水のコラム

給湯器からの水漏れの原因

2020年07月09日  給湯器の水漏れ

給湯器はさまざまなことが原因で水漏れをしてしまう可能性があります。毎日使う給湯器だからこそ何かあったときは早急に対処をしたいもの。早急に対処するためにはどのようなことが原因であるかを把握する必要があります。
ここでは給湯器から水漏れする原因を解説します。

水抜き栓からの水漏れ

給湯器には必ず水抜き栓というものがついております。給湯器の中の圧が高くなったときや、水の凍結を防ぐ際にポタポタと水が排出されてきます。これは通常の機能として水が出ているだけですので特に問題はありません。しかし、長時間水が出ていたり大量の水が出ている場合は故障の原因もありますので、その時は業者に修理を依頼しましょう。

給湯器に接続されている給水管からの水漏れ

給湯器の内部ではなく、むき出しになっている給水管から水漏れしていることもあります。給水管の破損が原因の場合もありますが、可能性としては低いです。多くは接続部分のパッキンの劣化でしょう。パッキンの劣化が原因であれば、パッキンの交換のみで水漏れを解消することができますので、ご自身で対処可能です。ホームセンターでパッキンを購入して交換しましょう。

また給水管の接続部分にシールテープが巻きついていることがあります。シールテープとは配管の接続に使われる水漏れ防止のシールです。配管のネジ山部分に綺麗に何度か巻きつけるだけですので、これもご自身で簡単に行うことができます。

給湯器本体からの水漏れ

給湯器本体から水漏れしている場合は、原因の特定をする前にまず給湯器への水の供給を止めましょう。給水側の配管には止水栓がついていますので、締めるだけで給水を止めることができます。内部の水漏れ部分によっては漏電してしまう可能性も考えられますので、コンセントも抜いておいてください。給湯器本体からの水漏れはご自身での対処が難しく、基本的には業者かメーカーに修理の依頼をすることになります。ここでは水漏れの原因と費用について解説します。

1.経年劣化
長年使用することで内部の配管やパッキンが劣化して水漏れの原因となることがあります。どの部分が劣化をしているのかにもよりますが、修理で済むのであれば20,000円から30,000円程度修理代がかかります。
劣化が一か所ではなく複数箇所の場合は費用が高額になってしまうこともあります。給湯器の寿命は10年程度とされているため、10年以上経っている給湯器だと修理しても短期間で別の部分が故障してしまう可能性も考えられますので、水漏れが起きた時点での給湯器の使用年数によっては、修理ではなく交換をした方が良いかもしれません。給湯器を交換する際にかかる費用は10万円から30万円程度が相場でしょう。
自宅の状況によっては大きな給湯器をつけなければならないこともあります。その場合はもっと費用が高額になることもあります。

2.凍結
給湯器内部に溜まっている水が凍ると体積が増えます。体積が増えると配管やタンクに大きな圧がかかり、その圧が原因で破裂をしてしまうことがあります。凍結すると必ず破裂するということではありませんが、破裂してしまう可能性が高いため、寒くなる夜は凍結防止対策をする必要があります。凍結が原因で給湯器から水漏れしてしまった場合、多くは修理できず本体ごと交換することになりますので10万円から30万円程度費用がかかるでしょう。また、給湯器には保障期間がありますが、凍結が原因の場合は過失があるとされて有償での対応となってしまうことが多いため注意が必要です。

給湯器を交換する際の注意点

修理ができない、または古くなってきたためなどの理由から給湯器を交換することになった場合は注意点があります。基本的には現在ついていた給湯器と同じタイプのものを選ぶようにしてください。別タイプのものを選ぶと工賃が高額になりやすいです。据え置きタイプ、壁掛けタイプ、お風呂の追い炊きができるかできないかなどご自宅の給湯器の種類を確認しておきましょう。

また、給湯器には号数というものがあります。号数とは1分間に25℃温めた水をどれだけ出すことができるかという数値です。家庭用の給湯器であれば16号、20号、24号のどれかが一般的です。今まで使用していた給湯器で不満がなければ同様のもので問題ありませんが、湯量が足りないと思ったことがあれば、交換するついでに今までの給湯器より号数が大きいものを選んでもいいかもしれません。しかし、号数が大きいと費用も高くなりますので慎重に検討してください。

給湯器にはその他さまざまな種類があります。種類によってかなり値段が変動しますので、現状と比較をして必要のない機能はついていないものを選んだ方がいいでしょう。

給湯器にトラブルが起こったら

給湯器は毎日使うものですのでトラブルがあった際は早急に対処しなければなりません。しかし、給湯器本体からの水漏れの場合はご自身での対処が難しいです。修理や交換はそれなりの費用がかかることになりますので、信頼できる業者に依頼をするようにしましょう。

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なら水道職人 0120-492-315

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