水のコラム

トイレが急に流れなくなったのは実は排水のつまりではなくタンクの詰まりの可能性?そんなときの対処法を解説!

2020年05月26日  トイレのトラブル

トイレが急に流れなくなったり、流れが悪いと思ったらまず疑うのは便器の排水でしょう。しかし、トイレの流れが悪くなる原因は便器の排水部分だけではなく実はタンクが原因である場合もあるのです。
ここでは、トイレのタンクが原因で流れが悪くなってしまった場合の対処法を解説します。

まずは、どこに原因があるのかを確認しましょう

トイレが流れなかったり流れが悪くなった場合、一番可能性が高いのは、やはり便器の排水部分のつまりです。そのため、まずは便器の排水部分がつまっていないかを確認してみましょう。
便器の排水部分の詰まりの原因はいくつかあります。トイレットペーパーや排泄物などのつまりや尿石などの蓄積したつまりなどがあります。

まず、全く流れないということではなく多少流れが悪くなったという程度であれば、トイレの掃除からはじめてみましょう。その際、ハイターなどの漂白剤でつけ置きすると尿石が解けますので、尿石が原因である詰まりの場合は、ハイターで解決することができます。
その際、トイレをきちんと掃除するためには、酸性洗剤とアルカリ性洗剤の両方があると便利です。尿石は酸性洗剤でも溶かすことが可能ですので、尿石が多くついている場合は酸性洗剤がおすすめです。
アルカリ洗剤は、消臭効果も高く比較的新しい汚れに対して有効です。

しかし、ハイターや酸性洗剤は他の洗剤と混ぜると危険な場合があります。混ざってしまうことのないように、一度に性質の違う洗剤を使用することは避けてください。

また、あまりにも流れが悪い、ほとんど流れないという場合はトイレットペーパーや排泄物が詰まっている可能性があります。その場合は、専用道具であるラバーカップ、いわゆるスッポンを試してみましょう。
ラバーカップには洋式用と和式用がありますのでご家庭にあったものを購入してください。
ラバーカップのような道具がない、または家にある道具で対処したということであれば、ラップを使用する方法もあります。
便座の入り口全体にラップを何重かに密着させてからトイレを流そうとするとラップが膨らんできます。その膨らみを手で何度か押すことによってトイレのつまりを解消できる場合がありますので、状況に応じて試してみてもいいかもしれません。

便器の排水部分のつまりではない場合は、タンクの可能性大!

上記の方法を試しても全く効果がない場合は、便器ではなくタンクが原因の可能性があります。フィルターの詰まりなどが原因となって、タンクに溜まっている水が上手く便器に流れていないかもしれません。その場合は、タンクを確認してみましょう。

まず初めに確認していただきたいのが、タンクにきちんと水が溜まっているかどうかです。水が全く溜まっていない場合はそもそも止水栓が閉まっている可能性が高いため、止水栓を少し開けてみましょう。
止水栓問題がない場合や水量の異常などがある場合は、タンクの中にある浮玉を確認してください。
浮玉は、今現在タンク内に水量がどの程度あるのかわかるセンサーの役割をしています。
浮玉に何か異常があると、タンクに水が溜まらなかったり溜まるのが遅くなってしまいます。
浮玉がなにかにひっかかっていた場合はひっかかりをとるだけで解決するかもしれません。また、破損していたり、下に下がらない場合は浮玉を交換しましょう。浮球を交換する際にはボールタップと一体化しているものがほとんどのため、ボールタップごと交換することも多いようですが、浮玉のみ部分的に交換することもできます。

また、型番などで合う合わないがあるのでは?と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、その場合は、どのトイレタンクにも適応するタイプがホームセンターなどで販売しておりますので、購入の際は汎用タイプを選ぶようにしてください。ただし、基本的には型番を調べて購入する方が無難でしょう。

ここまで調べてみて浮玉に異常がなかった場合は、タンク内にあるボールタップのフィルターが汚れやごみで詰まっている可能性があります。ボールタップは、浮玉とつながっているはずですので確認してみてください。
ボールタップの交換についてもそれほど難しいものではありませんので、説明書をよく読んで交換するようにしてください。

また、ダイヤフラムという部品の劣化の可能性もあります。しかし、ダイヤフラムはボールタップの内部に取りつけられている部品です。部品のみの販売を行っていない場合が多く、ほとんどの場合は取り寄せになってしまいます。
トイレが使えないという状況は一刻も早く解消しなければならないため、取り寄せで時間がかかるのであれば、ボールタップごと取り換えてしまった方が手っ取り早いかもしれません。
どうしてもダイヤフラムだけ交換したいという場合や、特に急ぎではないという場合、ダイヤフラムの交換自体は難しいものではなく、すぐにできるかと思いますので取り寄せの上交換しましょう。

それでも解決しない場合は専門業者に依頼しよう

ラバーカップやラップでの詰まり解消、浮玉の交換程度であればご自身で簡単に行うことができますが、それ以上の作業となると、なかなかご自身での作業が難しくなってしまいます。便器はそれほど複雑な作りではないとはいえ、素人作業で無理に作業をしてしまうと故障の原因となり余分な費用が発生してしまうこともありえます。
そのため、上記のことで解消しなかった場合は、ご自身で作業することをあきらめ、専門家であるプロの業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

トイレの詰まり、またはトイレタンクの異常はご自身で対処できる可能性も十分にあります。そのためご自身でできることはできるだけ試した上で、業者に依頼するようにしましょう。
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