです。
では、一つずつその原因と対処法を見ていきましょう。

・白く濁った水が出る場合
これは水が全体的に、かつ時間が経っても白いままの状態とは別と捉えてください。
よくある例として、蛇口から出した直後、気泡がたくさん発生して白く濁ったように見えることはあり、時間を置くとほとんどが普通の透明な水に戻ります。
お湯を出す際に、寒い時期の水道管内にある空気が膨張し、蛇口から出た時に一気に弾けて気泡が溢れるという状態です。

何も問題はないので修理は不要ですが、一定時間お湯や水を出し続けて様子を見るようにしましょう。
もちろんそのまま飲み水として利用しても問題ありません。
 
 
・水全体が白い場合
前述の気泡が原因の場合と違い、水道管の老朽化で亜鉛や鉄などが溶け出している場合もあります。
すると、それらの成分によって透明な水が白い水となって蛇口から出てくるのです。

この場合、「飲み水として健康を害するほどの緊急性がある」というわけではありませんが、水道管の老朽化が進んでいると水の色も直らないで悪化していく恐れがあるので、業者へ相談しましょう。
それくらい状況が進んでしまっている時は、臭いなどからも異変を感じ取れることが多いため、水道管の交換が必要な場合もあります。
 
 
・赤や茶色に濁った水が出る場合
赤や茶のような濁りがある場合は、水道管内の錆が原因の可能性があります。
また、赤く濁っている場合は鉄の成分が溶けていることも考えられますが、緊急性があるほどの害はありません。

どちらの場合も、水を流し続けることで汚れが出切ってきれいな水になれば問題ありませんが、改善しなければ、白い水が出る場合と同様に水道管のトラブルが起きていないかなど、業者に見てもらった方が安心でしょう。
後述もしますが、集合住宅にお住まいの場合はそこの貯水タンク内での問題が原因となっている可能性があるので、先に管理会社に相談することおすすめします。
 
 
・黒く濁った水が出る場合
最後に、「明らかに濁っている・黒っぽくて驚いた」というような濁り水の場合は、水道管内の二酸化マンガンが原因です。
もともと地下水に含まれているマンガンが水道水の中にも見られ、塩素と反応することで二酸化マンガンとなり黒く濁る元となります。
その成分が水道管内に付着し続けているところへ、強い水の流れによって溶け出し、黒く濁った水として蛇口から出てくるという原理です。

また、水道管だけの問題ではなく、給水管や給水タンク、貯水タンクなどの中で起きている問題が原因の可能性があります。
ここまでの状態になると自分での対処は難しいため、水道業者もしくは水道局へ相談しましょう。
マンションの場合は一旦、管理会社への報告をおすすめします。

なお、自宅だけではなく、周りの住宅でも同じような問題が起きている可能性もあるので、周りの人達のためにも素人判断で長らく放置しないようにしましょう。

水栓の種類ごとに起きる水漏れについて

また、キッチンの水道管周りの問題というと、やっぱり水漏れの話は欠かせないでしょう。
水栓(いわゆる「蛇口」のこと)は2種類あり、レバー式水栓とハンドル式水栓が主流です。
キッチンで水漏れが起こると、シンクの錆や床や棚が水浸しになってカビが発生しやすくなるなどとにかく被害が広がりやすいので、水栓の種類ごとに原因と修理について理解しておくことが大切でしょう。

・レバー式水栓での水漏れ
レバー式水栓は、ハンドル式と比べると新しめであり、上下左右にレバーを動かすことで水とお湯の切り替えや水量調節ができるタイプのハンドルのことです。
滑らかに自由に動くものが多く、若干遊びのスペースもあります。
そのため、経年劣化により遊びのスペースが広がり緩んでしまうと、そこが水漏れの原因となります。
ここまでの状況になった場合、内部の部品を交換する必要があり、業者の修理対応が必要です。
 
 
・ハンドル式水栓での水漏れ
こちらは昔から馴染みのある、お湯と水に分かれてハンドルが付いているタイプです。
レバー式水栓に比べて作りが単純なので、修理作業も自分で可能なレベルではあります。
ハンドル下部から水が漏れてくることが多いため、パッキンの交換やナットの締め直しで改善することが多いでしょう。
しかし、単身や女性の方など、一人での作業が難しい場合はもちろん業者へ相談することをおすすめします。

キッチンでの水道に関するトラブルは、なら水道職人にお任せください
些細なことでも状態が悪化する前に相談していただければ、大事に至らず早期解決につながります。

なら水道職人は、奈良市、橿原市、生駒市、大和郡山市など奈良県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。
トイレや浴室や洗面所、もちろんキッチンでの水漏れをはじめ、水回りのトラブルでお困りの際には、ぜひ気軽になら水道職人にお問い合わせください。

なら水道職人 0120-492-315

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