水のコラム

洗面所が詰まってしまった時の対処法

2020年12月25日  洗面排水のつまり

「朝起きていつもの通り洗面台で顔を洗ったり歯を磨いたりしていたら、突然水が流れなくなってしまった」という経験をされた方もいるのではないのでしょうか。
完全にはつまっていなくても、水がゆっくりとしか流れず、流れる時にゴボゴボっと音がするといった症状が見られる時は要注意です。放置しておくとつまりが発生して、最悪の場合は水が逆流して洗面所が水浸しになってしまうこともあります。

洗面所の水の流れがいつもと違うと感じた時は、できるだけ早い段階で対処するようにしましょう。軽いつまりなら自分で直せることもあります。

洗面所のつまりの原因は?

1.髪の毛やヒゲ
洗面所のつまりの原因としてもっとも多いのが抜けた髪の毛やヒゲです。
人の髪の毛は1日に100本近く抜けることもあるため、洗面所で髪の毛を洗ったり洗面台の前でドライヤーを使ったりすると大量の髪の毛が抜けて排水口に溜まっていきます。
洗面所の排水口はお風呂やキッチンなどと比べると狭いので、たとえ細い髪の毛でも洗面所はつまってしまいます。

2.石鹸カスや洗剤カスなどによるヌメリ汚れ
洗面所では石鹸を使って手を洗ったり、歯磨き粉を使って歯を磨いたりしますが、石鹸や歯磨き粉には油を含んだ成分が使われているため、排水口や排水管に付着するとベタベタした状態になります。
その上から皮脂や髪の毛が付着すると雑菌が繁殖してヌメリが発生し、さらにその上から汚れが付着することで何層もの厚みを持った汚れとなり、つまりを引き起こします。

3.固形物
洗面所で歯を磨いている時に、誤って歯磨き粉のキャップを落としてしまったという経験がある人も多いでしょう。
家庭用の歯磨き粉の場合はヘアキャッチャーを通過するほどキャップは小さくないですが、試供品などでもらった歯磨き粉はキャップが小さいので場合によってはヘアキャッチャーを通り抜けて排水溝のなかでつまってしまうことがあります。

女性の場合はヘアピンやピアスなどにも注意が必要です。細長い形状のものは簡単にヘアキャッチャーを通過して排水トラップまで流れていってしまいます。
排水トラップには下水から臭いや害虫が上がってくるのを防ぐ役割がありますが、S字やU字の形状となっていて小さなものが詰まっただけでも水の流れが悪くなってしまいます。

洗面所がつまったらどうすればいい?

1.ヘアキャッチャーの掃除
つまりの原因が排水口にあるヘアキャッチャーに絡んだ髪の毛や石鹸カスなどによるヌメリなら、ヘアキャッチャーを掃除するだけでつまりを解消できます。
ヘアキャッチャーは簡単に取り外すことができるので、一旦取り外して歯ブラシなどを使ってきれいに掃除しましょう。

2.ストローでつまりの原因を掻き出す
つまりの原因となっている場所がヘアキャッチャーの少し奥で、排水口から届く範囲であれば、ストローを使うことでトラブルを解消できるかもしれません。
ストローの先端部分をハサミで切って鋭角にしたら、排水溝のなかにストローを入れてみましょう。

つまりの原因がやわらかいものであればストローの尖った部分で穴を開けることで水が流れやすくなりますし、引き抜く時につまっていた髪の毛やゴミも除去することができます。費用もほとんどかからないので、試してみて損のない方法と言えるでしょう。

3.重曹で排水管の汚れを洗い流す
つまりの原因が排水管全体にこびり付いた汚れならば、薬剤を使って排水管の汚れを洗い流すことが必要になります。
この際、パイプユニッシュなどの専用洗剤を使ってもいいですが、家庭に重曹があるならば重曹でもOKです。

重曹を排水口から振りかけて30分~1時間ほど放置しておくと酸性の油汚れとアルカリ性の重曹が化学反応を起こして汚れを剥がしていくので、あとはぬるま湯で流して汚れを流します。

洗面台や排水管にダメージがあるので、熱湯はNGです。重曹を使う時は同時にクエン酸やお酢をつかうと炭酸ガスの泡によって洗浄力がアップするのでおすすめです。

4.ラバーカップで吸引する
つまりの原因が固形物の場合は、ラバーカップを使うのが効果的です。
ヘアキャッチャーを外したら排水口に垂直にラバーカップを押し当ててその上からカップが浸るくらいまで水をためて真空状態にします。その状態で何度かラバーカップを押し引きすると空気の圧力によって固形物が移動して水の流れる道ができます。

自宅にラバーカップがないという場合はペットボトルでも代用が可能です。キャップを外したペットボトルの底をハサミで切り取り、その部分を排水口に密着させて水をはります。
その状態で飲み口の部分を手のひらなどで完全に塞ぎ、ラバーカップと同じ要領で上下に動かすと空気の圧力でつまりが解消されることがあります。

直らない時は無理をせずに専門業者にお願いしましょう

これまで紹介した直し方を試してみたけれど症状が改善しないという場合は、あまり無理をせずに専門の業者にお願いしましょう。

排水管を解体してみたはいいものの元に戻せなくなってしまったら大変ですし、自分では元に戻せたと思っていても実際にはきっちりと、はまっていなくて水漏れの原因になってしまうことがあるからです。そうなれば、本来は簡単な修理で済むところが大きな工事が必要になり、料金も高くついてしまいます。

「なら水道職人」は、奈良市を拠点とする、水道局から指定を受ける水道工事業者です。奈良市内はもちろんのこと、大和高田市や大和郡山市、天理市、桜井市など県内全域で水のトラブルの解決にあたっています。

24時間・365日対応で、急なご依頼にもスピーディーに対応させていただきます。見積もりを提示させていただいてから作業を行うので料金面でも安心してご利用ください。

なら水道職人 0120-492-315

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