水のコラム

風呂のお湯が出ない原因や対処法などを解説!

2022年10月18日  水回り

自宅のお風呂でお湯が出なくなった経験はありませんか?お風呂のお湯が出なくなる原因はいくつか考えられますが、場合によっては業者に修理を依頼しなくても自力で対処できる場合もあります。

ある日突然お湯が使えなくなってしまうと困りますよね。そのため、迅速な対応が必要です。では、具体的にどのように対処すれば良いのでしょうか?そこで今回は、お風呂のお湯が出ない原因や対処法について解説します。

お風呂のお湯がでないトラブルの原因は?

お風呂のお湯がでないトラブルには、いくつかの原因が考えられます。お風呂のお湯が出なくなった際に故障を疑う人は少なくありませんが、故障とは別の原因によって給湯器からお湯が供給されなくなるケースも考えられるため、ポイントを押さえて各場所を確認することが大切です。

では、どのようにお湯が出ない原因を確認すれば良いのでしょうか?ここでは、お風呂のお湯が出なくなった際に確認しておきたいポイントについて解説します。

他の場所でお湯が出るか確認

家庭でお湯を使用する場所は、浴室だけではありません。キッチンや洗面台でも使用することがあるため、各場所の給湯栓を開けてお湯が出てくるかどうかを確認しましょう。

お風呂場以外でもお湯が出なくなっている場合は、原因として給湯器のリモコンのスイッチがオフになっていることや給湯器のブレーカーが落ちていること、ガスの安全装置が作動しているなど様々な原因が考えられます。

また、給湯器本体の電源プラグが抜けていることやガス漏れが起きている可能性も考えられるため、細かい部分ではあるもののしっかり各ポイントを確認しましょう。

ガスの臭いを感じた際には、すぐに使用を中止して業者にメンテナンスを依頼することが大切です。ガス漏れの場合は、火災や事故などの恐れが考えられるため、ガスの元栓を閉めて早めの対処が必要です。

水が出るか確認

お湯だけでなく水も出なくなっている場合は、配管や蛇口のトラブルが考えられます。給湯器の止水栓が閉じていることや給湯器の配管が破損していること、水道の元栓が閉まっていることなどが主な原因です。

また、季節によっては給湯器の配管が凍結している場合もあるため、自然解凍するまで待たないと原因を究明できないケースもあります。

エラーコードを確認

給湯器のリモコンパネルを見て、エラーコードが表示されているかを確認しましょう。表示されているエラーコードは、給湯器メーカーや機種によって異なるため、それぞれの給湯器で推奨されている対応をする必要があります。

また、エラーコードの内容は、ホームページや取扱説明書などから確認できるので、エラーコードを控えて検索してみましょう。

お風呂のお湯が出ないときの対処法は?

お風呂のお湯が出ないときの対処法についても押さえておきましょう。お湯が出なくなる原因によっては自力で復旧させることもできますが、作業の手順がわからない人や作業に自信がない人は、無理矢理直すのは控えてください。

では、お湯が出なくなった時には、どの部分をどうやって対処すれば良いのでしょうか?ここでは、お風呂のお湯が出ないときの対処法について解説します。

お風呂の蛇口のつまりの対処

お風呂の蛇口のフィルターにゴミがつまってお湯が出なくなるケースがあります。その際は、マイナスドライバーや歯ブラシを用意して対処しましょう。

まず、マイナスドライバーで止水栓を閉めて、そのマイナスドライバーを使用して蛇口のフィルターのキャップを取り外します。フィルターを取り出したら、歯ブラシで汚れをこすって取り除きます。

最後に、フィルター・キャップを取り付けて止水栓を開け、お湯が正常に出ることを確認したら作業完了です。

サーモカートリッジの故障による対処

水の温度を調節するサーモカートリッジが故障することで、お風呂のお湯が出なくなっている可能性もあります。その場合は、サーモカートリッジの交換で対処できます。

まず、自宅の蛇口の規格に適合したサーモカートリッジを準備しておきましょう。交換する蛇口の止水栓を閉め、マイナスドライバーでレバーのフタを取り外します。その後、ビスを緩めてレバーハンドルを取り外し、蛇口の本体をカートリッジ取り外し工具で固定します。

次に、ナットを緩めてカートリッジを取り外し、新しいカートリッジを取り付けてください。最後に、これまでの作業と逆の手順で元に戻し、正常にお湯が出るか確認したら作業は完了です。

リモコンの設定の確認

リモコンがキッチンや浴室など複数の場所に設置されている場合は「優先」のランプを確認しましょう。浴室のリモコンには、優先ボタンが設置されているので、このボタンを押して設定を見直しましょう。同時に設定温度も確認しておくのがポイントです。

給湯器本体が故障

フィルターの掃除やサーモカートリッジの交換、リモコン設定を見直しても対処できない場合は、給湯器本体の故障が考えられます。

具体的に、配管からの水漏れや給湯器本体からの異音、特にトラブルが考えられないのにエラーコードが表示される場合は、給湯器の故障の疑いがあります。この場合、そのまま使用し続けるのは危険なので、迅速に修理業者へ連絡しましょう。

また、このような症状は、給湯器の経年劣化によって起こる場合もあります。給湯器の耐用年数は約10年とされているため、使用年数に応じて修理ではなく交換を検討しましょう。

約10年経過して特にトラブルが発生していない場合も、メンテナンス作業しておくことで、現状の給湯器の状態が把握できます。

お風呂のお湯が出ない時の連絡先は?

お風呂のお湯が出なくなり対処に困った場合は、専門の業者に修理を依頼することになります。しかし、その連絡先は給湯器の使用状況によって異なります。

給湯器には保証期間が設けられているため、保証期間内であればメーカーに問い合わせるのがおすすめです。もし、保証期間が過ぎてしまっている場合や保証期間が不明な場合は、水道業者や給湯器の設置業者に作業を依頼することがポイントです。

業者に修理を依頼する際におさえておきたいポイントは?

業者に修理を依頼する際におさえておきたいポイントについて押さえておきましょう。業者に修理を依頼する際には、なるべく詳しく現状を伝えておくことでスムーズに修理に取りかかれるでしょう。

主に、お湯も水も出ないのかということやお風呂場以外の水回りではお湯が使えるのかどうか、リモコンパネルにはエラーコードが表示されているかなどを調べた上で依頼するようにしましょう。

また、事前に現状を伝えられない場合でも、現地調査を依頼することで丁寧に不具合の原因を確認してくれます。その際に、自宅の給湯器の使用年数に関しても確認しておくと、今後の修理や交換のタイミングを把握できます。

まとめ

この記事では、お風呂のお湯が出ない原因や対処法について解説しました。お風呂のお湯が出なくなってしまう原因は様々で、初めて経験する人はどう原因を突き止めて対処すればいいのかわからない人がほとんどです。

お風呂のお湯が出なくなってしまった際には、まず自力で確認できる範囲で対処して、必要に応じて業者へ修理を依頼するような手順が理想です。

自宅の給湯器の耐用年数や蛇口周りの汚れをこまめにチェックし、快適な入浴環境を維持できるように心がけましょう。

なら水道職人 0120-492-315

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