水のコラム

お風呂のサーモスタット混合水栓が故障!DIY修理のコツと手順を解説

2021年01月26日  お風呂のトラブル

お風呂を長年にわたって使い続けていると、思わぬトラブルに直面してしまうことも。
お風呂場のサーモスタット混合水栓の故障も、注意したいトラブルの一つです。
故障した場合の具体的な症状や、DIY修理の手順を紹介します。

サーモスタット混合水栓とは?

サーモスタット混合水栓は、浴室でよく使われているタイプの水栓です。
内部に温度調節器が組み込まれており、お湯と水の混合量を自動で調節し、一定の温度に保ったお湯を吐水口から供給します。利用する方にとっては、いちいち自分で温度調節をしなくても、常に一定の温度のお湯を使用できるというメリットがあります。

水栓に関する予備知識がない場合、「自宅のお風呂の水栓がサーモスタット付きかどうかわからない」という方も多いのではないでしょうか? 

この場合は温度調節ダイヤルに注目してみてください。この部分が色分けされていて、好みの温度に合わせて自分で希望の色を選択する場合、サーモスタットは付いていません。適温のお湯を出すためには、「夏は黄色、冬はオレンジ」など、自分自身で調整する必要があります。

一方サーモスタット付きの水栓の場合、ダイヤルに表示されているのは温度を示す数字となります。「38度」「40度」など、温度を指定するだけで、気温や水温に関わらず、その温度に調整されたお湯が出てきます。

サーモスタット混合水栓が故障した場合に起きることは?

サーモスタット混合水栓が故障した場合、以下のような症状が起こります。

・シャワーヘッドからお湯が出ない

・シャワーヘッドから水漏れする

・接続部分から水漏れする

・温度が安定しない

・温かいお湯が出ない

シャワーヘッドやホースからの水漏れの場合、原因となっている部品を交換すれば症状は治まります。もっとも多いのが、内部に使われているパッキンの劣化による水漏れトラブルです。

部品を取り外し、パッキンを新しいものへと交換するだけで問題は解決。パッキン自体も高くはありませんから、リーズナブルに修理できます。

温度がうまく調整されない場合には、サーモスタット内部のサーモユニットが故障している可能性があります。こちらの場合も、修理手順はそれほど難しくはありません。基本的には「新しい部品を購入し、古い物と付け替えればOK」なので、DIY修理に挑戦するのもおすすめです。

DIY修理の手順を解説

サーモスタット混合水栓の故障で、もっとも多いのがサーモユニットに関するトラブルです。
ここからは自力でサーモユニットを交換する際の、手順について解説します。

1.止水栓を閉める

2.温度調節ハンドルを取り外す

3.ウォーターポンププライヤーでナットを外す

4.ドライバーを隙間に差し込み、温度調節ユニットを取り外す

5.新しい部品をはめ込む

6.部品を取り付け、ナットを締める

7.温度調節ハンドルを取り付ける

8.止水栓を開けて、テストを行う

温度調節ハンドルは、ツメで引っ掛けてあるタイプとビスで固定されているタイプがあります。
側面にキャップがある場合は、開けてみましょう。内部にビスがあれば、それを緩めて取り外します。ツメタイプは引っ張れば外せる仕様になっていますが、強い力が必要になることも。手をぶつけてケガをしないよう注意してください。

また内部のナットはきつく締められており、こちらもある程度の力作業となります。
ウォーターポンプフライヤーがあれば、力を正しくナットに伝えられますし、部品の変形を防げるでしょう。安いものであれば1,000円~2,000円で購入できますから、部品と一緒に用意しておくのがおすすめです。

「わざわざ購入するのはちょっと…」と思う場合はパイプレンチでも代用可能ですが、変形リスクが高まります。慎重に作業してください。部品が変形すれば、後ではまらなくなってしまう可能性があります。

DIY修理した場合、必要となる費用は部品代のみです。
サーモユニットは通販などで、6,000円~12,000円程度で購入できます。自宅の水栓のメーカーを確認の上、適合する部品を購入しましょう。
部品代以外の費用は全く発生しないリーズナブルな修理ですから、ぜひ挑戦してみてください。

業者に依頼した場合の費用相場とは?

サーモスタット混合水栓の寿命は、約10年~20年と言われています。この期間でお風呂をリフォームすれば、水栓も新しいものに交換されるでしょう。

とはいえ浴室全体としては、まだまだ使えるケースも多いもの。サーモユニットの交換が必要となるご家庭は、決して少なくありません。
「DIY修理が可能と言われても、家には工具もないし…」という場合は、修理業者に対応してもらいましょう。

業者に依頼した場合の費用の目安は、「必要となる部品代+5,000円~10,000円の作業代」です。配管工事等が必要になれば、修理費用もアップしますが、部品交換のみであれば、そこまで高額な請求にはならないでしょう。
自分で作業するよりも安心・確実ですから、手間をかけず時間を節約するために、プロの修理業者を手配するのもおすすめです。

なら水道職人にご相談ください

なら水道職人では、浴室のサーモスタット混合水栓の故障にも、素早く対応しております。奈良市、橿原市、生駒市などでお困りの際は、お電話いただければ大丈夫です。面倒な作業は一切なしで、快適な浴室環境を取り戻します。

サーモユニットのDIY修理は比較的手軽に実践できますが、やはりリスクは伴います。私共、水回りの修理のプロにお任せいただければ、どんなトラブルでも安心です。

なら水道職人 0120-492-315

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