水のコラム

洗面所の排水口が詰まりの自分でできる解消法

2020年06月12日  洗面排水のつまり


洗面所は、手洗い、うがい、歯磨き、ヘアセットなど色々な目的で利用するため、排水口にはさまざまなものが流れていきます。そのため、ゴミなどが溜まりやすく、詰まりやすい部分です。ここでは、排水口が詰まってしまった際の解消法についてご紹介します。

ヘアキャッチャーに物や汚れがたまっている場合

洗面所の流れが悪い、さらに流れなくなってしまった場合は、まずヘアキャッチャーの掃除から試してみましょう。物理的に髪の毛などの固形物が入っていればすぐに気づくかもしれませんが、石鹸カス、油汚れ、ヌメリなどで詰まってしまっている場合もありますので、一度取り出してブラシなどで洗ってみましょう。
ヘアキャッチャーがついていない、またはきれいなのにも関わらず流れが悪い場合は、排水管や床下の下水管が原因の可能性が高いので、別の方法で解消する必要があります。

排水管に原因がある場合

ヘアキャッチャーが原因ではない場合は、排水管に原因がある可能性があります。対処法は、そこに詰まっているものによって変わってきます。大きく分けると、ヘアピン、ピアスなどのアクセサリー、おもちゃ、食べ物のカス、歯磨き粉のキャップなどの通常流さない固形物が詰まってしまっている場合と、髪の毛、石鹸カス、サビ、油汚れ、ヌメリなど通常の使用でどうしても流れるもので詰まってしまっている場合です。
それぞれ解決策がありますので、詳しく解説していきます。

①液体パイプクリーナーで詰まりを溶かす
軽度の汚れや詰まりであれば、市販の液体パイプクリーナーで詰まりの原因を溶かすことができます。まずは試してみる価値はありますが、あくまで軽度の場合のみ有効です。液体パイプクリーナーを使用する場合は、商品の説明書をしっかり読んでから行うようにしてください。

②お湯を使って詰まりを溶かす
お湯の温度と水圧で詰まりを解消できる場合もあります。しかし、これも軽度の詰まりの場合のみ有効です。洗面所の排水口のフタを閉め、50~60℃程度のお湯を溜めて一気に流します。流れ具合を確認しながら、必要に応じて何度か繰り返してみましょう。
このとき、お湯の温度には注意が必要です。熱湯を流してしまうと、排水管や下水管が熱で変形してしまう可能性があります。流すお湯の温度は高くても60℃までにしてください。

③自宅にあるものを使って詰まりを取る
特殊な薬品や道具がなくても解消する方法があります。
一つはペットボトルを利用する方法です。排水口についているフタやヘアキャッチャーをすべて取り、排水口にペットボトルを直接押し付けます。隙間なく押し付けたらペットボトルを手で押しつぶし、ペットボトルの内部の空気を排水管に送りましょう。これを何度か繰り返したら一度ペットボトルを外し、詰まりを確認して、解消されていない場合は再度試してみてください。

次に、排水管が髪の毛で詰まっている場合は、ストローを利用して取り除くことができます。長めのストローに、ある程度の間隔で上向きの切れ込みを入れます。切れ込みを入れたストローを排水口から出し入れすると、排水管内部の髪の毛が切れ込みに絡まり、詰まりの原因を取り除くことができます。このとき、誤ってストローを落とさないように気をつけましょう。

また、ペットボトルの代わりとしてトイレのラバーカップを使用することも可能です。注意点として、ヘアピンやアクセサリーなどの固形物を流してしまった場合にこの方法を行うと、異物がさらに奥に入り込んでしまい自身での解消が難しくなってしまうことがありますので覚えておきましょう。

最後に、重曹とクエン酸を利用してきれいにする方法です。排水口に重曹とクエン酸を適量入れると徐々に泡立ってきます。泡立ってから30分程度放置して、その後お湯で流せば完了です。排水管がヌメリなどで詰まった際に有効な方法です。

④排水管を分解して掃除
上記の方法を試しても詰まりが解消されないようであれば、排水管を分解して掃除する必要があります。固形物が入ってしまっている場合は、排水管のトラップと呼ばれるS字部分にある可能性が高いので確認してみましょう。排水管は、下にバケツなどを置いた状態で、接続部分を反時計回りにひねれば取ることができます。この際、しっかりと手で押さえて余計な部分に力がかからないようにしましょう。余計な部分に力がかかってしまうと、破損や水漏れの原因となることもあります。
取り外したら、洗剤とブラシを使ってきれいに掃除して組み立てます。また、組み立ての際、接続部分のパッキンがずれないように注意しましょう。

下水管に原因がある場合

排水管に原因がなかった場合は、床下の下水管や家の構造自体に問題があると言えます。その場合、自身での解消は難しいため業者に依頼するようにしましょう。

まとめ

排水口や排水管の詰まりは、日々の掃除である程度予防することができます。それでも詰まってしまった場合は、上記の方法を試してみてください。難しい作業を無理に行ってしまうと、破損や水漏れの原因になり余計な費用がかかってしまうこともあります。詰まりが解消されない、原因がわからないということであれば、無理をせずに専門業者に依頼しましょう。

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なら水道職人 0120-492-315

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