水のコラム

お風呂の臭いはDIY(自力)で対処できる? 風呂釜の上手な掃除術

2021年09月23日  お風呂のお掃除

お風呂の排水口や風呂釜の掃除は大変です。
しかし、それらをさぼると下水臭や腐敗臭が発生します。
お風呂の換気扇につくカビにも注意しなければなりません。

ただし、お風呂の掃除は適切にすれば、業者に依頼しなくてもDIY(自力)で対応できます。風呂場の掃除を自分でしっかりして、快適なお風呂環境を作りましょう。

風呂場で下水や腐敗臭がしたら排水口や排水トラップをチェック

風呂場で下水臭や腐敗臭がしたなら、排水口をチェックしてみてください。
排水口は風呂場の汚水を流す役割を持っています。
流れた汚水は排水管を通り、下水の本管につながっています。
風呂場で下水臭や腐敗臭が気になったら、排水口の掃除を怠っていないか振り返ってみてください。

排水口には排水トラップという、排水管から下水臭や腐敗臭や害虫が上がってくるのを抑える役割を持った仕組みが設けられています。
排水トラップの中には、封水と呼ばれる一定量の水が溜まっていて、ふさいでいるのです。
しかし、排水トラップに問題が起きて封水が漏れていたり乾いていたりすると、防臭機能が正常に働きません。

単純に排水口を掃除していなかったことで、汚れが溜まっていても悪臭は生じます。
排水管に異物が流れないようにするヘアキャッチャーには、髪の毛や石鹸カスなどの油分についた雑菌が増殖し、ヘドロができている場合が多いです。
汚れていると悪臭が生じるため、排水口の掃除をするだけで問題が解決する場合もあります。

換気扇のカビや換気不足も臭いの原因だから徹底的な掃除を

風呂場はカビができやすい環境です。
忘れずに掃除をして換気扇を回してもカビが生えるなら、換気扇をチェックしてみてください。

フィルターが汚れて目詰まりを起こしていたら、換気機能が低下しています。
換気扇のホコリにカビが入っていれば、カビを風呂場に撒き散らしていることになるため注意が必要です。

換気扇のフィルターだけの掃除なら簡単です。
シロッコファンを外せない、外したくても壊してしまいそうで怖くてできないというなら、フィルターだけでも掃除してください。
換気扇のフィルターを掃除しようとする際は、最初に風呂場を乾燥させます。
換気扇は天井付近にあるため、椅子に上がって作業する場合に転倒するリスクがあるからです。
作業を始める際は、換気扇の電源を切っておきましょう。

はしごや椅子に上がって、換気扇の化粧パネルとフィルターを外してください。
ネジが付いているなら、それをドライバーでゆるめると、化粧パネルとフィルターが取れます。
製品の中にはつまみを引っ張る、または下に引く、もしくはパネルをスライドさせるだけで取れるタイプもあるため、取り外し方を事前にチェックしておくといいでしょう。

外した化粧パネルやフィルターについているホコリは、掃除機を使うと楽に取れます。
それから、お湯と中性洗剤を混ぜたものを含ませてしぼった雑巾で、拭いてください。中性洗剤の代わりに重曹でも大丈夫です。
定期的に掃除をすると、換気扇のカビは発生しにくくなります。

風呂釜の汚れは水道水や皮脂、水垢、入浴剤が原因

風呂釜の主な汚れは、水道水や皮脂や水垢や入浴剤が成分です。
お湯を溜めると、濁っていたり色が変わっていたり、臭かったりする場合があります。
お湯にぬめりまであれば、風呂釜の掃除不足である可能性が高いです。

配管が汚れると、そこに細菌も生じて、追い焚きをすると汚れが出てきます。
お湯の温かさが菌の増殖する要因となっており、衛生的に問題があります。

風呂釜の掃除は、市販の風呂釜用洗剤や酸素系漂白剤を使い、ゴム手袋をして行ってください。
配管の穴の5センチから10センチ上まで水を溜めて、風呂釜洗剤を入れ、40~50度に設定して追い焚きをします。
最初からお湯だと追い焚き機能が十分に機能しないため、水を入れてください。

追い焚きをしたら、風呂釜用洗剤の説明書に書いている通りの時間で放置してから、排水します。
排水後も、すすぐために水を溜めて追い焚きをしてください。
最後は風呂釜のフィルターを外し、ブラシを使ってフィルターについているゴミを取り除きます。
1~2ヶ月に1度は掃除をすると、汚れのない風呂釜で入浴できて快適です。

排水口は重曹とクエン酸またはお酢と歯ブラシでキレイに

排水口や排水トラップが汚れていたなら、お風呂用洗剤や重曹とクエン酸かお酢を使ってキレイにできます。
排水口にはヘアキャッチャーや排水トラップがありますので、それらの部品を分解して歯ブラシを使って擦ると汚れがスムーズに落ちます。
ヘアキャッチャーに溜まっていた髪の毛やヘドロは排水口には流さず、新聞紙に包んでゴミ箱に捨てます。

ゴミを取り除いたら、浴室用の洗剤か重曹とクエン酸を使って洗いましょう。
浴室用洗剤には酸性と中性、アルカリ性があります。
軽い汚れには中性洗剤が適し、黒カビや皮脂汚れにはアルカリ性洗剤、水垢や石鹸カスには酸性洗剤が適します。

浴室用洗剤を使用するときは、その刺激性を甘く考えずに、必ず窓を開けて換気をしてください。
洗剤は混ぜて使わないようにしましょう。
特に、カビ落としに使われる塩素系洗剤と酸性洗剤を混ぜることは絶対にやめてください。
有毒ガスが発生して事故につながるからです。「混ぜるな危険」とパッケージに書かれていますので、説明書きをよく読んで使いましょう。

洗剤を使用したくないなら、重曹とクエン酸を使う掃除方法があります。
排水口に重曹ワンカップ程度を部品にも行き渡るように振りかけ、その上にクエン酸かお酢を振りかけてください。
泡が発生して汚れを浮かび上がらせて取り除きやすくなります。
ただし、塩素系洗剤を使ったら、クエン酸は使わないようにしましょう。クエン酸は酸性ですから、有毒ガスが発生します。

お風呂の水漏れ、詰まりなどのトラブルはしが水道職人まで

しが水道職人は、大津市、守山市、栗東市、甲賀市など滋賀県内全域で風呂のトラブルのほか、トイレやキッチン、洗面所などの水回り全般の修理を請け負っております。
水回りでお困りの際はぜひしが水道職人までご一報ください。

なら水道職人 0120-492-315

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