水のコラム

洗濯機の排水口つまりを直すには?原因や予防法も知って綺麗な状態を保とう

2022年10月16日  水回り

洗濯機の排水口つまりに困った経験はありませんか?家庭の水回りには、数多くの排水口が設置されており、それぞれこまめな掃除してキレイな状態を保つことが大切です。洗濯機の排水口も同様に、こまめに掃除しなければ汚れが溜まってしまいます。

しかし、洗濯機の排水口はあまり目につかない場所でもあるため、そのまま放置している人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、洗濯機の排水口つまりを直すための原因や予防法を知って、綺麗な状態に保つ方法について解説します。

洗濯機の排水口つまりが起こる原因

洗濯機の排水口がつまるトラブルには、いくつか原因が考えられます。それぞれの原因を把握しておくことで、自宅で発生している排水口つまりの原因を明確にできます。
 
では、主にどのような原因が考えられるのでしょうか?ここでは、洗濯機の排水口つまりが起こる原因について解説します。

掃除せず放置している

これは、定期的に掃除している人にもしていない人にも当てはまるような原因です。洗濯機の排水口は床や壁に近く、掃除する際には洗濯機を動かす必要があるため、気軽に掃除しようとしてもしにくい点があります。

洗濯機の排水口は、排水ホースとつながっており、固定されています。そのため、取り外すのも労力がかかるため、長期間放置されやすい場所です。

また、ドラム式洗濯機を導入している家庭では、モデルによって洗濯機の下に排水口が入りこんでいるケースもあります。このような場合は、数十キログラムある洗濯機を持ち上げて動かす必要があるため、女性一人ではなかなかできません。

不純物が原因

洗濯機から排出される水には、洗剤が混じった汚水を始め、髪の毛や衣類の繊維など数多くの汚れが水に混じって排出されます。そのため、排水口にこれらの汚れが溜まってしまい、最終的にはつまりを引き起こしてしまいます。

また、洗濯機から排出される水の色が茶色く濁っている場合は、特に汚れが酷い状態です。このような場合は、排水口や排水ホース内に汚れがこびりついて蓄積されている可能性が考えられるため、素早い対処が必要になります。

犬や猫などのペットを飼っている家庭でも人間の髪の毛と同様、動物の毛が衣類に付着したまま洗濯することで、それがつまりの原因となってしまいます。

洗濯機の排水経路にトラブルが発生している

洗濯機の排水口つまりは、ほとんどの場合排出される水によって発生しますが、洗濯機の内部の排水経路においてトラブルが発生するケースがあります。

洗濯機で脱水やすすぎをしている際、洗濯機内の水の通り道が悪くなると、洗濯機のパネルに警告音とともにエラーが表示されます。この場合は、排水口のつまりではなく洗濯機自体にトラブルが発生しています。

少量の水で洗濯している時に起こりやすい現象ですが、自力での対処が困難なため、専門の修理業者に依頼する場合がほとんどです。

排水ホースなどの凍結が原因

寒い地域や冬場を迎えると、排水トラップや排水ホースが凍結してしまうケースがあります。この場合は、ゴミや汚れによるつまりではなく、排水ホースや排水トラップ内の残留水が凍結することが主な原因です。

排水ホースや排水トラップが凍結している場合は、洗濯機のパネルでエラーが表示されるケースがありますが、寒いシーズンは、使い始める前に状態を確認しましょう。

洗濯機の排水口つまりが起こると考えられるトラブル

洗濯機の排水口つまりが起こると考えられるトラブルについても押さえておきましょう。洗濯機の排水口つまりが発生した際には、なるべくスピーディーな対応を取らないと症状が悪化してしまう恐れが考えられます。

まず、洗濯機の排水口がつまってしまうと、排水口から水が溢れ出してしまう可能性があります。排水口から水が溢れ出すことで排水口のつまりに気づきますが、洗濯機周辺の床が水浸しになってしまい、掃除が余計に大変になります。

また、排水口から異音がしている場合も洗濯機の使用は十分注意しましょう。洗濯機の排水口つまりが発生している場合は、ボコボコという普段聞き慣れないような異音が聞こえてくることがあります。

さらに、洗濯機の排水口つまりが発生してしまうと、洗濯機がストップしてエラーが表示されてしまいます。エラーが表示される際の警告音やエラーコードは、メーカーによって異なるため、説明書をよく読み返して確認しておきましょう。

エラーが表示される場合は、排水ホースに不具合が生じているか洗濯機の使い方を見直す必要性があります。通常、排水口で排水できる水量を超えた分量の水を使用している場合も、排水口つまりは起こりやすくなります。

洗濯機の排水口つまりを直す手順

洗濯機の排水口つまりは、自力で直せます。しかし、必要な道具を揃えて洗濯機を軽く移動させる必要があるため、状況に応じて知り合いに手伝ってもらうなどして対応しましょう。

まず、洗濯機を移動させて排水口がしっかり見えるようにします。洗濯機を動かさなくても排水口が見えている場合もありますが、作業しにくい場合もあるため、なるべく動かしてからの作業がおすすめです。

排水口が見えたら、洗濯機と排水口をつないでいるエルボと呼ばれるパーツを取り外します。ネジで固定されているケースがほとんどなので、ネジを緩めながら取り外しましょう。

エルボを取り外すと、下水などの逆流を防ぐ排水トラップが出てきます。この排水トラップに髪の毛や衣類の繊維がこびりついている場合が多いので、ゴム手袋を着用して手で取れる範囲のゴミはここで取り除きましょう。

手で取り除きにくいゴミは、小さいブラシでこするなどして除去しましょう。排水トラップの汚れは、このような方法で対処できますが、そのさらに奥の排水口にも注目する必要があります。

排水トラップの汚れを除去しても、排水口の内部で汚れが蓄積されている場合も考えられるため、パイプクリーナーなどの薬剤を使用して対処するのがおすすめです。パイプクリーナーを使用しての掃除は、数十分放置して最後に洗い流すだけの手軽さが魅力です。

洗濯機を元に戻す際には、パーツの接続をしっかり行わないとまた水が漏れてくる可能性があるため、正しい手順で元に戻しましょう。

洗濯機の排水口つまりを予防する方法

洗濯機の排水口つまりを予防するには、日頃から意識してお手入れをしておくことが大切です。まず、定期的に洗濯槽を洗浄しておきましょう。洗濯槽には、水アカや洗剤の残りなどが溜まりやすく、放置していると頑固な汚れとして残ることで掃除しにくくなってしまいます。

また、排水ホースの交換も検討しましょう。洗濯機を使用する頻度によって消耗するスピードも異なりますが、比較的使用回数が多い場合は、半年に一度のペースで交換しておくのがおすすめです。

まとめ

この記事では、洗濯機の排水口つまりを直すための原因や予防法を知って、綺麗な状態に保つ方法について解説しました。洗濯機の排水口は、その構造上掃除しにくい場所です。だからこそ、汚れを放置しやすくトラブルの原因になりやすい場所です。

掃除しにくい場所ではありますが、日頃から意識してメンテナンスしておくことで、排水口掃除にかかる労力を大幅に削減できます。この記事を参考にして、排水口つまりを引き起こさないための習慣を身につけてみてください。

なら水道職人 0120-492-315

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