水のコラム

トイレの詰まりは何が原因で起こる?自分でできる対処法

2021年06月28日  トイレのトラブル

「トイレの水が流れにくい」と感じた場合は、トイレの排水管でトラブルが発生している可能性が非常に高いです。今回は、トイレの排水管が詰まった際に出る初期症状と、詰まりの原因となる主な物質、自分でできる詰まりの解消法などを解説します。

トイレの排水管が詰まったときに発生する症状とは

・水を流すとボコボコという音がする
水を流すと異音がするのは、音が鳴る場所に何かが引っかかっていて、そこに水が当たり音が発生しているためです。異物が水の流れを邪魔している証拠でもあります。実はこれは、水の流れがそれほど悪くならず、排水管詰まりの初期に見られる現象です。そのため見逃されがちですが、放置すると、詰まりがひどくなる恐れがあります。できればこの段階で、詰まりが発生している可能性に気が付きたいところです。

・排水がいつもより流れにくい
水を流した際に、便器内の排水が流れにくいと感じることがあります。この場合は排水管に何かが留まり、排水の流れを遮り、詰まりが発生していると考えられます。1~2時間後や翌朝にもう一度見てみて、水が減っている場合は、軽症の可能性が高いでしょう。

・便器内の封水の水位が普段より高い
こちらは、詰まりが悪化していると予想される症状です。下水の臭いが上がってこないように、便器内には常に一定量の封水が存在しています。ところが排水管に何かが詰まっていると、水の流れをせき止め、便器内に留まってしまうのです。排水が滞ったまま便器内への給水が続き水位が上がっていくと、汚水がトイレの床にあふれたり、あたり一面水浸しにしてしまったりすることもあります。できるだけ避けたい事態ですので、便器内の水位がいつもより高い場合は、注意が必要です。

トイレの排水管が詰まる原因は大きく4つ

トイレ詰まりを発生させるものには、大きくわけて、以下の4種類の原因物質が挙げられます。

・本来流せる水溶性のもの(大量のトイレットペーパー、お掃除シートなど)
水溶性で「流せる」と謳われている紙類でも、大量に使用した場合は要注意です。一気に大量のトイレットペーパーを流してしまうと、溶けるのが間に合わず、詰まりを発生させてしまうのは、当たり前の現象だといえるでしょう。

・不溶性の紙類(ティッシュペーパー、生理用ナプキンなど)
水に溶けるティッシュペーパーもありますが、水に溶けないティッシュペーパーをトイレに流すのが禁止なのは、基本中の基本です。生理用ナプキンを流してしまった場合は、排水管の壁に張り付くなどして、水分を吸収しながらその箇所に停滞することもあります。他の異物もそこに引っかかり、結果的に水流を妨げる存在となってしまいます。

・スマホや子どものおもちゃなど固形物
スマホや子どもの小さなおもちゃ、メガネなどを誤って便器内に落としてしまった経験がある人も多いでしょう。このような金属製やプラスチック製のものは、水に溶けません。そして、排水管の途中で水の流れを遮ってしまいますので、詰まりは悪化の一途をたどることもあります。

・猫のトイレ砂
ペットの汚物はトイレに流すことができますが、気を付けたいのは、汚物に付着しているトイレ砂です。猫を飼っている人はご存じだと思いますが、猫のトイレ砂は水に溶けず、尿の水分を吸収する構造をもっています。そのため、猫砂は時に排水管内に留まり、そこで水分を吸収し続け、ひどい詰まりへと発展してしまう可能性があります。

自分でできるトイレの排水管詰まりの解消法

大量のトイレットペーパーなど、水溶性のあるものが詰まりの原因だと考えられる場合は、お湯(40度~50度)の温度と水圧を利用する方法で対処します。洗面所や風呂場の蛇口からホースを伸ばすか、お湯をバケツに汲み、できるだけ高い位置から便器の排水口めがけて、お湯を一気に流し入れましょう。重曹や市販の洗浄剤を併用するのも効果的です。しばらく待ち、原因物質が溶ければ、詰まりは解消します。

不溶性の紙類が詰まっていると予想できる場合は、ラバーカップ(別称すっぽん)を便器の排水口に数回ゆっくりと押し当てて、原因物質を吸い出してみましょう。ラバーカップでも難しい場合は、ワイヤーブラシの出番です。ワイヤーブラシは、長いワイヤーの先にブラシが付いている掃除器具です。

便器の排水口から長いワイヤーを入れていき、先端のブラシ部分に異物を引っかけて取り出します。固形物を落としてしまった場合も、ワイヤーブラシが有効です。ワイヤーブラシはホームセンターで手に入れることができますので、いざというときのために、1つ所持しておくのもいいでしょう。

詰まりがひどいときは真空パイプクリーナーや高圧洗浄機におまかせ

ご紹介したすべての方法でも詰まりが解消しない場合は、真空パイプクリーナーや高圧洗浄機を使う方法にシフトしましょう。真空パイプクリーナーは、ラバーカップに真空ポンプが付いたものです。ラバーカップよりも強力な吸引力がありますので、トイレ詰まりには頼りになる存在です。高圧洗浄機はものを押し込み流し切り、詰まりを解消するという仕組みになっています。そのため、トイレットペーパーなど水に溶けるものが原因物質の場合は、効果的です。

トイレの排水管詰まりで困ったときは、なら水道職人までいつでもご相談ください

なら水道職人は、奈良市・橿原市・生駒市・大和郡山市・香芝市など、奈良県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。トイレだけでなく、浴室や洗面所、キッチンなど水回りのトラブルは何でも、なら水道職人にお問い合わせください。

なら水道職人 0120-492-315

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